【私の出産】のんびりしてたら車内で出産に!救急車で搬送された話

2人目だからとのんびりしてたら大惨事

私が娘を出産したときの体験記です。
娘の前に息子を出産していたので、娘は第2子になります。

「2人目だから事情はわかっているし大丈夫。」とのんびりかまえていたら車で出産、救急車で搬送されることになってしまいました。

今となっては笑い話ですが、一歩間違えばとても危険なことです。
私のようにならないために私の出産体験記をご紹介しようと思います。

第2子だからと余裕にとらえていた

一般的に出産の当日の流れとしては、陣痛がおきる→病院に電話する→病院に向かう→出産、となると思います。

第1子を出産したときには「陣痛ってどんな感じなのかな。」「いつ病院に連絡しようかな。」と、いろいろな方の体験記やブログを読み漁っては調べたものです。

しかし、第2子の娘のときには「一度経験しているから大丈夫だろう。」と余裕にとらえていました。
これが私が陣痛がきているにも関わらずのんびりしていた原因です。

私の出産日当日の様子

私は陣痛がきても本当にのんびりしていました。
陣痛の間隔すらはかっていなかったほどです。

何をしていたのかというと、「これは陣痛かな~。」と思いながら夕飯を作っていました。
今思い出しても呑気なものだなと思います。

夕食を食べながら「これってもしかして陣痛かな?何分間隔だろう。」と思ったときにはすでに10分間隔でした。

自宅から産院までおよそ40分ほどかかります。
産院に電話すると少し焦った声で「大至急来てください!!」といわれました。

そうして主人が運転で車に乗り込んだのですが、この時にすでに痛みはピークをむかえていて、いきみたい状態でした。
しかし今いきめば産まれてしまいます。
「どうしたものか…間に合うのか…。」と痛みの中冷静に考えている自分がいました。

そうはいっても「もう向かうしかない。」と車を走らせ産院へと向かいます。
しかし15分ほど走ったところで「もう限界だ。産まれる!」と主人に伝えました。

慌てた主人は道路の脇に車をとめ後部座席で横たわっている私をみて「ここで産むしかない。」と腹をくくったそうです。
そのまま119番で救急車を呼びました。

現在地を伝えてどう対処するべきか指示を仰ぎます。
幸か不幸か、田舎の山道だったので他の方のご迷惑になりませんでした。
ただ救急隊の方に現在地を伝えるのには苦労したようです。

最短でも10分はかかるということだったのですが、このときすでに娘はほぼ産まれてしまっていて片手でまだへその緒がつながっている娘を抱きながら片手で電話するという芸当を主人はやってのけていました。

その後無事に救急車が到着し、救急隊員の方に真っ先に娘を保護していただきました。
出産で疲れ切った頭でも「とにかく娘をお願いします。」と懇願していたのを覚えています。
後から聞いた話だと念仏のように唱えていたそうです。

その日の季節は秋も深まった頃で肌寒い日だったので「体温が下がっていないか。」「酸欠にならないか。」と気が気ではなかったのです。
実は私のほうが体温が下がっていて貧血となり心配な状態だったようですが、娘のことで頭がいっぱいでした。

適切な処置を行っていただきながら救急車で搬送され無事に産院に着き、そこからは通常通りの入院となりました。

主人は救急車が来るまでの時間が「人生で最も長い10分間だった。」と今でもいっています。

もしも産院以外で出産した場合どのように対処したらいいか

まず私のようにすでに間陣痛の間隔が狭くなっていて産院までの距離がある場合、慌てて車で向かうべきではありません。
特に経産婦の方はお産の進行が早いので予想より早く産まれてしまうこともあります。

私の場合ギリギリまで我慢しすぎていたということもありますが、自宅で出産するという選択をしたほうがよかったのかなと思います。
私の頭の中で「絶対に産院に行かなきゃいけない。」と思っている部分があったので自宅で出産するということを考えもしませんでした。

しかしもし車で出産となった場合、必要な処置がとれず母子ともに危険になる可能性もあります。
とくに寒い時期ともなれば体温が下がってしまうので赤ちゃんはとても危険です。

自宅でなら体温は保たれますし、タオルもお湯の準備もできます。
幸い娘は無事に産まれてきましたが、これがもしへその緒が絡まっているなどトラブルがあった場合車の中では処置する道具もなければ、車内のわずかな明かりでは処置することもできません。
下手したらトラブルを見落とす可能性すらあります。

自宅で、と切り替える決断も時には必要です。

そして私のようにもし車内で出産してしまった場合、まずは救急車を呼びましょう。
どんなに急いで向かっていただいてもそれなりの時間はかかってしまいます。
一分一秒が大切なので真っ先に救急車を呼びましょう。

また救急隊員の方と話をしていると少し冷静になります。
自分たちだけだとパニックに陥りがちなので救急隊員の方と話をすることで冷静に客観的に現状を捉えることができます。

現状の様子を伝えてどうすればいいのか指示に従うようにしましょう。

次にタオルを用意しましょう。
入院セットのなかにタオルが含まれているのでタオルをもっている可能性は高いと思います。

そのタオルで赤ちゃんを包んであげてください。
産まれてすぐの赤ちゃんは自分で体温の調節ができません。
一定の体温を保つために赤ちゃんをタオルで包み温めてあげることが大切です。

タオルは入院のセットに含まれているので持っているものだとは思いますが、それとは別に車やバッグの中に準備しておくのもいいかもしれません。
まさか私のように出産することはなくても、外出先で破水してしまったという体験もよくあります。
臨月になったらなにがあるかわからないのでタオルは持ち歩いているとなにかと役に立つかと思います。

最後に赤ちゃんが入っていた胎盤がもしでていなければ、胎盤は取り出さないようにしましょう。
胎盤をとりだすと残りの血も同時にでてくるのでかなりの出血となります。
一緒にでてきてしまった場合は仕方がないのですが、自分たちで無理に引き出そうとしないほうがいいそうです。
産院についてから先生に取り出してもらうようにしましょう。

へその緒も同様で、私たちの場合は胎盤は膣内に残したままでしたがへその緒は娘を取り上げた際に切れてしまいました。
しかし、なるべくならばつながった状態でいるほうがいいそうです。
無理にへその緒も切ろうとすれば出血したりへその形がかわってしまったりするそうです。

赤ちゃんの安全のためにできる限りのことをしましょう。

まとめ

これが私の出産記とこの経験から学んだどのように対処したらいいか、です。
出産はそれぞれだとよくいいますが、本当にそれぞれだなと思います。
人によっても違うものですし子どもによっても違うものです。

私の場合、私の不注意から娘が危険な出産になってしまうところでした。
経産婦さんの場合、思っているよりもお産の進行が早いです。
よく聞く話ですがこんなに早いとは思っていませんでした。

実は第1子の出産のときに陣痛がきてから慌てて産院にいったものの陣痛がおさまってしまう、という経験がありました。
そのようになりたくないな、という思いもあり「もう少ししてからにしよう。まだ大丈夫。」と悠長にしていたのが悪かったのかなと思います。

赤ちゃんが危険な目に合うぐらいならば早とちりで産院に駆け込んで少し恥ずかしい思いをするほうがよっぽどマシです。
もし陣痛がおさまってしまって帰宅することになってもそちらのほうがはるかにいいんです。
決して無理はしないようにしましょう。

出産は母子共に命懸けです。決して軽んじてはいけません。
新たな命を生み出すお母さんは本当に素晴らしいのです。
頑張って元気な赤ちゃんを産んでいただきたいと思います。
私の体験が誰かの参考になれば幸いです。

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