お正月に親戚が集まりで、甥や姪にお年玉をあげることはありませんか?

お年玉をわたす時、どんな袋にお金を入れてわたしますか?実はお年玉の袋を折り紙で折ってつくることができます。折り紙1枚でお年玉袋ができるのかと思うかもしれませんが、それができるのです。

今回は、折り紙でつくるお年玉袋、鶴のポチ袋2種類をコラムで紹介したいと思います。

Aタイプの鶴のポチ袋の作り方

1.正方形の紙を用意します。
2.三角に折り目をつけます(中の色が鶴の色です。)
3.反対角も三角に折り目をつけます。
4.開いて2カ所の角を真ん中にします。
5.図5のように折り目をつけます。
6.図6のように折り目をつけます。

7.もう一方も折り目をつけたら外側から折り目通りに折ります。
8.巻き込むように折ります。
9.天地の角を真ん中へ折ります。
10.いちど開いて図10のように折り目をつけます。
11.反対側も折り目をつけます。
12.図12のように折り目をつけます。

13.左右の辺を折り目通りに、図13のように開きます。
14.図14のようにつぶします。
15.左右の角を手前に引きます。
16.図16のようにつぶします。
17.鶴を折るように折ります。
18.鶴を折るように開きます。

19.鶴を折るように細くします。
20.図20のように折り目をつけます。
21.右側から説明すると、いったん開き真ん中の細い部分を左にたおします。
22.もう1度折るとしっぽが出来きます。
23.左側も同じように折り頭を折ります。
24.フタの部分を折って先端を羽の下に入れて出来上がりです。

Aタイプの鶴のポチ袋の折り方です。上記の説明文と動画の手順で少々異なるところがあります。

Bタイプの鶴のポチ袋の作り方

1.正方形の紙を用意します。
2.三角に折り目をつけます(中の色が鶴の色になる)
3.反対側も三角に折り目をつけます(1から3はAタイプの鶴のポチ袋で紹介した折り方と同じ)
4.裏返して図4のように折ります。
5.上下に出ている三角で羽を降ります。
6.図6のように折りがみを重ねます。
7.折り目にそって図7のように折ります。
8.重ね合わせた線にそって図8のように折ります。
9.図9のように折り目にそって折り返します。

10.反対側も同じように折ります。
11.鶴の首とくちばしを折ります。Aタイプの鶴のポチ袋とほとんど同じです。
12.図12のように折り返します。
13.図13のように正方形をつくります。
14.正方形をつくった部分で鶴を折ります。
15.図15のように鶴のくちばしの部分をつくります。

16.図16のように鶴の羽をつくります。
17.図17のようにくちばしと頭をつくります。
18.線のところを裏に折り返します。
19.完成です。

Bタイプの鶴のポチ袋の折り方を紹介した動画です。上記の説明文と動画の手順が少々異なるところがあります。

2種類のポチ袋の作り方は、動画と説明でおわかりいただきましたか?お正月、おいやめいにお年玉を折り紙で折った鶴のポチ袋に入れてわたしてみませんか?裏が白色の折り紙の場合、鶴の部分を白にするか、鶴いがいの部分を白にするか皆さんの好みにおまかせします。折り紙にも種類がたくさんありますので使う折り紙の種類も皆さんにおまかせします。

正方形の折り紙を用いて入れ物を作ることができます。

今回は折り紙で作る代表的な箱2種類を紹介したいと思います。

福はこ

底面がぷっくりと広めな「福はこ」は、見た目よりたくさんの小物を入れることができます。色とりどりのお菓子を入れれば、おやつの時間もいっそう楽しくなりそうです。

1.半分に折ります。
2.もう一度半分に折ります。
3.広げて折りつぶすように折ります。

4.反対側も同じように折ります。
5.左右のかどを真ん中の線に合わせて折ります。
6.折ったところを広げてつぶすように折ります。

7.他のところも同じように折り反対側も同じように折ります。
8.折りずらして何もない面を出します。
9.左右のかどを真ん中の線二折り合わせます。反対側も同じように折ります。

10.上の4つのかどを折り下げます。
11.中心にゆびを入れて開き、形を整えます。
12.出来上がりです。

 

「鶴の器」の作り方

形はとてもかわいけれど、「福はこ」にくらべてかなり難易度がアップします。飾りや小物入れに使えそうです。

1.正方形の紙を用意します。
2.中表に折っていきます。(中の色が羽の色です。)
3.三角に折ります。
4.もう一度三角にします。
5.三角を起こしてつぶします。
6.もう一方もつぶします。

7.両端をたたみます。
8.もう一方もたたみます。
9.三角を起こしてつぶします。(4つとも)
10.まん中を持ち上げて中に折り込みます。
11.4つとも同じように折ります。
12.真ん中で折り返し外になる面を変えます。

13.折り目をつけていきます。真ん中に向かって折ります。(4つとも)
14.できた角で折り目をつけます。
15.開く(折り目がついた)短い折り目は底を作る線をつけます。
16.真ん中で折り返し外になる面を変えます。
17.上の角を右下に折る(羽)裏返してもう一方もそろえて折ります。
18.全体を少しずつ開いて底を作っていきます。

19.底を作ります。
20.底を下にして見たところです。(左右は羽、手前は首)
21.羽の手前の折り目を開きます。
22.首に折り目をつける左の角から手前に折れるだけ折ります。
23.開いて反対にも折って開きます。(折り目がついた)
24.折り目が交差している所で手前に折ります。

25.左右をさっきつけた折り目に合わせて折り込みます。
26.できた角を結ぶ線で折り目を付けます。
27.付けた折り目から1枚おこしつぶします。(上が長いひし形になる)
28.羽の手前をもとにもどすように折ります
29.反対向きにします(尾のほう)
30.羽をまん中にできるだけよせます。

31.真ん中の尾になる部分の形を整えながら手前にたおします。
32.横から見たところ羽と尾は重なって一体化します。
33.首を半分に折ります(細くなる)。
34.頭を折ります。
35.出来上がり。

実際折って「鶴の器」を作ってみました。

「福はこ」と「鶴の器」の作り方はおわかりいただきましたか。「鶴の器」は折り方が複雑ではじめは苦戦すると思います。まずは、「福はこ」から挑戦してみましょう。「福はこ」が折れたら、「鶴の器」に挑戦してみてください。

 

はらぺこあおむしのカードを作ってみました♪

海外のサイトで見つけたはらぺこあおむしの顔のカワイイカード!!
折りたたむと顔だけになり、広げると体全体が広がり、うねうねと動かせます(笑)
早速真似して作ってみることにしました!
画用紙を丸く切って、顔や素材を貼って、割りピン(2股ピン)で間を止めるだけ!
でこんなにカワイイカードができちゃいます!

 

【材料】
★はさみ
★スティックのり
★割りピン(2股ピン)(文房具店で購入)
※模様入り、形が★やハート等の割りピンは、ダイソーでも手に入ります。
※シンプルな物が良ければAmazonなどでも手に入ります。
★色鉛筆、クレヨンなど色付けの画材
★コンパス(100円ショップに売っています)
★定規(15センチ程度の長さがあればOK)
★画用紙(文房具店で購入)
※使う色:緑、紫、黄色、赤、白です。
※100円ショップでも手に入ります。

★あとはカードの中に貼る絵だったり、シールだったり、お好きな物をどうぞ♪

 


1.コンパスを5センチに合わせます。

2.緑の画用紙に直径10センチの円を書きます。(この場合は6個)

↑こんな感じ♪

3.白画用紙に直径8センチの円を書き、切ります。(これも6枚用意します)

4.白い画用紙を緑の画用紙の真ん中らへんに貼ります。


5.赤い画用紙で直径10センチの円を書き、一枚丸を作ります。これが顔になります。

6.顔を貼ります

7.裏返して触覚ぶぶんをはります。

8.顔ができました。カワイイです♪

9.端から5ミリ位の所にボールペンで印をつけます。ここにコンパスで穴をあけ、割りピンを差し込みます。

10.赤の顔部分と緑の体部分を1枚重ね、コンパスで穴をあけます。

11.割りピンを刺します。

12.割りピンの二股部分を左右に広げ、裏返し、上から少し押します。

13.このようにつながります。
同じように穴をあけ、割りピンを刺して体を6枚全部つなげます。

14.白画用紙部分にお好きな素材を貼っていきます。そして、完成~!!!

貼る物は何でもOKです。お好きなシールやキャラクター物、子供が描いた絵でも

カワイイです。何かしらメッセージを書いて、子供のバースデーカードや招待状、おじいちゃんおばあちゃんへのお手紙、

子供の写真を貼ってアルバムの絵手紙とか…色々できますね♪♪♪

▼こちらカードを広げる所▼

▼こちらカードを動かしている所▼

折り紙12枚でつくるくす玉が作れるようになりましたら、次は折り紙30枚でつくるくす玉にチャレンジしてみましょう。

ユニット折り紙で作る!一番小さい簡単なくす玉

今回もより分かりやすいように、イラストと動画で詳しく説明していきますので、焦らずゆっくりチャレンジしてみてください!

 

折り紙30枚でつくるくす玉の作り方(薗部式)

折り紙は30枚使います。

手順

1.30個のパーツをまず折り紙で折ってつくります。
2.それぞれのパーツを輪にしてつなぎます。
3.5つのパーツのまわりに「3つの山」を5個つくります。

4.4の絵のようにさらに差し込んでまるく組み立てます。
5.最後の5個を2の絵と同じようにつなげて4まで作ったものにふたをします。
6.出来上がり

折り紙30枚でつくるくす玉の作り方(薗部式)の動画はありませんでした。

 

折り紙30枚でつくるくす玉の作り方(私式)

私は折り紙30枚でつくるくす玉にチャレンジしたのは20歳過ぎてからです。お部屋のインテリアに、コンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉では満足いかなかったので折り紙30枚でつくるくす玉にチャレンジしました。

インターネットを使って折り紙30枚でつくるくす玉と検索してインターネットの写真を見ながら形を想像して作成にチャレンジしました。はじめは失敗の連続でしたが何回かチャレンジするうちに折り紙30枚でつくるくす玉を完成させることができました。

私式折り紙30枚でつくるくす玉の折り方を動画にしました。

図と動画でだいだいの作り方はわかりましたか。チャレンジしたいと思いましたらチャレンジしてみましょう。

 

ユニット折り紙の作成がもたらせた奇跡

私は結婚前にニュージーランドに2か月間1人旅に出かけました。結婚して家庭を持ったら長い間海外に行くことができないと思いましたので思い切って出かけました。私は韓国人が経営するシェアハウスに長い間滞在していましたがその滞在先でユニット折り紙が大活躍しました。

シェアハウスとは自分のお部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅のことで、共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめる新しい家のことです。韓国人が経営するシェアハウスは私の他に、韓国人のオーナー、中国人の男1名、日本人の男1名、韓国人の4人ファミリー(父、母、10歳の男の子、6歳になる女の子)がいました。

シェアハウスに滞在中に韓国人の4人ファミリーの女の子が6歳の誕生日を迎えました。誕生日を知らされたのは誕生日当日だったので私はプレゼントを用意していませんでした。ニュージーランドに来て間もない頃でしたので誕生日プレゼントになるようなものを売っているお店が良く分かりませんでした。私はニュージーランドに折り紙を持ってきていました。そこで私はプレゼントが買いに行けないならばユニット折り紙をつくってプレゼントしようと考えました。プレゼントしたものは、コンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉、折り紙30枚でつくるくす玉をプレゼントしました。大急ぎでつくったプレゼントではありましたが、韓国人の6歳の女の子の誕生日会に参加していた人の目を引きました。韓国人の6歳の女の子が喜んだのはもちろん、その家族に大変喜ばれました。折り紙は日本の文化で、折り紙のプレゼントは外国人に大変喜ばれます。

子どもが成長して海外留学や海外ホームスティーをすることが決まったならば、折り紙を持っていくことをおすすめします。今から子どもと一緒にユニット折り紙をつくってみてはいかがでしょうか。子どもが成長して海外留学する時に大活躍しますよ。

 

女の子の工作

ユニット折り紙でコンペイトウ、サイコロが上手につくれるようになりましたら次はくす玉にチャレンジしてみましょう。折り紙12枚でつくるくす玉が1番簡単なくす玉です。

今回もイラストと動画で、初心者でも簡単にできる様になるまで説明しています。

 

折り紙12枚でつくるくす玉の作り方(薗部式)

折り紙は12枚使います。

〇手順

1.パーツの真ん中が半分に折れているか確認をします。
2.多面体用のパーツが出来上がります。
3.12枚同じパーツをつくります。
4.4の絵のように差し込みます。

5.1セット出来上がりです。
6.4セット作って差し込みます。
7.7の絵のように差し込みます。
8.出来上がりです。

薗部式の折り紙12枚でつくるくす玉の作り方の説明動画です。

 

折り紙12枚でつくるくす玉の作り方(私式)

コンペイトウやサイコロに慣れた頃、折り紙12枚でつくるくす玉に挑戦したいと思うようになりました。

コンペイトウ、サイコロと同様、いただいた見本を分解して折り紙12枚でつくるくす玉の作り方を調べました。

私式折り紙12枚でつくるくす玉の折り方を動画にしました。

図や動画で作り方はわかりましたか。1番やりやすいと思ったやり方で、折り紙12枚でつくるくす玉をつくりましょう。

 

パーツの他の折り方

今までは園部式のパーツ、私式のパーツの2種類でコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉を組み立てていましたが、パーツの折り方はたくさんあります。

そこで、今までコラムで紹介した別の折り方でパーツの作り方を紹介したいと思います。

〇手順

1.まず1の写真のように折り目をつけます。
2.2の写真のように折り紙の中心に向かって三角形をつくるようにおります。
3.3の写真のようにさらに中心線に沿って半分におります。
4.両端をおり長方形の形になったら4の写真のように差し込みます。
5.両方差し込んだら出来上がりです。

動画を作成しましたのでご覧ください。

 

私が小学校のころよく作った3種類のパーツ

1.私がよく折っていたパーツ
パーツの真ん中に仕切りがあるので組み立てが簡単です。初心者向きです。

2.私が2番目によく折っていたパーツ
パーツづくりも1より難しいです。組み立ても真ん中に仕切りがない分、形づくっていくことが難しいように思えます。1のパーツで組み立てが慣れてきたら2のパーツで組み立て作業をした方がやりやすいと思います。

2のパーツでつくったコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉です。

 

3.薗部式パーツ
1のパーツをつくる途中で完成します。1のパーツと同様に初心者向きです。

3のパーツでつくったコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉です。

皆さんはどのパーツでつくったものが好きですか?初心者は1と3のパーツが1番やりやすいのではないでしょうか。パーツをたくさんの種類作ってコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉をたくさん作って遊ぶことも楽しいかもしれません。

私が小学校4年生のころコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉を3種類のパーツを用いて毎週作って遊んでいました。

コンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉をつくることは、当時自閉症の兄のことや構音障がいで冷やかしからかいを受けている私にとっての逃げ道だった気がします。折り紙をすることでクラスメイトから、折り紙12枚でつくるくす玉が欲しいから作ってと言われたときは特技ができたみたいで嬉しかったです。

特技がないと悩んでいる方、ユニット折り紙でコンペイトウ、サイコロ、折り紙12枚でつくるくす玉をマスターして自分自身に自信をつけてみてはいかがでしょうか?

 

女の子の工作

綺麗で可愛い作品が作れると人気ユニット折り紙。

チャレンジしたいけれど難しそう。そう考える人でも簡単にできるコンペイトウを前回のコラムで書かせていただきました。
コンペイトウは上手につくれるようになりましたか?コンペイトウに慣れてきたら次はサイコロにチャレンジしてみましょう。

ユニット折り紙で作る!多面体コンペイトウの作り方

 

サイコロの作り方(薗部式)

折り紙は6枚使います。

〇手順

1.6つのパーツをつくります。
2.2の絵のように差し込みます。

3.3の絵のように差し込みます。
4.4の絵のように差し込みます。

コンペイトウと同様に薗部式のサイコロの作り方の動画がありました。丁寧にパーツの作り方も紹介されていますので、パーツの作り方を忘れた方は再度確認が可能です。

 

サイコロの作り方(私式)

コンペイトウに慣れた頃、コンペイトウだけではなく他のユニット折り紙をしてみたいと思うようになりました。
そこで次に簡単と思いましたのがサイコロでした。

コンペイトウと同様、いただいた見本を分解してサイコロの作り方を調べました。

私式サイコロの折り方を動画にしました。

図解に動画でコツはつかめたでしょうか?
1番やりやすいと思ったやり方でサイコロをつくりましょう。

 

ユニット折り紙を成功させるポイント

1.正確に折ることが重要なポイントです。
ユニット折り紙の基本となるのはパーツです。ひとつひとつのパーツの組み合わせから成り立っているので、基本になるパーツはきちんと折りましょう。基本のパーツがきれいだと組み合わせたときの形もきれいに仕上がります。

折り方の説明で折り目をつけるサインが度々出てきますが、完成形になる前の形づくりなので、折り目は面倒でもきっちりつけていくことがポイントです。

2.まずは簡単なものから始めます。
いきなりユニット折り紙でくす玉をつくることは難しいです。まずは簡単なコンペイトウやサイコロをつくることからはじめましょう。

3.コツを掴みます。
とてもきれいなくす玉は、自分で作るには敷居が高いように思いますが、コツを掴めば簡単です。パーツの組み合わせで成り立つユニット折り紙はそれが3つなのか30個なのかの違いだけです。まずは折り紙3枚でつくるコンペイトウからはじめてコツをつかみましょう。

 

ユニット折り紙のメリットとデメリット

〇メリット
1.折る際に角を揃えるなど、きれいに折るということで手先が器用になることです。
慣れていけば、折り紙の完成までどのように形を変えていくのか考えるなど脳の活性化にもつながっていきます。手先が不器用な人のトレーニングに折り紙が使われます。

2.作品が完成すれば飾る、遊ぶこと、実用的なものとして実際に使うことができることです。
お部屋に折り紙作品を飾る、お友達や知り合いにプレゼントにしてあげることができます。

3.折り紙は折り紙さえあれば誰でもいつでも作ることができ、スペース的にも場所を取るという心配もありません。
折り紙は完成するまで本などがあれば1人でもできますので、折り紙の作る環境は誰にでも整いやすいと言えます。

〇デメリット
1.折り紙のほとんどはきちんと折るというのが基本です。
適当に折ると完成図のような作品にならない、美しさという点で欠けてしまったものができる場合があります。

2.折り紙には根気が大変重要になってくることです。
普段からコツコツ物事を進めることが苦手な方には難しい作業であると言えます。

折り紙は折り紙があればいろいろなものが折れ誰でもできるものですが、きっちり丁寧に折らなければいけないなど根気のいる作業です。メリット、デメリットを頭に置きながらユニット折り紙に挑戦してみましょう。

 

女の子の工作

折り紙を組み合わせて作る素敵な多面体のユニット折り紙。
綺麗で可愛い作品が作れると人気ですが、難しそうでなかなかチャレンジできずにいる人も多いと思います。

コツがわかれば簡単に楽しめますので、図解と動画で分かりやすく説明していきます。

折り紙を自由自在に折ってユニット折り紙を作りませんか!

 

ユニット折り紙とは

ユニット折り紙は、紙を折り曲げることで比較的簡単な構造(ユニットまたはパーツ)を多数作り、これを組み合わせて形を作るタイプの折り紙作品です。多面体折り紙ともいいます。

組み合わされるパーツの枚数は、作品によって2枚から数万枚まで千差万別です。
パーツを組み合わせる方法には多くの場合、紙を折って生じる重なりの隙間(ポケット)に継ぎ手を差し込み、全体を紙の摩擦力で支えることが多いです。

また、同じパーツの枚数を変えて組むことによって、違う形を作ることができます。多数の紙を用いるため、複数の色の折り紙を用いて配色を工夫できるのもユニット折り紙の楽しみの1つです。

1960年代、ユニット折り紙は薗部光伸氏によって考案されました。「そのべ式ユニット」はシンプルな折り方ながら応用範囲が広く、ユニット折り紙の普及のきっかけになりました。

 

初心者向けのユニット折り紙 両三角錐

ユニット折り紙を始めたいと思ったならば、まず両三角錐からはじめてみることをおすすめします。
両三角錐が基本の形となりますので、まずはこの折り方をマスターしましょう。

〇パーツの作り方
両三角錐組み立てのためにパーツをつくります。

手順(絵に沿って説明します)
1.縦横半分に折り目をつけて戻します。
2.折って戻します。
3.折って戻します。
4.点線で折ります。
5.点線で折ります。
6.点線で折ります。

7.中に差し込みます。
8.向きを変えます。
9.点線で少し後ろに折ります。
10.出来上がりです。

両三角錐はパーツが3つ(折り紙が3枚)必要なので同じような手順で残りの2つをつくります。

〇両三角錐の組み立て方

手順
1.3つのパーツがあるか確認をします。
2.絵のように差し込みます。
3.絵のように差し込みます。

4.絵のように点線で後ろに折ります。
5.裏返します。
6.差し込みます。

上記で紹介した手順は薗部式です。

 

ユニット折り紙をはじめたきっかけ

私は、小学校3年生の時上級生がプレゼントしてくれた両三角錐を分解して作り方を学びました。
私も上級生みたいにユニット折り紙をつくってみたいと強く思うようになりました。
両三角錐なら使う折り紙が3枚だけなので他のユニット折り紙にくらべて作りやすいと思いました。
両三角錐は私がユニット折り紙ではじめてつくったものです。

当時、私が学んだ両三角錐の折り方です。

ユニット折り紙のやり方は人それぞれです。やりやすい方法で挑戦してみてください。
手を動かしますので脳の活性化につながります。

図解に動画でコツはつかめたでしょうか?

まずは基本の三角錐から始めてみましょう。
ゆっくり作ればお子さんでも十分楽しめます。

親子で一緒に体験するのも良いでしょう。

 

女の子の工作

世界一の紙ヒコーキを折ろう!本物の体験ができる体験図鑑

幼稚園によるかもしれませんが、卒園式が近くなりますと園児の保護者同士でプレゼント交換が行われることが多いのではないでしょうか。

長女と次女の幼稚園では、毎年のようにプレゼント交換が白熱します。
私のように、プレゼントは何にしようと悩まれる人が多いのではないでしょうか。

今回は長女が卒園の年にプレゼントした、簡単で見栄えがする【折り紙で作った八角形の飾り箱】を紹介したいと思います。

 

可愛い飾り箱の作り方

〇パーツの作り方

折り紙を16枚準備します。

 

1.折り紙を三角や四角に折って写真のように型をつけましょう。

 

2.中心に合わせるように折りましょう。

 

3.型をつけるために半分に折り紙を折り、再び広げてとんがったところから3番目の線(写真の赤い線)で折り返しをしましょう。

 

4.写真の赤い線に合わせておりすすめていくとパーツが完成します。

 

5.上のパーツで折り紙8枚を使いますので8枚同じものを折ります。
下の箱も8枚折り紙を使いますので下の箱も上の箱と同じ方法で8枚パーツを作りましょう。上と下で合計、16個のパーツができあがります。

 

〇組み立て方

1.パーツ2枚を写真のように組み合わせます。
2.同じような方法で8枚組み合わせます。
3.8枚重ね合わせることができたらきれいに形を整えましょう。
4.下の箱も同じような手順で組み立てましょう。
5.上の箱、下の箱の組み立てが終わりましたら、写真のように重ねましょう。

作り方がわかりやすいと思いましたので動画にしてみました。

 

飾り箱の中に入れたもの

八角形の箱を作ってあげるだけではシンプルすぎると思いましたので、小学校で大活躍する消しゴムとお菓子のラムネを箱の中に入れました。他にメッセージカードを付け加え完成させました。

〇消しゴム
消しゴムは小学校になってもよく使うので、必要と思う人が多いような気がしますので消しゴムを入れました。
〇ラムネ
子どもはお菓子が大好きです。しかし子どもによってはアレルギーがあり食べられないお菓子があります。ラムネはアレルゲンが使われていないので、アレルギーを持つ子どもでも安全に食べることができます。
〇メッセージカード
人は物をもらうより、メッセージカードがとても嬉しい贈り物になることがあります。八角形の箱に長女が書いたメッセージカードを加えました。

 

折り紙で作った八角形の箱のプレゼントのメリットとデメリット

〇メリット
1.折り紙で作っているので手作り感がでます。
手でつくっているので、温かみがあり心がこもっている感じがします。市販のプレゼントではありきたりになりがちですが、手作りだと個性あふれるプレゼントになって楽しいです。
2.人と被る可能性が少ないです。
市販のプレゼントを買ってお友達にプレゼントすると被ったという話をよく聞きますが、手作りだと個性が出るのでお友達と被る可能性が少なくなります。

〇デメリット
1.用意するのに時間がかかります。
市販のプレゼントは買ってラッピングをすれば終わりですが、手づくりだと園児にあげるプレゼントを1つ1つ作っていかないといけないので時間がかなりかかります。
市販のプレゼントは場合によってお店に任せておけばラッピングまでしてくれますが、手作りプレゼントだとラッピングをどうするかまで考えないといけません。
私は、飾り箱をプレゼントするために2カ月ぐらいかけて準備しました。

 

◇手作りプレゼントにして良かったこと

八角形の箱の1つ1つ作ることはとても大変でしたが、プレゼントした保護者はとても喜んでくれました。
「どうやって作ったのすごいね」、「ありがとう大切にするよ」など、素敵な言葉をたくさんいただきました。改めて、私はプレゼントを作って良かったと思いました。

 

◇卒園式以外でもプレゼントすることができる

お友達のお誕生日やクリスマスプレゼントなどにも使えます。
実際私もお友達のお誕生日にプレゼントをしたことがあります。
もし、イベントでお友達にあげるプレゼントは何にしようか迷いましたらメリット・デメリットを考えて、飾り箱を折り紙で作ってプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。

手作りプレゼントなのできっとお友達は喜んでくれますよ。