気分転換に!子育て中のスマホの上手な使い方
「スマホ育児」
という言葉を気にするお母さんは多いのではないでしょうか。赤ちゃんや幼児にスマホを与えるのはよくない、子育て中にスマホに夢中になる母親はだめ。こういわれて、子どもと一緒にいるときにスマートフォンを使わないように気を付けているのでは。
ですが、使い方次第ではスマホにもいい側面はたくさんあるのです。
子育てはストレスフルな仕事。体にも心にも息抜きが必要です。スマホを上手に活用した息抜きの方法を考えていきましょう。
「意識を反らす」というストレス解消法
スマートフォン利用のいい所は、一瞬で違うことに没頭できるということです。
音楽を聴いたりSNSをチェックするとしても、さっと片手で操作できる利便性があります。
短時間で作業開始できるということは、ストレス解消に大きな意味を持ちます。ストレスをためてしまうと思考や視野が偏って、悪いことしか考えられなくなりがち。そしてそのことに自分ではなかなか気づけません。
そこで、わずかな時間でも固まってしまった思考をほぐすために意識を反らして違うことを考えることが必要になるのです。
スマホの画面は集中しやすく刺激になる
長く使いすぎると手や目に疲労がたまってしまいますが、時間を決めて使えば問題ありません。
むしろ、電子機器の光刺激は目を覚ましやすくしてくれます。画面も小さく、よく見ようとして集中するのでその分悩みなどほかの事を忘れやすいメリットもあるのです。
脳が疲れていると何となくぼんやりして、眠たくなってしまいますよね。そんなときでも家事はしなくてはいけない。
スマホでニュースや動画を5分程度見ると、頭が冴えて眠気覚ましになります。
アクティブユーズでだらだらを防止
スマートフォンを使う時に注意してほしいのが、「受動的になる」ということです。
子どもにテレビを見させるのがあまりよくないと聞くこともあるでしょう。その理由は、画面の内容が自分の意思とは関係なく目や耳に入ってくることにあります。
脳が受け入れ態勢になったままだと、思考力が鈍くなったり逆に疲れやすくなります。
そこで、スマートフォンを気分転換に用いるときは、能動的、アクティブに使うことをおすすめします。
スマホに使われるのではなく、自分がスマホを使う、利用するという意識ですね。
簡単に言うと、使うことに明確な目的を決めるのです。何となくSNSを見る、何となく動画を見るのではなく、テーマを絞っておきましょう。
例えば、今日のおかず、というテーマを決めてハッシュタグ検索をします。
すると、情報の量と内容が絞られるので自分が読みたい、見たい内容にたどり着きやすくなるのです。
テーマが見つからないなら、「テーマが見つからない」というキーワードで検索しても面白いかも。
仕事で、趣味で同じようにテーマを探している人の意見に触れられます。
スマホイコール悪いもの、に根拠はありません
最初に挙げたスマホ育児の弊害は、現状はっきりとした研究結果が出ているわけではありません。
どんなことでも、やりすぎれば体に悪いのは同じことで、スマホ育児に害があるとすればかなり極端なパターンでしょう。
気になる場合は、時間やタイミングを自分で決めて使うことですね。
決定という思考も能動的なものなので、脳へプラスの刺激をもたらしてくれます。
子どもが寝たら、怒鳴りそうになったら、おひるごはんの後で、など、1日のうちに「ここで必ずスマホを使う」と決めましょう。
不思議なもので、「絶対しなくてはいけない」と決めると、意外と依存性はなくなるものなのです。