2019年9月、10月に相次いで台風15号や19号、豪雨によるすさまじい災害が、関東を中心に起こりました。
我が家が住んでいるのは、とくに台風15号による強風被害と停電、10月の豪雨による冠水の被害が大きかった地域です。
本当に幸いなことに、我が家はいずれの災害のときもほとんど被害がありませんでした。
しかし友人の中には、被害を受けてしまったお家もあります。

ここでは、我が家の体験や友人の話をもとに、今回対策したことや困ったことを、お伝えしたいと思います。
台風や豪雨への対策なので、災害が起こることをある程度予測できる前提での話になります。
地震など予期せぬ災害時には通用しないこともありますが、「こういうこともあるのだ」と知っていただき、少しはお役に立てたら幸いです。

停電の対策をしておく

災害時にまず心配になるのが、停電ではないでしょうか。
地震による停電は予測できませんが、台風による停電の可能性は、気象予報などから予測することができます。
停電するかもしれないと思ったら、なるべく先にいろいろ済ませてしまいましょう。

ガソリンは残り半分になったら給油しておく

日頃から「車のガソリンは半分になったら給油する」と習慣づけておくとよいでしょう。
自衛隊の隊員の方たちは万が一の事態に備えて、常にガソリンを半分以上にしておくそうです。

台風15号による大規模停電のときは家の冷房がつけられないので、エアコンが効く車の中で寝泊まりした、という人が多くいました。
そのためガソリンスタンドは常に満車状態、ガソリンが売り切れたり給油制限があったりしたそうです。
それ以外にも、食料や水を求めていつもよりも遠くまで買い物に出かけるなど、停電時には何かとガソリンを使います。

先にお風呂と洗濯を済ませる

とくに夏場で汗をたくさんかいている、小さい子どもがいるなら、先にお風呂に入ってしまいましょう。
我が家は15時半くらいに、子供と一緒にお風呂に入りました。
湯温を熱め、湯量を多めに設定しておけば、ほかの家族が入浴するときに万が一停電していたとしても、追い炊きしなくて済むかもしれません。
湯量も増やしておけば、シャワーが温水にならなくても湯船のお湯が使えますし、断水対策にもなりますね。

あわせてその日の洗濯も済ませておくと、安心できます。
停電したら洗濯機も使えません。
コインランドリーも停電している可能性があります。
営業していたとしても、同じように停電中の家庭で混雑して、全然順番が回ってこないということもあります。

しかし我が家の場合、洗濯機を回している最中に停電してしまいました。
洗濯機のふたがロックされたままで開かず、オロオロ。
幸い30分ほどで停電が復旧してくれましたが、危うく強行突破でふたをこじ開けるところでした…。

そのため、停電に備えて洗濯しておくことは「絶対にやるべき!」とはいえません。
しかしコインランドリーが使えないこともあるので、我が家では停電の可能性があるときには、今後も先に洗濯も済ませておくつもりです。

冷蔵庫、冷凍庫のものをなるべく調理・消費しておく

停電時には冷気が逃げないように、冷蔵庫はなるべく開けないようにすると聞きます。
しかしとくに夏場は、それでもすぐに冷蔵庫内の温度は上がってしまうのです。

「冷蔵庫は開けない」には限界があると、台風15号のときに友人から聞きました。
台風15号により大規模な停電が発生したのは、まだ9月の残暑が厳しい時期。
停電した友人宅も、冷蔵室も冷凍室もなるべく開けないように、開け閉めは必要最小限にしていたそうです。
それでも猛暑の中では、冷蔵庫の中身はすべてダメになってしまいました。

停電時に備えておきたい食品は、乾麺やレトルト、栄養補助食品、野菜ジュースなど。
乾麺は細麺のパスタやそうめんなど、茹で時間が短いものがオススメ。
常温保存ができるものがとても便利だと、実感したそうです。

台風が近づいているなど、停電の可能性があるとわかっているなら、ペットボトルを何本かあらかじめ凍らせておくと冷蔵庫内の冷気が長持ちします。

もし時間と余力があるなら、冷凍している肉や魚、余っている野菜は全部作り置きにしてしまうという方法も。
いつもよりも濃い目に味つけをしておくと長持ちするし、停電になってもすぐに食べられるので、便利ですよ。

子どもをお迎えに行くなら、早めに!

非常時に学校や幼稚園に子どものお迎えに行くときは、指定された時間よりも早く行けることもあります。
先生方の判断が、必ずしも100%安全であるとは限りません。
親自身が「これはもっと早く迎えに行ったほうがよいのでは?」と不安に感じたら、その気持ちに従ったほうがよいときもあるでしょう。

10月の豪雨のときは、市内の幼稚園や小学校は早々に引き渡しとなりました。
学校からの連絡では「○時から引き渡しを行います」とのことでした。
もちろん先生方は、気象予報を参考にその時間を指定し、最善の策を尽くしてくれているのだと思います。

しかし指定の時間は、実際は道路の冠水ギリギリ!
あとから知りましたが、指定の時間よりも1~2時間早くお迎えに行った保護者も、何人もいたそうです。

あらかじめ幼稚園や学校に連絡をしたほうが、もちろんよいでしょう。
しかし非常事態のときには、電話がつながりにくくなっている可能性もあります。
早め早めの行動を心がけてください。

我が家のあってよかったもの

日頃から防災対策をしているご家庭もあるでしょう。
我が家でも、ひと通り防災用品をそろえていたつもりです。
今回の災害で「やっぱりあってよかった」「こんなものも役に立った」と感じたものをご紹介します。

電池

やはり電池は、なくてはならないものの一つです。
我が家で重要だったのは単2、単3電池でした。
LEDの懐中電灯はもちろん、重要なのは当時4歳の息子のプラレール。
停電で不安なときだからこそ、いつものようにプラレールで遊んでいることが、心を落ちつけるために必要でした。

大きなレジ袋

スーパーでもらう大きなレジ袋があると、何かと使えて便利です。
今回は、下水が逆流したときの「水のう」として大いに役立ちました。

豪雨のときに付近の道路が冠水し、キッチンとトイレの下水が逆流しました。
あふれるほどではありませんでしたが、ゴボゴボと音を立てて茶色の水が湧き出てくる事態に。
そこで、レジ袋に水をためて口をきつくしばり、即席の水のうにしてあふれ出る上から栓をしたら、しっかり逆流を防いでくれましたよ。
本当にレジ袋で大丈夫かと不安になるかもしれませんが、全然問題ありません。

ジッパーつき袋

耐熱性のジッパーつき袋が、停電中の調理で役に立ちました。
我が家はガスコンロなので停電時にも使えるのですが、換気扇はつかないし、暗い中で火を使うのが怖かったので、なるべく調理はしたくありませんでした。

我が家では先述のとおり、停電が起こる前におかずを作り置きしていました。
それらを湯せんするときに、種類ごとにジッパーつき袋におかずを入れれば、一気に温めることができます。
冷凍ごはんもふっくら。

フライパンに移して一つ一つコンロで直接温めてもいいのですが、それではいちいちフライパンを洗わなくてはなりません。
時間がかかるし、いつ断水になるかもわからない中では、効率のよい方法とはいえませんでした。

あればよかったと後悔したもの

こんどは逆に、「備えていればよかった」と後悔したものをご紹介します。
「なくても何とかなるかな」と甘く考えていましたが、あるのとないのとでは大違いでした。

ソーラーパネルつきのランタン

停電用に我が家で備えている明かりは、懐中電灯のみでした。
懐中電灯は何本かあるので、「それで十分かな」と安易に考えていたのです。

しかし実際は、リビングでは懐中電灯の明かりは物足りず、子どもたちは余計に心細く感じていました。
ランタンがあれば、もっと広範囲を明るく照らすことができます。

後日ソーラーパネルで太陽光発電ができるランタンを、ネット通販で購入しました。
ソーラーパネルでも手回しでも充電できるタイプなので、電池が不足していても心配ありません。
懐中電灯よりもはるかに明るく、これなら子どもたちも安心できるでしょう。

2回分以上充電できるモバイルバッテリー

停電時にはスマートフォンの充電も問題になりますね。
我が家には、数年前から使っているモバイルバッテリーがあります。
充電に時間がかかるものの、充電はできるので問題ないと考えていました。

しかし実は我が家のモバイルバッテリーは1回分、主人と私のどちらかしか充電できないんです。
少なくとも2回はフル充電できる、モバイルバッテリーが必要だと実感しました。
こちらも後日、手に入れました。

終わりに

この記事を書いている2019年12月現在でも、10月の豪雨災害の影響は市内のあちこちで残っています。
災害ゴミの搬入についての防災放送は毎日流れ、近隣の「災害ゴミ搬入場所」には、水に浸かってダメになった家財道具などが、いまでも山積みです。
いまだに営業再開できない店舗もあります。

災害はいつ起こるかわかりませんが、予期できること、備えておけることがあれば、どんどん準備しておくことが大切だと実感しました。

今回の記事は「ある程度予測できる災害」に対するものなので、役に立たないこともあるかもしれません。
しかし我が家の体験が、少しでもお役に立てられれば、うれしく思います。

我が家にある「頭のいい子を育てるおはなし366」という本。長女が4歳のときに買いました。
いろんなお話が載っていて、すっかりハマったこの本について、ご紹介します。

書店で目につき、即購入

「なにっ?頭のいい子を育てる、だって!?」
近所の書店で目に留まったこのタイトル。

手に取ってみると1日1ページ、1話ずつ読んでいくというもの。
中にはいくつか、1~3まで3日かけて読むお話もあります。

本にはあらゆるジャンルのお話が載っていました。
日本・世界の童話や名作、伝記、詩、なかには落語話なんかもあり、とってもおもしろそう!

当時4歳、幼稚園の年少さんだった長女にはまだ早いかな、とも考えました。
でも長女は絵本を読むのが好きだし、寝る前に絵本を読む習慣もあるからと、試しに買ってみることに。
「いろんな話が載っているから、どれかにはハマってくれるだろう」と期待して。

飽きない工夫がたくさん

366日分もあると、さすがに飽きてしまいそうですよね。
本には子どもでも飽きない工夫がありました。

シールを貼りたくてどんどん読みたがる

本を開いてまず目に留まったのが、「読んだよカレンダー」。
読んだらその日の日付けのマスに、シールを貼っていきます。

1月は羽子板のはね、2月は雪の結晶というように、シールは毎月ちがうデザイン。
どの月にも特別なハートのシールがついていました。

シールが好きな長女は、夢中で貼っていました。
読みたくて貼るのか、貼りたくて読んでいたのか、どっちだったのでしょうね。

どんなお話かわかりやすいアイコンつき

本の各ページには、「ゆかいなお話」「かなしいお話」などと記載され、ジャンル分けがされています。
ジャンル別のアイコンも、一緒に描かれていました。
わかりやすいアイコンのおかげで、字が読めない小さな子どもでも、それがどんなジャンルの話なのかが分かりやすくなっています。

「やった!今日はしあわせな話だ」
「明日はためになる話だけど、ちがうお話がいいな」
と、その日に読むお話を自由に決めていました。

「こわい話」をたて続けに読みたがった時期があり、こちらが心配してしまったこともあります。

1話1話は短くてすぐに読み終わる

各話はどんな話でも1ぺージにまとまっていて、ゆっくり読んでも5分ほどで終わります。
子どもがその話に飽きることなく、読み終わることができる量に収められているのです。

長い話は3日分にわけてあります。
3日分一気に読むこともあれば、翌日につづきを読むはずが別の話を読みたがり、そのまま忘れることも。

知っているお話でも、結末がちがうことが!

書店の児童向けコーナーに置いてある絵本は、ハッピーエンドであることがほとんどですよね。
でも、この本に載っているお話は、原作のまま。
ハッピーエンドにはならないお話もあります。

たとえば誰もが知っている「赤ずきんちゃん」。
グリム童話では最後、おばあさんと赤ずきんちゃんは猟師に助け出されます。
それがこの本では
「赤ずきんちゃんに飛びかかって、頭からむしゃむしゃと食べてしまいましたとさ」
という結末。

恐ろしい結末に、読んでいるこちらのほうが、子どもの反応が気になってドキドキ…。
でも長女はというと、「むしゃむしゃ」という表現がおもしろかったようです。
「頭をむしゃむしゃ食べるって、なんだよー!」と、笑っていました。

我が家で何回も読んだお話を紹介します

たくさん話が載っていますが、何回も読みたがる話、全然読もうとしない話とさまざまでした。
そのなかで長女が気に入っていた話を、いくつかご紹介します。

すずの兵隊

アンデルセン童話のこちらは、すずでできた兵隊さんと、紙でできた1本足の踊り子のお話。
一度は引き離されながら再会するも、最後はストーブの火に熔かされてしまいます。
ストーブの灰にのなかには、ハート形のすずのかたまりがありました。

挿絵の踊り子がかわいくて、長女は気に入っていました。
すずという金属がストーブの火で熔ける、とはどういうことか、4歳児への説明に苦労しました。

毒のナシ

お寺の木になった食べごろのナシを、ひとり占めしたい和尚さんと、どうしても食べたい小僧さん。
ナシをめぐる頭脳戦を制したのは…?
ほかにも和尚さんと小僧さんの攻防戦の話が、いくつか収録されています。

この話のあと、弟にお菓子を取られたくない長女は、お菓子を「毒だよ、食べちゃダメ」と言っていました。

わたしと小鳥とすずと

Eテレ「にほんごであそぼ」のなかで、メロディーに乗せて歌われていた詩です。
長女も本を見ながら歌っていました。
「みんなちがって みんないい」
の部分は、小学生になった現在、とくに言い聞かせたいフレーズに思います。

モンシロチョウの一生

ファーブル昆虫記から、長女が好きなチョウチョのお話。
春にひらひら飛んでいるチョウチョが、どのように一生を過ごすのか。
4歳には、ちょっとまだ難しいお話でした。
アオムシがチョウチョになるには、大変なことがたくさんあるんだということはわかったようです。

まだまだ読んでいない話がたくさん

一時期はとてもよく読んでいた、こちらの本。
じつは1年どころか半年も経たずに、飽きてしまいました。
でも3,4か月くらいは、わりとよく読んでいたと思います。
買ったときの予想よりもよく読んでくれたので、それで十分ということに。

そのままお蔵入りになったわけではありません。
いまでもたまに、引っ張り出してきます。
漢字にはフリガナがふってあるので、一人で黙々と読んでいます。

4歳のときには意味が分かっていなかった話も、いまではわかる、というものもあるようです。
とくにナイチンゲールなどの伝記がお気に入り。
「読んだよシール」も、少しずつですが埋まっていっています。

いろんな話に出会えるこちらの本。
図書館などで、自分からは手に取らないような話もたくさんあり、新しい発見にもつながります。
今夜はどの本を読もう、と迷うこともありません。(どの話にしよう、はありますが)

図書館や書店で見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。

 

「頭のいい子を育てるおはなし366」
主婦の友社

朝バタバタと幼稚園の送迎を終えたあとに、コーヒーを飲んでホッと一息。
至福の時間です。

常備しているのは、自家製の水出しコーヒー。
ブラックコーヒーが苦手なわたしでも、すっきり飲めてしまうおいしさです!
ドリップコーヒーと比べると、水出しコーヒーに入ってるカフェインは少ないんですよ。

家庭で手軽にできる、水出しコーヒーの作り方をご紹介します。

水出しコーヒーとは?

最近私は「コールドブリューコーヒー」ともよばれる、水出しコーヒーがお気に入りです。
従来のドリップコーヒーは熱いお湯でサッと抽出するのに対し、水出しコーヒーは冷たい水で長時間かけて、ゆっくりゆっくり抽出します。

水で抽出すると、コーヒーの苦みやエグみを抑えられるので、すっきりおいしいコーヒーになるんです。

水出しコーヒーの作り方

我が家でいつも作っている、水出しコーヒーの作り方をご紹介します。
とてもかんたんにできますよ。

水出しコーヒーの作り方

茶葉用のパックか、フィルター付きのボトルを用意してください。

我が家で使っているのは、フィルター付きのボトル。
ホームセンターで、1000円ちょっとだったと思います。
茶葉用のパックなら、ご家庭の麦茶用などのボトルがそのまま使えます。
1Lのボトルでは、パックは1枚だと足りないので、2、3枚準備してください。

水1Lに対して、コーヒーの粉は70~100g。
好みによって、濃さを調節してください。

付属のフィルターか茶葉用パックにコーヒーの粉を入れて、ボトルに入れます。
水を入れてそのまま冷蔵庫へ。
8時間ほどで完成!
前の晩にセットしておけば、翌朝には飲めますよ。

水出しコーヒーは味が落ちにくく、冷蔵庫で数日間保存できます。

ホットで飲みたいときには、耐熱のマグカップに入れて、電子レンジで温めてください。
ドリップコーヒーとは、また違った味が楽しめます。

水出しコーヒーに適したコーヒーはどれ?

アイスコーヒーには、「中粗挽き」の粉が向いているといわれます。
ミルクを入れてカフェオレ飲むなら、コクがあって酸味が少ないタイプがオススメ。
また、ちょっと割高ですが、「アイスコーヒー向け」「水出しコーヒー用」という粉も売っています。

我が家でいつも買っているコーヒーは、いつものスーパーで売っている粉。
100gあたり100円前後の、お安いものです。

恥ずかしながら、わたしも夫も味の違いがそんなにわからないタイプ。
あまり種類は気にせず、通常のドリップコーヒー用の中からそのときに安いもの、目についたものを買っています。

お気に入りの銘柄がある方は、ぜひそちらを使ってみてください。

水出しコーヒーを作るときの注意点

水出しコーヒーを作るときは必ず、ミネラルウォーターや浄水器の水を使ってください。
水道水そのままでは、塩素が残っているために、エグみが出てまずくなってしまいます。
風味のよい水出しコーヒーのためには、塩素を除いた水を使うことが大切です。

また水出しコーヒーにはあっさりめに仕上がるので、中~深入りの豆がオススメですよ。

水出しコーヒーに含まれるカフェインについて

水出しコーヒーのカフェインは少ないといわれますが、どれくらいなのでしょう?

水出しコーヒーのカフェイン量は、ドリップコーヒーの1/3

一般的なドリップコーヒーに含まれるカフェインの量は、1杯あたり150mgほど。
同じ量の水出しコーヒーに含まれるのは、58mgほど。
だいたいドリップコーヒーの1/3なんですね。

また、カフェインの含有量は、コーヒー豆の焙煎の具合によっても変わります。
浅入りよりも深入りの方が、焙煎中にカフェインが揮発していくので、含有量は少ないです。

水出しコーヒーはカフェイン少なめだから、寝る前や子どもにも安心

我が家の長女は、カフェオレが好き。
わたしや夫が飲んでいると、かならず「ちょっとちょうだい!」とやって来ます。
そのたびに「子どもにコーヒーをたくさん飲ませるのは、どうなんだろう」と気になっていました。
だからといってあげないと、いつまでも「ちょうだい」とうるさいし…。

水出しコーヒーならカフェインの量が少ないので、飲みすぎなければ子どもにも安心です。
長女はあまり牛乳が好きではないのですが、水出しコーヒーでカフェオレにしたら、毎朝飲んでくれるようになりました。

わたしも晩ご飯のあとに、ちょっとカフェオレを飲みたくなることがあります。
水出しコーヒーなら、寝る前に飲んでも眠れなくなることがありません。

ほかにもできる、水出しドリンク

コーヒーのほかにも、紅茶や緑茶などでも水出しドリンクが作れます。
作り方はコーヒーと同じ。
メッシュフィルターや茶葉用のパックに、お好きな茶葉を詰めて一晩放置すれば、完成。

我が家はときどき、紅茶や緑茶の茶葉をもらうことがあります。
でもめ面倒くさがりなため、毎回ティーポットで淹れるということは、来客があるときくらい。
そのため、あまり消費しないまま古くなってしまいます。

でも水出しドリンクにすれば、手軽にすっきり飲めるし、茶葉も消費できるので、一石二鳥。
ドライフルーツや花が入ったおしゃれな紅茶など、風味がとてもよくてオススメですよ。

今回は、わたしのホッと一息つけるコーヒータイムについて、ご紹介しました。
家事や育児の合い間に、ぜひためしてみてください。

ママを悩ます「あれ取って」

食事をしているときやお風呂から出たとき、朝着替えるときなどに子どもに「ママ、スプーン取って!」「バスタオルが届かない」「この靴下じゃイヤ!」などと、たびたび呼ばれることはありませんか?
幼稚園の準備も、毎日同じことをやるのだから、自分でやってくれれればいいのに。
お迎えから帰宅するたび、そう思っていました。

何か作業をしていても呼ばれるたびにその手を止めて、子どもの要求に応えるのは大変です。

我が家もそうでした。
一日中何かしら呼ばれるので、家事もろくに進まなかったり、食事も落ち着いてとれなかったり。
ときにイライラしてしまうことも、何度もありました。

子どものモノは子どもの手が届く位置へ

どうすれば、子どもにあれこれ取ってと言われないかな。
子どものものが手が届くところにあれば、もうあれ取ってこれ取ってと言われないのでは?と考えました。
そこで、子どもの食器やお風呂あがりに必要なもの、洋服などはすべて子どもの手が届く位置に置いておくことにしました。

子どもの食器は食器棚の下に

子どもが食事のときに使う食器やふりかけ、ついでに幼稚園のタオルやお弁当用のランチマットもまとめて、食器棚の下2段に置きました。
カトラリーは大人の分も一緒に「いつものセット」として、まとめました。

「みんなの分のおはしを出してね」とお願いすれば、そこから一気に出すだけでOK。
食事中になにか足りなくても自分で取れるし、ふりかけもほしいタイミングで持ってこられるようになりました。
また幼稚園から帰宅したら、そのまま次の日のタオルやランチマットをリュックに入れられます。

お風呂セットはまとめて脱衣所に

お風呂あがりに使うバスタオルや下着、パジャマを一人分ずつ子どもが手の届く棚にまとめました。
これでお風呂で子どもだけが洗い終わって、さきに出たがったときも大丈夫。
タオルやパジャマが届かないために「まだ出るの待っててね」と引きとめる必要がなくなりました。
自分で好きな柄のパンツを選べるので、今日はこの柄じゃイヤだと文句を言われることもありません。

クローゼットに子ども用のポールを追加

ウォークインクローゼットの大人用のポールの下に、大きなつっぱり棒を設置して2段にしました。
そこに子ども用の洋服を、全部かけています。
靴下やレギンスなどは、さらにその下の引き出し収納にしまいました。
引き出しには、子どもの名前と何が入っているかのラベルを貼って、わかりやすくしています。

いまでは夜寝る前に、次の日に着るものを自分たちで選ぶようにしています。
また服を選ぶ参考にしようと、次の日の天気や気温を気にするようになりました。

服が汚れたときや濡らしてしまったとき、汗をたくさんかいたときも慌てることがありません。
「汚れちゃったから着替えを持ってくるね」と、自主的に取りに行ってくれます。

自分たちでできることは自分たちで

子どもの手が届く場所に子どものものを揃えたことで、自分たちでできることは自分たちでやる、ということが身についてきました。
食器並べなどのお手伝いも、すすんでできるようになりました。

何かあるたびに呼ばれる回数が少なくなったため、私も落ち着いて家事や食事に専念することができます。
イライラして怒ることも、少しはへってきたかな?

何でもかんでも親に頼らず、できることは自主的に行動する習慣がつけられます。
子どもが自分で準備できる我が家の工夫、ぜひ参考にしてみてください。

我が家の子ども2人は、本を読むのが大好き。
夜寝る前には、必ず本を読みます。
図書館にいくと、貸し出し上限の10冊キッチリ借ります。

せっかくたくさん読んだ本。
どれだけ読んだのかを記録したいと思い、絵本記録アプリを活用し始めました。

今回は私が使っているオススメの絵本記録アプリについて、ご紹介します。
あわせてほかの絵本記録アプリについても、まとめました。

絵本記録アプリって?

子どもがどんな本を読んだかを、記録するアプリです。
タイトルを入力したり、バーコードを読み取ったりして検索し、「読んだよ」と設定します。
アプリによっては、ただ記録するだけではありません。
本棚にならべて見返してみたり、SNSで他の人とつながったり、読んだ本をもとにおすすめの本を教えてくれたりと、いろいろ活用できます。
もちろん子どもの絵本向けのアプリだけでなく、大人向けの読書記録ができる一般的なアプリもあります。

我が家で利用している絵本記録アプリ

我が家で使っているのは「読書管理ブクログ 」というアプリです。
手軽に読んだ本が記録できる、便利なアプリ。
このブクログについてご説明します。

かんたんに記録ができて、本棚で確認できる

読んだ本の記録はかんたん、バーコードをスキャンするだけで完了です。
古くてバーコードがなければ、タイトルを手入力すればOK。
まれに検索結果に出てこない本もありますが、これでほとんどの本は記録できます。

4歳の長男は、毎回「これも読んだからやって」と絵本を持ってきては、記録したがります。
読み聞かせではなく、自分ひとりで読むこともありますが、本当に読んだのかはさておき…。
登録したら、「本棚」でこれまでに登録した数を数えて、増えたことをよろこんでいます。
もう、数えたいがために絵本を読んでいる状態ですが、それもまた本への興味の一つなのでしょう。

長女、長男ともにそれまでも絵本はよく読んでいるほうでしたが、アプリのおかげでますます絵本を読むようになりました。

図書館で確認できるから便利

図書館で「この本は借りたことがあったっけ?」とわからなくなることって、一度はありますよね。
我が家でも、ときどきあります。
子どもも一緒に借りに行くときは、本人が覚えているので問題ありません。

問題なのは、私が一人で本を借りに行ったとき!
最近7歳の長女は、読み聞かせをすることがなくなり、自分でもくもくと読むようになりました。
さらにシリーズものを借りることが多い長女。
どれを読んでいてどれがまだなのか、長女が読んだ本について、私が全然把握できていないんです。

そんなときにも、絵本記録アプリが役に立つことに気が付きました。
読んだことがあるかどうか、ブクログの本棚を見れば一目瞭然です。
おかげで「ママこれ前に借りたよ!」と怒られることがなくなりました。

ほかにもまだある絵本記録アプリ

我が家で使っているアプリ以外にも、絵本を記録できるアプリはたくさんあります。
その中で子ども向けの絵本記録アプリを、いくつかご紹介します。

読書管理ビブリア

本1冊ごとに、感想やメモを残せる機能があるこのアプリ。
読書量の記録もできて、今月は何冊読んだのか、どれくらい感想を書いたのかがチェックできます。
「毎月〇冊読もう」など目標をたてると、より達成感を感じられそうですね。

読書メーター

読んだ本の冊数やページ数が、グラフで表示されます。
いつどれくらい読んだかのかが、とてもわかりやすくなります。
同じ本を読んだ人の感想や、新刊本のチェックもできる便利な機能付き。

ミーテ

子ども向けに特化したアプリです。
読み聞かせをしたときの子どものようすを、メモやスタンプで記録できます。
年齢や絵本の好みに合わせて、その子に合った絵本を検索できるので、どんな絵本を選べばよいかがわかりやすいですよ。

おわりに

脳の発達にとてもよいとされる、絵本の読み聞かせ。
パパママと子どもが一緒の時間をすごせて、よいコミュニケーションにもなりますね。

なかには絵本があまり好きではない、興味がないという子もいるでしょう。
しかし何かのきっかけで、急に絵本が好きになることもあります。
そのきっかけが、もしかしたら絵本記録アプリになるかもしれません。

今回ご紹介した絵本記録アプリが、パパママと子どものゆったりとした時間の助けとなりますように。

春と秋は衣替えのシーズンですね。
春には暖かくなるにつれて、コートをしまって薄手の服を出したり、秋には涼しくなってきたからTシャツをしまってニットを出したり。
季節の変わり目を感じる作業です。

一方で子ども服っていつの間にかどんどん増えていきますよね。
「まだサイズが大きいからとしまいこんでいたら、いつの間にかサイズアウトしていた」
「下の子のお下がりに使えるかと思ったけれど、産まれた時期が逆でサイズが合わなかった」
など、着る機会がないままのものも出てきます。
整理しようにもついつい先延ばしにしてしまったりしませんか。

そんなときは、衣替えと子供服の整理をいっしょにしてしまいましょう!

衣替えのまえにすること

衣替えをするときは、かならず服を洗濯してからしまいましょう。

一見きれいに思えても実は見えない部分に汚れがついていたり、汗が染みこんでいたりするかもしれません。
そのまましまいこんでしまうと、次に取り出したときにシミや虫食い、黄ばみ、カビの原因になる恐れがあります!

冬に着たコートやダウンも、家で洗えないものならクリーニングに出しましょう。
仕上がり日が来たら早めに受け取り、帰宅したらすぐにビニール袋を取ってしばらく干しておきます。

また衣替えで出してきた子供服も、念のため着る前にいちど洗濯しておくと安心です。
防虫剤のニオイや目に見えないホコリなどを、洗ってすっきり落としてから着ると気持ちがいいですね。

いちいち洗うのが面倒という方は着る前の洗濯は省いて、一回着てからふだんのお洗濯として洗ってしまってもいいと思います。
面倒くさがりな私はそうしていますが、トラブルになったことはありません。

子ども服を断捨離しつつまとめていく

子ども服をまとめるときに、ついでに断捨離もしちゃいましょう!
具体的にどのように進めていくのか、ご説明します。

子ども服をいる・いらないに分ける

まずはまだまだ着られる服、ボロボロで着ない服、お下がりやリサイクルショップに回せそうな服に仕分けます。

サイズが大きめで目立った汚れがなければ、次のシーズンにも着られます。
汚れやシミがついて取れないもの、色あせたり生地が傷んでいるものは、思いきって処分したり細かく切ってハギレにしたりしましょう。
いまサイズがぴったり、もしくは少し小さくなったものは次のシーズンにはもう着られない可能性が高いので、リサイクルショップに出したりお下がりに回したりしましょう。

子ども服をアイテムごとにまとめる

次のシーズンにも着る服をまとめていきます。

子ども服をしまうときにはただ詰め込んでいくのではなく、サイズごと、アイテムごとに仕分けておきます。
そうするとあとからでも探しやすくなりますよ。
Tシャツ、レギンス、冬の肌着などと分けていったら、アイテムごとにまとめます。

ここでおすすめなのがジッパーつき袋です。
透明なものが多いので中身がわかりやすく、空気を抜くようにして口を閉めればコンパクトになります。
レギンスやタイツなども、ジッパーつき袋に入れればからまることなく保管できます。
そのまま立てて収納もできるので、収納ケースがすっきりしますよ。

ラベルはなくても中身が見えるのでわかりますが、ラベルを貼るのであれば見やすいようにジッパーつき袋の上部に貼りましょう。

収納ケースや引き出しなどにしまう

子ども服をジッパーつき袋などにすべてしまったら、収納ケースや引き出しにしまっていきます。
収納ケースや引き出しは半透明のものにすると、中に何が入っているのかうっすら透けて見えるのでおすすめです。
引き出しはすべて同じもので統一すれば、衣替えのときには全体を動かさずに引き出しのみを入れ替えられるので、作業が楽になりますよ。

我が家の裏ワザ

我が家では子ども服のトップスのみ、すべてハンガー収納にしています。
いま着ている服は取り出しやすい右側に、季節外の服は奥の左側にかけています。
衣替えのときは右側と左側にをごそっと入れ替えるだけ。
急に季節外の服が必要になったときにも、奥からサッと取り出せます。

子ども服の断捨離と衣替えをいっしょにしたら、管理がラクに!

私はこのように断捨離と衣替えをいっしょに行うようになったことで、子ども服を定期的に見なおすようになり、溜めこまなくなりました。

また季節ごとに子ども服をまとめるようになったので、管理もラクになりました。

子ども服をつい溜めこんでしまうという方は、ぜひ参考にしてみてください。

とびひについて詳しく知っていますか?
夏に多いイメージのとびひですが、実は暖房がよく効いた冬でも起こる病気です。
我が家の息子も以前、足からとびひが広がり大変な目にあいました。
そのときの様子や治療方法についてお伝えします。

とびひってどんな病気?

とびひは正式には「伝染性膿痂疹(のうかしん)」といいます。

虫刺されやあせもをかきむしってできた傷や、けがをしてできた小さな傷からばい菌が入りこんで、感染します。
小さな子供はよく、かゆい所を泥んこの手でかきむしったりしますよね。
そのためばい菌が入ってしまうのです。

とびひは放っておくと、あっという間にからだのあちこちに広がってしまいます。
かきむしって水ぶくれができ、それをやぶってしまうとばい菌が混じった液体が手につきます。
その手でさらに別のところをかいて傷になると、そこがまたとびひになる、というようにどんどん広がってしまうのです。

とびひに気づいたらできるだけ早めに、小児科や皮膚科を受診して薬をもらいましょう。
とびひは塗り薬と飲み薬の抗生物質で、原因となる細菌を退治して治療します。
ひどくならないうちに治療を始めると、それだけ早く治ります。

他の人にもうつるのでタオルなどは別にして、おふろのときにきれいに洗って清潔にしましょう。
治るまではプールも入れません。

我が家のとびひパニック

息子もついにとびひにかかってしまいました。

そのときの様子をお伝えします。

息子の足にポツっと水ぶくれを発見

息子もやはり、虫刺されをひっかいたことから始まりました。
足の虫刺されのところが「あれ?なんか水ぶくれっぽいぞ」と思っていたら、つぎには胸のところにポツポツがいくつもできていたのです。
どうやら足をかいた手で、胸もひっかいたようでした。
小児科で診てもらうころには、ポツポツのところがジュクジュクしてしまっていました。
診てもらったらやはりとびひとの診断、薬をもらって帰りました。

処方された飲み薬と塗り薬のおかげで、ジュクジュクしていたところはすぐにかさぶたになり、きれいになりました。
一か所だけまだ足にポツっと残っていたのですが、これももう治るだろうと油断して早々に薬をやめてしまったのです。
しかしこれが大きなまちがいでした。

残っていたとびひがあっという間に広がった!

もうほぼ治ったと思っていた足に、またちょっと水ぶくれが?
と思ったら突然、そこからバーっとジュクジュクが一気に広がってしまいました!
ほんの1日で、もう最初のとびひとは比べものにならないほどに広い範囲で、ひどく悪化してしまったのです。
慌てて小児科に駆けこみました。

診察室でも塗り薬をたっぷりと塗ってもらって、さわらないように包帯でぐるぐる巻きに。
最初とは違う塗り薬と同じ飲み薬が、多めに処方されました。

その後5日ほど、薬を塗っては包帯で巻いてお風呂はシャワーで流すのみ。
上の子にうつらないようにタオルはもちろん、着ている服にも絶対にさわらせないように気をつけて過ごしました。
薬を塗るのにも時間がかかるし、包帯はうっとうしく感じるし、大好きなスイミングスクールにも行けない。
でも息子は「プールに入るため、治るため」とよくガマンしてくれました。

ようやく治ったとびひ

今回はジュクジュクした部分が乾いてもしつこいくらいに薬を塗り続けたおかげで、すっかりきれいに治りました。
いまだに痕が残っていますが、「よくがんばったよね、えらかったね」とときどき話しています。

とびひは夏だけではなく冬にも起こる病気です。
肌を清潔に保ち、爪は短く切っておきます。
子供はよく鼻をほじりますが、その手で肌をかきむしるととびひになるかもしれません。

我が家の失敗例を参考にして、とびひにならないためにどうか気をつけてください。
もし疑わしいポツポツができたら、すぐに受診するようにしてください。

お小遣いをあげるルールは、各家庭によってさまざまですよね。
「一か月〇円」
「お手伝いをしたら△円」
「必要な時に必要な分」
その子に合った方法は、色々あると思います。

我が家では、小1の娘が幼稚園生のころからお給料を渡しています。
お小遣いではなくお給料?
そのきっかけや方法を、具体的に紹介したいと思います。

お小遣い制を始めたきっかけ

「スーパーでお菓子買って。」
「ガチャガチャやりたい。」
「次はこれがほしい。」など、どのご家庭でも子どものこの言葉に一度はお悩みになったことがあるかと思います。
我が家でも頭を悩ませていました。
毎回毎回、本当にキリがありません。

そんなある日、おこづかい制にしようと決意した決定的なできごとがありました。
それは、とあるイベントで娘が散財したこと。
その額5000円…。

「これではダメだ!」と主人と相談しておこづかい制にし、自分でやりくりさせることにしました。

子どもも自分の仕事をしてお給料をもらう

もっとお金の価値を知ってほしい。
どうしたらわかってもらえるのだろう。
お小遣い制にしようか。
まだ幼稚園生だから早いかな。
どのような方法にするのがよいのか、日々悶々と考えていました。

そこで考え付いたのが、大人のお給料のこと。
大人が会社でお仕事をしてお給料をもらうように、娘自身にも「子どもとしての仕事」させてみようと。

例えば、
自分のことは自分でやる
ご飯の準備をいっしょにやる
早寝早起きをする、などがあるということを説明しました。
その仕事をしっかりやれば、対価としてお小遣いをもらえる。
やらなければもらえないよと。

自分で稼いだお金で自分の自由に使う。
その喜びと大変さを、これで少しでもわかってもらえればいいなと考えました。
また、大人と同じように「仕事」「お給料」と呼ぶことで、子どもだからと甘えることなく、一人の人間なのだと意識してくれることを期待しました。

お給料制、その具体的な方法とは

毎日、生活チェック表に記入すること

まず、生活チェック表を準備します。
我が家では、このサイトから表をダウンロードさせてもらっています。

https://happylilac.net/yousi-seikatsu-month.html

他にも、100円ショップなどで売っているがんばりシールや、ご家庭にあるノートにマス目を書き加えたり、エクセルなどで表を作ったり。
お子さまに合ったやり方が何か見つかると思います。

そのチェック表に、学習・生活・お手伝いなど項目を決めて、やるべきことやがんばることを娘が自分自身で設定します。
内容は毎月変わります。その方が娘も飽きずに取り組めると思ったからです。

夜寝る前に、その日一日どれくらい達成できたかどうかを記入します。
また我が家では、お仕事で平日はほとんど会えないパパに、その日一日のがんばりを伝えるという目的もあります。

一週間のがんばりをパパがチェック→お給料ゲット!

日曜日に、その一週間どれくもくらいがんばったかをパパがチェックします。
「よくがんばった」と認定されればお給料ゲット!

娘の場合、一週間の基本給は100円にしました。
一か月で4~500円。
幼稚園生には、まぁまぁ妥当な額かなと思います。

ママは、領収印としてチェック表に「がんばったね」のスタンプを押します。

ボーナスや減額もあり

その週に、特にがんばったことをアピールしたり、パパやママが「すごかった!」と思うことがあれば、ボーナス上乗せ。
逆に、全然やらなかったり、目にあまる出来事があったりした場合は、減額されることもあります。
実際、何回かありました。娘は大号泣でしたが、自業自得です。
反省してくれているのか、そんな次の日はものすごいがんばります。

家計簿に記入すること

自分で稼いだお金は好きに使っていいけれど、あとで振りかえってちゃんと確認できるように、家計簿をつけます。
娘が家計簿を書くのを見守っていると、
「これを買ったときは、こんなことしたね」
「これは買わなくてよかったな、しまったなぁ」
と、私も一緒に色々思い返すことができて、楽しいです。

想定外のケチケチ

お給料をひたすら貯め込む娘

お給料制を始めた頃、娘は一気にケチになりました。
手に入れたお金を、全っ然使わない!

我々親は、冒頭のような今まで買い物のたびにねだっていたものを、娘が好きなように買うことも想定していました。
でも、「お給料で好きなように買いなよ」と言うと、途端に「じゃあいらない。お金がなくなっちゃうもん」とあっさり引き下がるんです。

大事なのはメリハリ!

最初は、「お金の大切さ、無駄遣いの意味がわかってくれたんだな」としみじみしていたのですが、それにしてもあまりにケチケチしすぎて使わない。
なので、パパが「お金を使うことも人生のお勉強だよ」と諭していました。
使うところは使う、使わないところは使わない、メリハリが大事だよ、と。

娘なりに理解したのか、今では「がんばって手に入れたこのお金を、払ってでもほしいかどうか」と考えるようになったようです。
さらに、たまにですが2歳下の弟に何か買ってあげるようにもなりました。
これはパパもママもうれしい!

娘なりに考えて使うようになった

時には、よく考えずにその場のいきおいで買って、やっぱり後悔していることもあります。
それこそ正に、パパの言う人生勉強。
少しずつ、自分なりの買う時のルールを決め、買う・買わないをしっかり考えていければと思います。

やるべきことをやって、その対価としてお給料をもらうことの意味を、娘なりに体感しているようです。

終わりに

今回は、我が家のおこづかい制についてご紹介しました。
ご家庭ごとにさまざまなやり方がありますが、アイディアの一つとして参考にしていただければ、うれしいです。