子どもがおもちゃを使ったり、積み木を使ったり、元気に走り回ったりしていると安心する反面、遊んでばかりで子どもの成長につながっているのだろうか。

そんな風に不安に思ってしまうこと、ありませんか?

でも、実は子どもは自分の成長に必要な遊びを知らず識らずのうちに選択しているって、ご存知でしたか?

遊びは生きるチカラを学ぶこと


画像出典:PhotoACより

子どもが遊ぶことは、基本的に「自分がやりたい!」と思ったことです。
子どもたちは自分が「やりたいから、その遊びをやっている」のですが、実は無意識のうちに自分の成長のため、発達のために必要なことを学んでいると言われています。

だから、子どもが今一生懸命に楽しんでいる遊びは、子どもが「自分に必要だ!」と無意識に選んでいる遊びなので、親はその遊びを応援するだけで良いのです。

ちなみに、このような教育方法を「シュタイナー教育」と呼びます。

「危ない」も体験しながら、学びます!

子どもが遊んでいる中で、どうしても「危ない!」と触らせたくないものってありますよね。
刃先が尖ったものだったり、重たいものだったり、子どもが扱いを間違ってケガをしてしまったら、と考えてしまうようなものって、身近にも少なくありません。

しかし、3歳ころから子どもは危険に対して、強い集中力を発揮するようになるため、多少のケガはしても大きな危険になりにくいと専門家は語っています。

もちろん、近くに親がいて最低限、子どものことを守ってあげるようにすることは大切ですが、小さな子どもたちは「危ない」も体験しながら学んでいくので、危ないことに関しても少しずつ挑戦させるようにしたほうが良いかもしれません。

また危険なことをしている時の、子どもの緊張感や集中力は、子どもにとっても快感です。

その快感を少しずつ理解し、危険なものとの付き合い方を子どもたちは学んでいくのです。

子どもは自分の力量を超えたことはしない?

子どもは大人よりも、感受性が強く。本能的に「自分が出来ること」「出来ないこと」を嗅ぎ分ける嗅覚を持っています。

だから意外に思えるかもしれませんが、子どもは自分の力量が超えるような遊びは無意識に行わないのです。
子どもが「8割大丈夫」と思うことには挑戦します。でも、子どもが「5割大丈夫」と思ったら、手は出しません。

だから、逆に大人が子どもを無理に応援して、ケガをさせてしまうことはあります。

大人が子どもの力量を超えた遊びを応援すること、手助けすることは逆にケガのリスクを増やすことにつながります。
親からすれば歯がゆいことかもしれませんが、あえて「やる「やらない」は、子どもに判断させるようにしてあげましょう。

やりたいことをやることで、子どもは自分を確立していく

子どもにとって、遊びは「心の栄養」です。
遊ぶことで学び、発達し、成長していきます。

そして、子どもたちは「やりたいことをやった」という小さな達成感を感じながら、少しずつ「自分」という存在を子どもたちは確立していくのです。

だから、小さいうちは精一杯好きなように遊ばせてあげてくださいね。

[参考1]『生きる力を育む 子どもの遊び』|すくすく子育て

子どもにとって遊びは、大人の遊びとは少し違います。
子どもたちは遊びを通して、いろんなことを勉強していき、吸収していきます。

実は子どもたちにとって遊びとは「ごはん」と同じように、毎日の心のエネルギーとなる大事なものなんです。

遊びは生きるチカラを学ぶこと


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子どもにとって走ったり、ジャンプしたり、積み木を組み立てたり、これらのことはすべて子どもにとって「遊び」です。

そして、この「遊び」とは、子どもたちが「やりたいからやっている」という自主的なことなのです。

大人のように「大会優勝を目指す!」「高得点を取るぞ!」「ストレス発散するぞ」というものとは、違います。
あくまで「楽しいかやっている」ということなのです。

ただし、この楽しいからやっている遊びは、長い目で見ると子どもの血肉となり、成長した時の「生きる力」や「学ぶ力」になります。

親からすると「また遊んで!」とイラッとしてしまうこともありますが「生きる力、学ぶ力を育んでいるんだな」と思えば、そのイライラも少しは収まるかもしれませんよ?

子どもは一人ひとりやりたいことが違います!

子どもは、ある程度の年齢になるまで、それぞれに好きなことをして遊びます。
その姿は、大人からすると協調性がないように見えてしまいますが、その遊びに熱中して周りが見えていないだけなのです。

それに子どもは一人ひとりやりたいことが違います。小さい内は無理して、他の子に合わせて遊ばせるのではなく。その子が「やりたい」と想う遊びを思う存分やらせてあげることが大事ですよ!

「やんちゃな遊び」と「悪いこと」は別物!

大人からすると、いたずらにしか見えないやんちゃな子どもの遊びは、決して「悪いこと」をしているワケではありません

子どもにとって、やんちゃな遊びは「発見」だったり、「実験」だったり、その遊びを通じて大発見をしているつもりなんです。

ただ、今の時代なかなか子どもが自由に遊べる場所がありません。やんちゃな遊びが出来るように、幼稚園や保育園を頼ったり、あえて広い公園に足を運んでみるなどの工夫は必要かもしれませんね。

大人がすることは最低限の安全を確保すること!

子どもたちは自由に遊ぶことで、いろんなことを学んでいきます。

しかし、それゆえに夢中になりすぎてしまって、周りが見えなくなることもしばしば……。
でも、子どもが夢中になっている時は、意外に事故が起きにくいことが判明しています。

子どもがケガをしたりする時は、大人と同じく、油断した時。

そうなる前の安全を確保するのが大人の出番です!
危険物を取り除いたりして、子どもの安全を確保し、必要以上に手助けしないこと。

大人が無理に手助けすることで、子どもの力量を超えてしまい、ケガをしてしまうことがあります。

なにかしてあげたい時でも、子どもの成長と安全のために、必要なときだけ見守るよう心がけてくださいね。

[参考1]『生きる力を育む 子どもの遊び』|すくすく子育て

熱中症の応急処置時に水分を子どもに取らせてあげることができる「経口補水液」は、自宅でも簡単に作ることが出来ます。

今回はNHKで紹介された、経口補水液の作り方や気になる熱中症予防について、ご紹介します。

経口補水液のレシピ


画像出典:PhotoACより

  • ・水……1L
  • ・塩……3g
  • ・砂糖……40g
  • ・レモン汁……少々

1Lのお水に、それぞれの材料を良く混ぜて溶かしてください。
最後に、香りつけにレモン汁を少々加えると風味が良くなります。

自家製の経口補水液ですが、乳幼児にも飲ませてあげることができるので、夏場は常備していても良いかも?

なお、塩分が濃くなりすぎないように、それぞれの分量には注意をしてくださいね。

熱中症予防のための塩分濃いめの食事は意味がない!

熱中症対策には水分を摂取することだけでなく、塩分も取ることが大事だと言われます。

しかし、脱水が進んでいる時にこそ塩分は必要であり。そうでない日常生活の中では、塩タブレットや塩分濃いめの食事は熱中症予防の効果はありません!

それに普段から塩分を多く取っていたとしても、おしっこと一緒に体外に排出されるので、実はそれほど効果がないのです……。

スポーツドリンクと経口補水液の使い方は異なります!

テレビコマーシャルなどで使われる「イオン飲料」は「水分の中に塩分や糖分が含まれている飲み物の総称」です。

経口補水液も、分類としてはイオン飲料に含まれますが、スポーツドリンクとはその用途が異なります。

  • 経口補水液……脱水症状などを起こした人に、治療で与えるもの
  • スポーツ飲料……塩分とエネルギー補給のための糖分が含まれている

実は経口補水液は別名「飲む点滴」と呼ばれます。そもそも熱中症などで水分が必要な方向けに開発されているため、塩分濃度はスポーツドリンクよりも濃い目です!

だから、普段の水分補給に経口補水液は向きません。

逆に熱中症の時にはスポーツドリンクでは、水分の吸収率が悪いし。必要となる塩分も足りません。

用途にあわせて使い分けるようにしてくださいね。

自宅で経口補水液を作って、万が一に備えよう!

経口補水液は、買えば結構高いですが、ご紹介したレシピを参考に作れば、お手頃価格で作ることが出来ますよ!

万が一の時に備えて、予め少しだけでも作り置きしていると良いかもしれませんね。

[参考1]『子どもの熱中症Q&A』|すくすく子育て

新型コロナウイルス感染症のせいで、夏場でもマスクが手放せなくなってしまいました。
ただでさえ、体温調節が難しい子どもたちにとって、口から冷たい外気を吸引することが出来ない状態は、熱中症のリスクをあげてしまう大きな問題です。

そして、仮に自分の子どもが熱中症と思われる症状が出てしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

熱中症の応急処置は「身体を冷やす」と「水分補給」


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もしかして、熱中症なのでは!と思ったら、応急処置として「身体を冷やす」こと。
そして、水やスポーツドリンクなどを飲ませて「水分補給」をするようにしてください。

[熱中症応急処置]身体を冷やす

  1. ・日陰、エアコンが効いた場所に子どもを移す
  2. ・首、わきの下、脚の付け根などを冷やす
  3. ・身体を濡れタオルで拭いて、うちわで仰ぐ

野外で子どもが熱中症と思われる症状が現れたら、すぐに日陰かエアコンが効いた場所に子どもを移してください。

その後、氷や凍らせたペットボトルなどを使って首、わきの下、脚の付け根などの太い血管が通る場所を冷やしましょう。

そして、少しでも体温が下がるように、子どもの身体を濡れタオルで軽く拭いてあげて、うちわで仰ぎ、気化熱の力を借りて体温が下がるようにしててください。

冷感グッズと使うときにはご注意を!

冷却シートには、残念ながら熱中症の熱を下げる効果はありません。
氷などを使って、直接的に体温を下げるようにしてあげてください。

また大人が使う冷却スプレー・制汗スプレーは、子どもの体を冷やす目的で作られた商品ではないため、必要以上に体温が下がってしまう可能性があります、ご注意を。

[熱中症応急処置]水分補給をする

身体を冷やしつつ、水分もしっかりと補給させるようにしてあげましょう。
この時に、出来ればスポーツドリンクではなく、経口補水液を飲ませてあげるようにしましょう。

経口補水液は別名「飲む点滴」と呼ばれています。水分も塩分も経口補水液の方が効率的に身体に吸収されるため、熱中症の処置には経口補水液の方が効果を発揮します。

また乳幼児、幼児の場合は、それぞれ次のように処置をしてください。

  • 乳児……母乳やミルクを飲ませてあげる
  • 幼児……乳幼児用のイオン飲料や、いつも飲んでいる麦茶・ジュースなど

意外に思えるかもしれませんが、乳児には母乳を飲ませてあげてください。
母乳には赤ちゃんに必要な塩分も糖分も水分も含まれています。だから、熱中症が疑わしい場合は、安心して母乳をあげてくださいね。

身体を冷やすも、水分補給も同時に行って!

熱中症の処置には「身体を冷やす」と「水分補給」の療法を同時に行う必要があります。
片方だけの処置では、十分ではありません。

大人以上に熱中症になりやすい子どものために、万が一の備えとしてご紹介した情報を覚えておいてくださいね!

[参考1]『子どもの熱中症Q&A』|すくすく子育て

コロナ禍のせいで、夏場でもマスクをしなければならくなくなりました。
そのせいで、タダでさえ熱中症になりやすい子どもたちの熱中症リスクが上がっています。

でも、身近で熱中症ってどんなものが知らないから、子どもが熱中症なのか。そうでないのかはわかりませんよね?

今回は今のうちから知っておきたい、子どもの熱中症の症状についてご紹介します。

子どもの熱中症を見分けるには?


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身体の中に溜まった熱を外に出すことが出来ず、体温を下げられなくなり。さらに身体の中から水分が失われ、身体の芯の部分の体温が上がってしまうと熱中症になってしまいます。

この熱中症のサインとしては

・子どもの体温が38度以上になっていないか
・体が熱いのに汗が出ていない
・おしっこの量が少なくなっている
・皮膚が乾燥して熱くなっている

これらの症状のうち、どれかが現れていたら、熱中症になっている可能性が高いと考えてください。

風邪の熱と熱中症の熱は、どう違う?

子どもは風邪を引いても、38度以上の熱を出してしまうことがあります。
風邪の熱は、体内に入ったウイルスを倒すために、体内の熱を上げます。

そのため、風邪の熱は「内側」から熱が出ている状態だと考えてください。

逆に熱中症の熱は「外側」の熱で体温が上がっている状態なので、症状が微妙に異なります。

コロナ渦で熱中症を予防するには?

厚生労働省のガイドラインでは、人と2m以上離れている場合は、熱中症を予防するためにマスクを外しても良いとされています。

ただ、外でマスクをはずすのって、この時期は怖いですよね?
特に小さい子どもは、熱中症になりやすいので、今年の夏は不要不急の外出を避けることも大切かもしれません。

・室内の温度に気をつける
・なるべく炎天下に外に連れ出さない
・こまめに水分補給をさせる

また小さいお子さんに対しては、上記のことを意識して子どもをコロナと熱中症から守ってあげてくださいね。

熱中症は予防が出来ます!過度に怖がらないで

熱中症は、たしかに命の危険性のある病気です。
しかし、ちゃんと対策をとってさえいれば、熱中症を予防することは可能です。

それにコロナ禍中で、今も不要不急の外出は避けるのがベターな状況です。

熱中症予防の観点も含めて、今年の夏は必要なとき以外は外出しないようにした方が良いかもしれませんね。

[参考1]『子どもの熱中症Q&A』|すくすく子育て

乳幼児の場合は、マスクがあるせいで熱中症になりやすいため、WHOでは2歳未満の子どものマスク着用は危険だとしています。

新型コロナウイルス感染症のせいで、夏場でもマスクが手放せなくなってしまいましたが、子どもたち、特に乳幼児をコロナと熱中症から守るには、どうすれば良いのでしょうか?

2歳未満の子どもにマスクが危険なワケ


画像出典:PhotoACより

赤ちゃんの口と鼻は、とても小さいですよね?
その小さな口と鼻をマスクで覆ってしまうと、赤ちゃんは呼吸がしにくくなってしまい、苦しくなってしまいます。

だから、できるのであれば2歳未満の子どもは、マスクをしない方が良いでしょう。

しかし、どうしても人混みが多い場所に子どもを連れていかなければならない――という時は、適度に人がいないところに退避して、マスクを取って呼吸をさせてあげたりして、空気を吸うことができる機会と身体にこもった熱を外に出す機会を作ってあげてください。

また、時折子どもの顔色を見ながら、息が苦しくないかを確認したり、水分補給を忘れないようにしてあげてくださいね。

外出時の服装にも、夏場は注意が必要です!

大人よりも体温が高い乳幼児の場合、体温調節がしやすい涼しい格好にしてあげることが重要です。

ただし、次のことを意識して、直射日光がなるべく当たらないようにしてあげてください。

  • ・通気性の良い素材の長袖を着せる
  • ・帽子をかぶせてあげる

熱い中で帽子をかぶせると熱がこもってしまいそうに思えますが、帽子をかぶることで汗をかき。その汗で体温を下げることにつながります。

だから、赤ちゃんにもなるべく帽子をかぶせてあげるようにしましょう。

部屋の気温を無理に上げすぎる必要はありません!

「エアコンのせいで体温調節機能が低下してしまうのでは……」と不安に思われるママもいらっしゃるかもしれませんね。

確かに「クーラー病」と呼ばれるエアコンによる身体の冷やしすぎは良くありません。

しかし、人間にはそもそも体温を調節する機能が備わっており、エアコンの中で過ごしていたとしても、徐々に慣らしていけば外気の暑さにも耐えられるようになります。

また汗を出すための「汗腺」は、成長と共に増えるのではなく、生まれた時からその数が決まっています。

だから、暑い場所で子どもを育てることで、体温調節しやすくなるということはないですし。小さいときから暑い場所に慣らす訓練をする必要もありません。

熱中症は予防ができる病気です。

熱中症は温度に気をつけたり、服装に気をつけたりすることで予防できる病気です。

また、子どもを連れてどうしても暑い中外出しなければならない、という時は、保冷剤や冷却剤、経口補水液を持ち歩くなどの備えをしておけば、外出時であっても熱中症をより予防しやすくなります。

熱中症はたしかに怖い病気ですが、予防ができる病気だと言うことを忘れずに、備えだけはしっかりとしておきましょう!

[参考1]『子どもの熱中症Q&A』|すくすく子育て

子どもと外に出ていたら、熱中症のような症状になってしまったら、誰だってパニックになってしまいます。

仮に、子どもが熱中症になってしまったら、どこに連れて行けばよいのでしょうか?

次のような熱中症のサインが出たら、救急車をよんで!


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熱中症のサインが出ている場合、速やかに緊急病院に行って処置してもらう必要があります。

次のような症状が出ていたら、すぐに救急車を呼びましょう。

・38度以上の熱がある
・汗をかかない
・尿が出ない
・吐く
・ぐずる
・泣き出す
・ぐったりしている
・意識がもうろうとしている

熱中症の症状になると、身体の中から水分が失われ、汗や尿が出にくくなってしまいます。

また、熱中症の症状が進むとことでちょっとしたことで子どもがぐずったり、すごく泣き出したりすることがあります。

そして、症状が悪化すると吐いたり、ぐったりし、意識がもうろうとしてくることもあります。

このような場合はすぐに治療が必要です!

熱中症っぽい子どもを家で介抱する場合は、どうすれば良い?

子どもが熱中症っぽくなってしまい、家で休ませている時には、次のことを意識して子どもの健康状態を把握するようにしてください。

・表情(苦しそうな顔をしている、眉間にシワが寄っているなど)
・受け答えがおかしい
・目をなかなかあわせてくれない
・おしっこが出ている量が減っている

子どものちょっとしたことを観察することで、子どもの健康状態をある程度把握することが出来ます。

特におしっこの量がどれぐらいだったかを記録することで、病院に子どもを連れて行った時に医師が子どもの健康状態を把握する、バロメーターとなり、治療に役立ちます。

難しいことですが、なるべくおしっこの量なども記録するようにしてくださいね。

なお、風邪の発熱と熱中症の熱は、種類が異なります。
熱中症の時に解熱剤を使っても、体温は下がらないので熱中症のときには解熱剤を使わないようにしてください。

子どもの熱中症はアナタの直感が教えてくれるかも?

毎日子どもを見ているママの「なにか変だ!」という直感は、バカになりません。

ついつい「気のせいかも」と思い過ごしてしまうこともある、ママの直感は当たっていることが少なくありません。

そして、お医者さんもママの「いつもと違うんです」という言葉を真剣に受け止めて治療を行います。

だから「なにか変だ!」と思ったら、すぐに病院へ受診するようにしてくださいね。

[参考1]『子どもの熱中症Q&A』|すくすく子育て

世代、年齢が違えば、考え方も違います。
そして、当たり前ですが子どもに対する教育観や子育て方法も、世代によって全く異なります。

今回は、特に現役世代の子育てとおばあちゃん世代の子育て部分との違いをピックアップしてご紹介します。

それぞれの育児に関するやり方の違い


画像出典:PhotoACより

【昔のやり方】
・授乳について……時間を決めて3時間おきに授乳
・うつぶせ寝について……頭の形がよくなり、寝付きが良くなると考えられていた
・果汁について……3、4か月ごろから果汁をスプーンで与えていた
・日光浴について……ビタミンDの生成のため日光浴を推奨
・沐浴について……水が入るのを防ぐため両耳をおさえるように指導された

【今のやり方】
・授乳について……母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがったら授乳してOK
・うつぶせ寝について……乳幼児突然死症候群予防のため「あおむけ寝」が推奨。
・果汁について……母乳の摂取量の減少と栄養不足になる恐れがあるため推奨されていません。
・日光浴について……赤ちゃんを外気や温度差に慣らす「外気浴」へ変更
・沐浴について……両耳を抑える必要がない。赤ちゃんの中耳が狭いからすぐに水が出るので

たった、これだけの項目であっても、こんなにも昔と今の育児方法は異なっています。

もちろん、未だに共通している内容もありますが、育児もいろんな物事と同じようにアップデートされ続けているので、必要以上におばあちゃんたちの言うことを聞く必要はありませんよ!

おばあちゃんのアドバイスとネットの情報が違う時は、どうすれば良い?

インターネットの情報は玉石混交です。最近では、きちんとした育児情報も探せば見つかるようになりました。

しかし、一件「これは良い方法だ!」と思われる方法であっても、実は危険な方法だということも少なくありません。

おばあちゃんから聞いたアドバイスとネットのアドバイスが違っていたら、まずはおばあちゃんのアドバイスを聞いてみた方が、経験から出た言葉なので確かかもしれません。

ただし、おばあちゃんたちが「これはテレビやネットで書いてあったんだけど~」と言って、経験ではない部分からアドバイスする場合は、必ず情報の出どころを確認し。それが正しい情報かどうかを確かめるようにしてください。

祖父母世代の情報が役立つこともいっぱいあります!

ネットの情報や自分たち世代がわからない、伝統行事やおばあちゃんの経験から来た、子どものあやし方や泣き止ませ方などは、本当に聞いて身になる話がいっぱいあります!

そういった話を聞き出すためにも、あえてママやパパは「育児の失敗談」を聞いてみると良いかもしれませんね。

ネットには載っていない”生きた経験”は、やっぱり経験した人の中にしかありません。
そして、いつかはアナタがおばあちゃんたちから教わった失敗談を自分の子どもに伝えてあげられるようになれると良いですね♪

[参考1]『おばあちゃんに聞いてみよう!』|すくすく子育て

私たちの社会は、新型コロナウイルス感染症と共に生きる社会へと少しずつ変容し始めています。

しかし、それは私たちがしっかりと感染予防を行う生活です。

今回は新型コロナウイルス感染症から子どもを守る、予防のお話です。

子どもの感染予防は、実は親が大切!


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何気ない日常の中で「子どもが新型コロナウイルス感染症に感染してしまったら、どうしよう……」と不安に想ってしまうこと、ありますよね。

しかし、以外なことかもしれませんが、複数の研究機関で「まず親が感染して、親から子どもが感染する」ということが判明しています。

実は新型コロナウイルスに感染するする経路は親が外から持ち込んで、子どもに意図せず感染させてしまっていることが多いのです。

その理由は「大人の行動範囲は、子どもよりも遥かに広い」からです。

子どもがあれを触った、これを触ったからコロナに感染――というよりも、親が通勤中や買い物にときに触るもののから、コロナに感染し。それが子どもに感染する可能性の方が遥かに高いのです。

だから、子どもの新型コロナウイルス感染を予防するために、まず親であるアナタがしっかりとマスクと手洗いを心がけることが重要です!

手洗い後はしっかり乾燥を!

大人の手洗いでも、子どもの手洗いでも同じですが、手を洗った後はしっかりと乾かすようにしてください。

手洗い後に乾かすと、ドアノブなどを触った際に、濡れた手から菌やウイルスが付着するリスクが1/10以下になるという研究があります。

意識して手洗いはするけれど、手洗い後に手をしっかり乾かすことは、親も子どもも忘れがち。

ちょっとしたことですが、ウイルスが付着するリスクが1/10になるのなら、努力する価値はありますよね。

遊具に触れた後も手洗いを

子どもが公園に遊ぶときに、遊具に触るのが怖い、という親御さんもいらっしゃることでしょう。

しかし、遊具に触った後に、しっかりと手洗いすれば新型コロナウイルス感染症の感染を予防することが出来ます。

また現実的に考えて、子どもが遊ぶたびに遊具を消毒することには無理があります。

もちろん、よほど気になる場合は、遊具を消毒液などでサッと拭く必要はあるかもしれません。
でも、その際には遊具が傷つかないように、消毒液を残さないようにしてくださいね。

大人の努力が子どもの感染を予防する!

新型コロナウイルスに関する調査が進むにつれて、いろいろなことがわかってきました。
親から子への家庭内感染が多い、というのも調査が進んだからこそわかったこと。

だからこそ、これからの子どもの感染を防ぐために、パパ、ママが新型コロナウイルスに感染しないように出来ることをやっていきましょうね!

また手が荒れていると、無意識に手洗いをしたくなくなる、という研究報告もあります。
手洗いをしっかりしつつ、手が荒れないように親子で手肌の保湿ケアも意識してくださいね。

[参考1]『専門家からのアドバイス・メッセージ(3)子どもへの感染を防ぐために』|すくすく子育て

地震や台風などで、子どもと一緒に避難しなければならなくなった。
そんな時に大人だって不安ですが、子どもたちはもっと不安です。

仮に、子どもと避難所生活になった場合は、どんなことに注意し。子どもに対してどんな心のケアをしてあげれば良いのでしょうか?

避難所生活では柔軟な思考と臨機応変さが必要


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万が一の際に、避難所での生活になったとしても「こうすれば良い!」というルールはありません。
日常の常識にとらわれず、今の状況で「何ができるのか?」を考えて臨機応変に対応するように心がけましょう。

また避難所で子どもが泣き出したり、癇癪を起こしたりしてしまうことがあります。

でも、この避難所で1番不安なのは、子どもたちかもしれません。

避難所にいるときは子どものことを優先してあげてください。
周りの人の視線も気になるかもしれませんが、無理に泣くのをやめさせたり、我慢させたりしないほうが良いですよ。

そして、ママたちも避難所での生活に能動的に関わるようにしてください。

周りの人にために動くことで、周りの人たちだけでなく、アナタ自身の精神衛生を落ち着かせることにもつながります。

不安点な子どもの心に寄り添ってあげて!

避難所で不安な子どもの心に寄り添ってあげることが重要です。

子どもの不安定な状態でママたちも不安かもしれませんが、心配しすぎてあれこれ気を回すよりも、親がそばにいて抱きしめてあげる。

「大丈夫だよ」となんども声をかけてあげて、子どもの話に共感してあげる――など、それを繰り返すと子どもの不安な心も少しずつ解消されていきます。

コロナ渦での避難所生活に備えるべきものは?

コロナ渦の中で、否応なく避難所生活を強いられる可能性があります。

もちろん、自治体も新型コロナ対策をしっかりと行いますが、それでも自分たちの健康は自分で守る備えも重要です。

例えば防災バックの中に次のようなものを入れておくことを検討されても良いかもしれません。

◆コロナ渦で避難所生活に備えたいもの
・マスク(タオル等)
・石鹸、アルコール消毒液(ウエットティッシュ等)
・体温計
・持病薬
・スリッパ
・ビニール手袋

など……

避難所での過ごし方を知っていれば万が一のときも安心かも?

自然災害はいつ訪れるかわかりません。
そして、今はコロナ渦です。今までの防災グッズは不要と思われていたものも必要になってきます。

万が一はいつ訪れるかわかりません。
だから今のうちに避難所で生活することも踏まえて、しっかりと準備を行っておいてくださいね。

[参考1]『地震の備え・できること』|すくすく子育て

[参考2]『災害時の避難所における新型コロナウイルスへの対応について』|湘南区