2020年10月1日より、予防施主の接種間隔がいくつかのワクチンで撤廃されることが厚生労働省により、決定されました。

平たく言うと、種類がバラバラなワクチンを接種する場合は間隔をあけずに、数日以内に続けて予防接種が可能になった、ということです。

予防接種における接種間隔が撤廃されると、どうなるの?


画像出典:PhotoACより

例えば、これまでは医師の判断により、複数のワクチンを同時に接種することは出来ましたが、別の日に他のワクチンを予防接種しようとした場合には、ワクチンの種類によって次の接種間隔をあける必要がありました。
(不活化ワクチンの場合6日以上、経口生ワクチンは接種後27日以上は予防接種できず)

しかし、ワクチンの安全性や効き目を調査した結果、種類の異なるワクチンを接種する(注射生ワクチン)場合は、間隔をあけずに予防接種をすることが出来るようになりました。

これはつまり、予防接種のスケジュール管理が楽になり、比較的ママや子どもの都合に合わせて、特定のワクチンに関しては予防接種が可能になったのです!

ただし、インフルエンザなど一部のワクチンに関しては接種間隔をあける必要があります!

厚生労働省の定めるルールが変更になり、予防接種のスケジュール調整が楽になったのは、ママとしても喜ばしいことですよね。

ただし、インフルエンザの予防接種に関しては従来通りに、接種間隔をあけて複数回接種する必要があります。

2020年10月1日からも、インフルエンザに関しては

[生後6ヶ月~12歳まで]
接種時期と接種回数 生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)では
[回数]2回ずつ
[接種間隔]およそ2~4週間(できれば4週間)あける

※13歳以上は通常1回接種ですが、2回接種も可能(接種間隔はおよそ1~4週間)。

上記のように接種間隔をあける必要があります。

予防接種は子どもの命を守ります!早めの接種を

インフルエンザと一部ワクチン以外は、接種間隔を撤廃したことにより、予防接種のスケジュール管理が楽になりました。

しかし、インフルエンザに関しては接種間隔は変わらないので、小さなお子さんがいらっしゃるママたちからすると大変ですが、接種スケジュールを把握して、なるべく早い時期に2回接種が終わっているようにしてくださいね。

2020年の冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が予想されています。
だからこそ、最低限インフルエンザにかかりにくくするためにも、インフルエンザの予防接種を行ってくださいね。

[参考1]『インフルエンザQ&A』|厚生労働省

2020、21年の秋冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されており、新型コロナとインフルエンザの両方のパンデミックが同時の襲いかかる「ツインデミック」が懸念されています。

新型コロナの感染力は驚異!


画像出典:PhotoACより
当初、感染者数が減少すると考えられていた夏場になっても、その感染力は収まらず。

しかも、これだけ多くの方がマスクや手洗いうがいを徹底しているのにも関わらず、未だ一定数の感染者が出続けている新型コロナウイルスの感染力は恐ろしいものがあります。

単純な感染力だけ見れば、その感染力はインフルエンザ以上と言っても過言ではないでしょう。

またインフルエンザと異なり、新型コロナは症状が急速に悪化し、肺炎を引き起こし、特に高齢者の方にとっては、新型コロナに感染することは命に関わる可能性が高いと言わざるを得ません。

しかし、インフルエンザも恐ろしいウイルスです!

インフルエンザは、毎年1千万人以上が感染し、そのうち1万人がインフルエンザによって命を落とすと考えられています。

単純に死亡率だけで新型コロナとインフルエンザを比較することは出来ません。
新型コロナが恐ろしいのではなく、インフルエンザも新型コロナと同じぐらい恐ろしいウイルスなのです。

ただ、新型コロナとインフルエンザの2020年9月時点の大きな違いは「予防接種が出来るかどうか」です。

三密を避け、予防接種をすればインフルエンザは予防できる!

新型コロナも、インフルエンザも、それぞれ異なるリスクがあり。どちらも重症化すれば大人も、子どもも、高齢者も死に至るリスクがあります。

しかし、新型コロナとインフルエンザが現時点で異なる点が1つだけあります。

それはインフルエンザは予防接種によって、予防することが出来る、ということです。
インフルエンザワクチンの予防接種を行う、それだけで「風邪か?新型コロナか?」という判断が可能になり、医療負担を減少させ、アナタだけでなく多くの人の命を救うことにも繋がります。

大げさかもしれませんが、人類にとって、まだまだ未知な新型コロナからアナタと家族の身体を守るためにも、早め早めの予防接種を行ってくださいね!

[参考1]『新型コロナウイルスとは』|山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
[参考2]『新型コロナって、インフルエンザよりも危険なんですか・・・?』|ヤフーニュース

2020年、21年は新型コロナにも、インフルエンザにも注意しなければならない、大変な秋冬になりそうです。

すでに2020年9月4日に厚生労働省では「来月中に検査体制を整備する」としており、すでに新型コロナとインフルエンザの同時流行に医療機関などは備えを始めつつあります。

発熱したら、コロナ?インフル? まずはかかりつけ医に相談を


画像出典:PhotoACより
厚生労働省では、発熱があり。新型コロナかインフルエンザに感染したかわからない時には「かかりつけ医」や「身近な医療機関」に、まず電話で相談する体制を整えるとしています。

これまでは新型コロナに感染したかもしれない、という時には保健所や帰国者・接触者相談センターに電話をしてから、PCR検査をという流れでしたが、10月からは地域の医療機関に電話で相談する流れになるようです。
(2020年9月7日現在ではしっかりとした体制がまだ整っていない)

すでに新型コロナとインフルエンザの同時流行に対する備えが各都道府県レベルで進められています。

新型コロナの検査費用は全額公費、つまりタダです!

新型コロナなのか、それともインフルエンザにかかってしまったのか。

仮に電話で医療機関に相談した際に、新型コロナの可能性が高いとなった場合、検査費用がいくらかかるのか戦々恐々としているママたちも少なくないのではないでしょうか?

ご安心ください、新型コロナに感染したかどうかを調べるPCR検査などの、各種検査は「公費」ですべて賄われます。

つまり、検査費用は全額国が負担します。

治療や検査のお金のことで心配な方も、国のお金で賄われるので発熱が出たりして、不安になったりした時は、まずはかかりつけ医や地域の医療機関に電話で相談するようにしましょう。

予防接種をすることも、新型コロナから身を守ることに!

インフルエンザの流行のタイミングで、同時流行する可能性が高い新型コロナ。
だからといって、インフルエンザの予防接種が不要というわけではありません。
例年通り、インフルエンザも命を奪いかねない恐ろしい病気であることに変わりはありません。

また予めインフルエンザワクチンの予防接種を受けておくことで、新型コロナに感染したかどうかがわかりやすくなるというメリットもあります。

だから、これまで通りの感染予防に加えて、例年通りのインフルエンザワクチンの予防接種も同時に行うようにしてくださいね。

[参考1]『コロナとインフルエンザ同時流行に備え来月中に検査体制整備を』|NHKニュース

2020年、21年はインフルエンザと新型コロナが同時流行する可能性が報道機関などから指摘されています。

現時点で、毎年流行しているインフルエンザの予防接種は可能ですが、新型コロナに関する予防接種は2020年9月現在有効なワクチン作成が追いついておらず、新型コロナに関してのみは予防接種が出来ない状況です。

そんな状況で、インフルエンザの予防接種って、大丈夫なのでしょうか?

怖い病気はコロナだけじゃない!予防接種でインフルエンザから子どもを守ろう


画像出典:PhotoACより

どうしてもママたちは「予防接種で三密になり、新型コロナウイルスに感染してしまったら、どうしよう」という不安が拭い去れないことだと思います。

しかし厚生労働省ではインフルエンザワクチンを摂取することで「新型コロナとよく似たインフルエンザを予防することで、全体としての医療ソースが減り、医療負担が軽減される」ことを期待できると考えています。

ママ目線としてはインフルエンザの予防接種をすることで、風邪のような症状が表に出た時に「インフルエンザか、新型コロナか」と言う判断が「もしかしたら、新型コロナかもしれない」と判断しやすくなる、というメリットもあります。

新型コロナよりも怖い病気はたくさんあります!

新型コロナウイルスは、まだまだ未知な部分が多くあり。2020年、21年の冬場にどのような流行をするのか、誰も予想ができません。

しかし、現時点でハッキリしているインフルエンザも、新型コロナほどではないかもしれませんが、子どもの命を奪いかねない恐ろしいウイルスです。

私たちは予防接種をすることで、インフルエンザだけでなく、さまざまなウイルス、病原菌からその身体を守るための免疫力を獲得しています。

特にまだまだ免疫力が弱い、子どもたちにとって予防接種は命を守る大切な”ウイルスへの備え”です!

「受診控え」はやめて、例年通りの予防接種を!

2020年の上半期では、新型コロナウイルス感染の恐怖が原因となり、特に小児科では予防接種の「受診控え」が問題となりました。

しかし、先にも触れたように小さな子どもたちの命を脅かすウイルスは新型コロナだけではありません。

子どもたちの命を守るために、今年もしっかり親子でインフルエンザワクチンの予防接種を行うようにしてくださいね。

[参考1]『2020/21シーズンのインフルエンザワクチンの供給について』|厚生労働省

[参考2]『新型コロナウイルス感染症の発生に伴う定期の予防接種の実施に係る対応について』|厚生労働省

[参考3]『新型コロナウイルス感染症の発生に伴う定期の予防接種の実施に係る対応について』|ヤフーニュース

年齢ごとに食事に関するしつけ方は異なります。
1~3歳までの子どもの成長に合わせた無理のない食事のしつけの仕方をご紹介します。

1歳代は生活リズムを身につけるのが目的!


画像出典:PhotoACより
1歳の時期は、生活リズムを身に着けて、少しずつ社会に慣れていく必要があります。

だから「食事の時間は、食事を楽しむ」という事を意識させるために、しっかりとケジメを付ける習慣をつけましょう。

・食事の前におもちゃを片付ける
・食事の前に手を洗う
・エプロンをつけて、イスに座る
・「いただきます」と言ってから食べさせる

ただし、まだまだスプーンを使うことが出来ない年齢です。
手づかみで料理を食べたりしても、気にせず。むしろ「勉強だ」というぐらいの気持ちで、大いに手づかみで食事を食べさせてあげましょう。

2歳代はきちんと座って食べられる工夫を!

2歳ごろになると自分の意思が出てきて、活発になります。
動き回るし、キョロキョロあっちを見たり、こっちを見たり……。

1歳の時と同じように、しっかりとケジメをつけさせるのも重要ですが、しっかりと落ち着いて食事が出来るように、足裏がしっかりと床につくようなイスを準備してあげましょう。

またスプーンやフォークを使うことが出来る年齢になりましたが、柄が長いものはまだまだ苦手なので、柄が短く、スプーンのボール部分が大きい物を選ぶようにしてあげてください。

3歳代からは、食事の準備・片付けも一緒に!

3歳ごろになると、いろいろと自分でやれることも増えてきます。
自立心を育むには、ちょうど良い時期なので次の準備を子どもと一緒にやってみては、いかがでしょうか?

・お皿を出す
・食器を準備する
・食事を盛り付ける など

ただし、集中力が続かず、ダラダラ食べてしまいがちな年齢でもあるので、家族間でコミュニケーションを取りながら、すばやくご飯を食べられるシチュエーションを作ってあげてくださいね。

親の食事の仕方を見て、子どもは育つ!

親の食事の仕方や食への取り組み方を見て、子どもたちは育ちます。
親自身も、自分の襟を正して、丁寧に食事をするようになるべく心がけてみてくださいね。

[参考1]『食事のしつけ』|すくすく子育て

生まれてしばらくすると、赤ちゃんは何も見えていないはずなのに、ニコニコ人の顔をみて笑ったり、興味深そうにいろいろなところをキョロキョロ見たり……。

赤ちゃんには、どんな世界が見えているのでしょうか?

赤ちゃんは赤ちゃんなりにしっかり見えている!


画像出典:PhotoACより

生後2ヶ月ごろの赤ちゃんの視力は約0.01~0.02と言われています。
大人の視力で例えるなら、目の前がぼんやりとテレビのモザイクがかかったようにしか見えてないことになりますが、赤ちゃんの場合は大人と異なり、ちゃんといろいろなものをしっかりと見えています。

視力が弱いから何も見えていない――と勘違いされがちですが、赤ちゃんには大人とは違うように見えているものの、赤ちゃんなりにしっかり周りの風景が見えているんですよ!

生後2ヶ月ぐらいから人の顔をわかるようになる

生後2ヶ月ごろになると、赤ちゃんは周りのことを赤ちゃんなりに観察して、少しずつ理解していきます。

個人差はありますが、生後2ヶ月ごから人の顔をじっと見るようになり、人間に興味を持ち出します。

また2ヶ月ごろになると眼球の働きも成長し、赤ちゃんが見えているもののコントラストがハッキリとしてくるので、今まで興味を持たなかったものにも興味を持つようになります。

赤ちゃんの目は1ヶ月ごとに成長していく

生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど目が見えていませんでしたが、生後1ヶ月で光が分かるようになり、2ヶ月、3ヶ月……と少しずつ眼球の機能が成長していきます。

6歳ごろになるまで立体視はできませんが、視力はまだまだ低いもののいろいろなことを赤ちゃんなりに見て、それが何かを理解しようとしているんです!

親からすると「え、何を見ているの!?」と驚くこともあるかもしれませんが、赤ちゃんからすればじーっとよそを見ながらも、今見えている風景を楽しんでいるのかもしれませんよ?

[参考1]『産後の体と心~心編~』|すくすく子育て
生まれてしばらくすると、赤ちゃんは何も見えていないはずなのに、ニコニコ人の顔をみて笑ったり、興味深そうにいろいろなところをキョロキョロ見たり……。

赤ちゃんには、どんな世界が見えているのでしょうか?

赤ちゃんは赤ちゃんなりにしっかり見えている!

画像出典:PhotoACより

生後2ヶ月ごろの赤ちゃんの視力は約0.01~0.02と言われています。
大人の視力で例えるなら、目の前がぼんやりとテレビのモザイクがかかったようにしか見えてないことになりますが、赤ちゃんの場合は大人と異なり、ちゃんといろいろなものをしっかりと見えています。

視力が弱いから何も見えていない――と勘違いされがちですが、赤ちゃんには大人とは違うように見えているものの、赤ちゃんなりにしっかり周りの風景が見えているんですよ!

生後2ヶ月ぐらいから人の顔をわかるようになる

生後2ヶ月ごろになると、赤ちゃんは周りのことを赤ちゃんなりに観察して、少しずつ理解していきます。

個人差はありますが、生後2ヶ月ごから人の顔をじっと見るようになり、人間に興味を持ち出します。

また2ヶ月ごろになると眼球の働きも成長し、赤ちゃんが見えているもののコントラストがハッキリとしてくるので、今まで興味を持たなかったものにも興味を持つようになります。

赤ちゃんの目は1ヶ月ごとに成長していく

生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど目が見えていませんでしたが、生後1ヶ月で光が分かるようになり、2ヶ月、3ヶ月……と少しずつ眼球の機能が成長していきます。

6歳ごろになるまで立体視はできませんが、視力はまだまだ低いもののいろいろなことを赤ちゃんなりに見て、それが何かを理解しようとしているんです!

親からすると「え、何を見ているの!?」と驚くこともあるかもしれませんが、赤ちゃんからすればじーっとよそを見ながらも、今見えている風景を楽しんでいるのかもしれませんよ?

[参考1]『産後の体と心~心編~』|すくすく子育て

子どもにサンダルを買ってあげたら、すぐに脱げるし、すぐなくす!

でも、子どもの成長のためにも、サンダルって結構重要なアイテムなんです。
足を通じて学びを増やす、そんな子どもたちのサンダルって、どうやって選べば良いの?

夏場の日本では、子どもたちだってサンダルが良い!


画像出典:PhotoACより
夏場の日本は、非常に暑い!特に体温が高い子どもたちにとっては、アスファルトからの照り返しだって、かなりの負担になってしまいます。

子どもたちの負担を少しでも和らげるために、サンダルを履かせてあげることも1つの夏の過ごし方としておすすめです。通気性が良く、足から熱を発散できるので、熱中症対策にもなります。

ただし、スポッと履きやすいサンダルは裏を返せば”脱げやすいサンダル”ということで、サンダルを無くしたり、足のケガを誘発したりする可能性があり、注意が必要です。

出来れば、サンダルは

・足の甲でしっかりと固定できる
・足首がぐらつかない
・脱げにくい

という3つの点に注意して選ぶようにしてください。

足にあったサンダルを選んでね!

子ども用の靴と同じように、サンダルも子どもの足にしっかりとフィットしていれば安全なものです。

逆にダボッとしたサンダルはケガの原因になるし、歩いていてサンダルの中に石が入ってしまうことだってあります。

なるべく足と靴の間に大きな隙間があかないようなサンダルを選ぶのも1つの子どものサンダル選びのポイントですよ。

サンダルを通じて、感覚や感性を子どもたちも学んでいく!

アナタも海岸にいって砂浜で久しぶりに裸足になって歩いたら、久しぶりの感覚に思わずはしゃいでしまった、という経験があるのではないでしょうか?

子どもたちにとって、サンダルを履いてのお散歩は、そんな足の感覚を養うとっても大切な体験となります。

子どもたちは、全身を通じて世界と対話し、いろんなものを吸収していきます。

そんな子どもたちの感性を開くためにも、ぜひサンダルを履いてのお散歩を楽しまれてくださいね。

[参考1]『質問スペシャル2017(2)』|すくすく子育て

食べ物アレルギーの新常識として「食べ物アレルギーは遺伝しない」というものがあります!
たとえ、アナタがなにかの食べ物アレルギーだったとしても、子どもには遺伝することはないのです。

最新研究で分かった子どもの「肌荒れ」と「食べ物アレルギー」の関係


画像出典:PhotoACより

まだ完全にそのメカニズムは判明していませんが、子どものアレルギーと肌荒れに関連性があることが判明しつつあります。

実は湿疹のある赤ちゃんの方が、そうでない赤ちゃんよりも食べ物アレルギーになりやすいのです!

肌荒れしている時にアレルゲンとなる物を皮膚から摂取すると、アレルゲンを危険なものだと身体が判断し、抗体を作ります。
この時にできる抗体がアレルギー反応を起こすと考えられています。

つまり、アレルゲンとなる食べ物が口から食べるよりも先に、湿疹やアトピー性皮膚炎になっている口周りなどの皮膚から体内に食べ物の成分が入ってしまうと、食べ物アレルギーになる可能性が高いのです。

だから過去に考えられていた「離乳食を遅らせると食べ物アレルギーを予防出来る」という考え方は、現在の医学には則しません。

離乳食を遅らせるよりも、しっかりと赤ちゃんのうちからスキンケアをして肌バリア機能を高めておく方が、アレルギー対策になります。
研究データによると、逆に離乳食を遅らせる方が食べ物アレルギーになりやすいという結果も出ています。

妊娠中、授乳中の親の食べ物は子どものアレルギーの原因にはなりません!

赤ちゃんが初めて口にする食べ物は、ママの母乳です。
ママの中には、子どもが食べ物アレルギーにならないように、アレルゲンの原因となる食べ物をあえて食べない、という方もいらっしゃいます。

しかし、妊娠中、授乳中に食事制限をしても、子どもの食べ物アレルギーを予防することは出来ません。

つまり、妊娠中、授乳中に食べてはいけない食べ物は避けるべきですが、アレルギーの原因となる食べ物まで制限する必要はないということなのです。

世界的に増え続けている食べ物アレルギー

日本を中心に、他の先進国でも食べ物アレルギーで悩む子どもたちは増えています。

未だに謎が多い食べ物アレルギーですが、世界中の研究者による研究によって、肌荒れと食べ物アレルギーの関係が発見されたことは、有意義期な結果だと言えるでしょう。

今回の記事を参考に、小さな子どもを食べ物アレルギーから身を守るために食べ物を食べさせない、ということよりも”スキンケアをする”ということに目を向けるようにしてみてくださいね。

[参考1]『食物アレルギーの新常識』|すくすく子育て

子どもが食べ物アレルギーになってしまうと、他の子どもと同じものが食べられずに可哀想に思えてしまいますよね。

それに家族と同じものが食べられないこともあるし。食べ物アレルギーの子どもの食べの食事に気を使うのも、決して楽なことではありません。

そんな食べ物アレルギーで悩む親が子どもにしてあげられることって、なんなのでしょうか?

子どもの食べ物アレルギーは誰のせいでもありません!ネガティブになりすぎないで!


画像出典:PhotoACより

最新の研究により、妊娠中、授乳中にママが食べた物が子どもの食べ物アレルギーに関係しないこと。食べ物アレルギーは遺伝しないことが判明しています。

ママの中には「私が悪いのでは……」とネガティブな気持ちになってしまう人も少なくないかもしれませんね。
でも安心してください、食べ物アレルギーは親が悪いわけでも子どもが悪いわけでもありません。

また、子どもが食べ物アレルギーだと、そうでない子どもに対して劣等感を抱いてしまうことってありますよね?
多少の劣等感はしょうがないかもしれません。でも「アナタは食べ物アレルギーだから、他の子よりも劣っているのよ」と思われて育つ子どもが幸せでしょうか?

難しいことかもしれませんが「食べ物アレルギーも個性!それに大人になったら、治るかもしれないし、大丈夫!」とポジティブに考えることで、子どもの気持ちも少しずつ前向きになっていきますよ。

まわりの人に説明することは悪いことではなりません!

子どもが食べ物アレルギーであることを言いづらいかもしれませんが、きちんと説明するようにしてくださいね。

一昔まえに比べれば、日本全体が食べ物アレルギーに対して理解が進み、食べ物アレルギーに対処してくれることも増えています。

保育園や幼稚園の先生だけでなく、同じ園の親御さんとも食べ物アレルギーの事を共有し。理解してもらいながら、一緒に取り組むことが子どもを守ることにつながります。

子どもの肌を乳幼児の頃からスキンケアして食べ物アレルギーになりにくい身体を!

食べ物アレルギーは、スキンケアをすることで予防することが出来ることが判明しています。

特に肌荒れしやすい乳幼児のころから、しっかりとスキンケアをすることで将来の食べ物アレルギーを予防することが出来るので、子どもの未来のためにも親子で一緒にスキンケアをするようにしましょうね。

[参考1]『食物アレルギーの新常識』|すくすく子育て

赤ちゃんが果物を口にした時に、口の周りが赤くなってしまうことがあります。
この場合「食べ物アレルギーなのでは!?」と不安になってしまいますが、もしかしたらその反応は食べ物アレルギーではなく、その食べ物による「かぶれ」が原因かもしれません。

食べ物アレルギーとかぶれ、湿疹は違います!


画像出典:PhotoACより

たとえば、子どもがトマトを丸かじりした時に、口の周りが赤くなったとしたら、どう思いますか?
きっと多くの方が「これはアレルギー反応だ!」と過敏に反応してしまいますが、この時子どもの様子を確認してみてください。

もし、トマトを触った「手」やトマトをかじった「口周り」だけが赤く湿疹が出ていたら、それは食べ物アレルギーではない可能性が高いです!

食べ物アレルギーの症状は全身に出ます!

食べ物に触れてかぶれたり、湿疹が起きたりする場合は「触った場所」にだけ、その症状が現れます。
しかし、食べ物アレルギーの場合は、その食べ物を食べると全身にアレルギー反応が出て、発疹やはき気などが現れます。

見た目だけでは、その違いが分かりづらいので「食べモノアレルギーかも!」と不安になったら、医師に確認をしてもらうことをオススメします。

食べ物によるかぶれなら、違った予防が必要です!

食べ物アレルギーではなく、触ったものが原因でかぶれや湿疹が出てしまう場合は、食べ物が触れる個所、手や口周りなどに、ワセリンを塗って、予めガードしておくことで予防することが出来ます。

またかぶれが出る食べ物は、その子にとってはアレルゲンではありません。
だから食べさせても問題ないのです。逆に食べ物アレルギーかもしれないからと言って、食べないようにする(除去)と食べ物アレルギーになるリスクを高めてしまうことがあります。

子どもの身体に出た症状がかぶれなのか、或いは食べ物アレルギーなのかをお医者さんと一緒に確認することで、食べ物アレルギーへの正しい対処もわかりますよ!

お医者さんと一緒に確認して、子どもの食べ物アレルギーを対策しよう!

小さなお子さんの場合、大人が思いもしなかった意外な食べ物が原因となって、かぶれが出ることがあります。

アナタが「食べ物アレルギーなのでは?」と心配していたものが、実はかぶれだったという可能性も十分に考えられるので、自己判断はせず。お医者さんに相談のもと、子どものかぶれ、食べ物アレルギーにどう対処すべきかを、一緒に考えるようにしてくださいね。

[参考1]『食物アレルギーの新常識』|すくすく子育て