コロナから学ぶ、将来親も子も必要となる自己管理能力

今年、新型コロナ感染症流行に伴い感染防止のため、仕事や教育など様々な場面で自粛や制限されたことが多々ありました。
お子さんがいる家庭でも、生活にかなりの変化があったのではないでしょうか。

そんな自粛生活の中で、親は在宅ワークへの変換、子どもはオンラインでの教育等を推進されました。
このような変化の中で、親も子も順応し、ライフスタイルを機能させていかなければなりません。

しかし生活が一変し、仕事とプライベートの切り替えができなかったり、教育においても勉強に集中できなかったり、怠けてしまいがちです。これでは親子共に、悪循環な習慣がついてしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか。

自己管理能力の必要性

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自己管理能力とは、一般的に「自分をどう律し、管理し、コントロールするかという能力」だとされています。例えば「明日早起きするために、夜はテレビを見るのをやめて寝よう」という具合です。

ほとんど家の中で仕事も教育も行うとなると、全て良くも悪くも自分の行動次第です。
そのため、この自己管理能力が必要となってくるのです。

時間管理

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遅刻が多い、よく寝坊するなど、時間にルーズな人がいます。このような人は「自分の時間の管理ができない」、つまり「自己管理能力が低い」と考えられます。以下のような特徴に当てはまる人は、時間管理が苦手だといえます。

・つい夜更かししてしまう
・朝、なかなか起きられない
・待ち合わせに遅れることが多い
・ついだらだらと残業してしまう
・納期はいつもギリギリか少しオーバーしてしまう
・時間についてあまり意識していない

時間管理ができている人は、単に決められた時間を守るだけではなく、その時間の中でどれだけ効率よく動けるか、そのためにはどうすべきかを考えています。

モチベーションの管理

長く同じような仕事をしていると、モチベーションが低下したり、自分を見失ったりすることがあります。なかなか目標が達成できない、目標を達成しても十分な達成感が得られない、評価されていないと感じるなど、さまざまな原因でモチベーションは低下します。

自己管理能力が高い人は、目先の小さな目標だけではなく、それを積み重ねた先にある大きな目標を見据えています。そのため、目標を見失ってモチベーションが低下するということがありません。

健康管理

現時あの体調や健康は必ずしも自己管理能力と相関関係があるわけではありませんが、たとえば、自己管理能力が高い人なら自分を律して間食を控え、食事もほどほどにし、適度な運動をするので「健康体を手に入れられる」ということになります。

これ以外にも、甘いものをやめられない、ストレスをうまく発散できない等といったことも、健康管理に含まれています。自分を律し、コントロールすることで健康・体調を維持し、仕事や学業において高いパフォーマンスを発揮するのです。

自己管理能力を高めるには

達成可能な小さい目標を設定するいきなり「起業して10億円稼ぐ」や「東大に入る」などの大きい目標を立てても、どうすればできるのかもわからず、挫折してしまいます。大きい目標を設定したら、まずはそれを小さく分けて、必ず達成できるレベルにしてから実践していくことです。

また、目標を立てるときには、「その目標を達成したら何が得られるか」を意識してみましょう。目標を達成してどうしたいかということです。旅行をするでも、欲しいものを買うでも構いません。目標を達成するのが目的ではなく、達成してどうしたいかを考えてみましょう。こうすることで、目標に対してモチベーションを高いレベルで維持できると考えられます。

そうやって設定した目標は、必ず紙やノートに書いておきましょう。自分の手で書き、見えるところに置くことで、しっかりと目標を認識できるようになります。

予定を立てる

小さい目標を立てたら、それを達成するにはどうすればいいか、そのためにはどのように行動すればいいかを考えて、予定を立ててみましょう。予定をしっかり消化することができれば、自然に目標達成に近づいていくはずです。予定どおりに動いているのに目標が達成できないなら、目標が大きすぎるか、小さい目標の立て方が目標と合っていないかのどちらかでしょう。

行動を記録する

予定を達成するためにどうしたか、達成できなかった場合、なぜ達成できなかったのかについて、記録を取っておきましょう。行動や結果を記録してデータを蓄積することが「管理」につながっていきます。
日記帳に1日の振り返りを書くのでも良いでしょう。

さいごに

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新型コロナ感染症が世界中に広がっている中、今後人々はそれらと共存して生きていかなければならないと言われています。
だからこそ、今できることや学ぶべきことがあるのではないでしょうか。

家で過ごす時間を有効に活用するかどうかが、今後の未来を左右してきます。
一人一人がそれを意識し、変化に順応する力を培っていきましょう。

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