今回は子ども本来の姿が見えるのはどんな時なのか?についてのお話です。
佐藤亜希さん
今まで小川先生が子どもの頃どのように過ごされていたかを伺った中で
素材を生かした遊びをされてきた感じがし
ふと、小川先生が出されている本『頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)を思い出しました。
本の中では、お家でも取り入れられるよといった遊び方を紹介されていますが
ご自身でも体験されてきていたということですか?
小川大介先生
そうですね。
実際そうしてきたものもあるし
僕が実際子どもの時に遊んだものを少しアレンジしたものもある。
うちの子や周りの子をみて
「あ、これも遊びなんやな。」と思って入れているものもある。
こういうこともできるよね、というアイディアだとか。
辞書引き放題しりとりとかは実際にしていました。
佐藤亜希さん
ひらがなのブロックで言葉を作る「かなコロン」に近い遊び方を見かけたこともあるので
今までの幼少期で触れられてきた遊びが
こちらにも反映されているのかな?とも思いました。
小川大介先生
そうですね。
正確に言うとパズル自体は遠山さんが考えている。
けれど発想の仕方が似通っていると思う。
遠山彬彦さん
僕も話を伺ってて、環境は違えど、すごい似ていたなと思いますね。
自分も人の言うことを聞かないし、指示されるの嫌いだし…
松倉弥生
佐藤亜希さん
(笑)
遠山彬彦さん
僕がちょうど小学校に入るタイミングでスーパーファミコンが出たんです。
でもうちはテレビゲームが禁止だった。
だから祖母の家か従妹の家に行って(テレビゲームを)するのが小学校時代だった。
だから普段は、
ダイヤブロックじゃないけどレゴとか、紙と鉛筆でとにかく遊んでいた。
どれだけ三角形が作れるかとか。そんなことばっかりしていたんです。
小川大介先生
一筆書きとか
遠山彬彦さん
そうですね。ありもので遊んでいたというところも(小川先生と)同じだし
言うことを聞かないのも同じだけど、親もやりたいようにやらせてくれていた。
そういうところも同じで大きく(影響している)。
佐藤亜希さん
すごく、シンクロしているところがありますね!
小川大介さん
そうですね。
今回のキャスリングとかなコロンは、創造性のある遊びができるから遠山さんのパズルがいいと思うし。
だからこそ、僕の
『遊んでいる様子から学習タイプを見出していく』
というノウハウも、型にはまった遊びだと発見できないので(遠山さんのパズルと)相性がいい。
遊び方が決められていると、遊ぶスタイルもある程度決められてしまうけど
遊び方に柔軟性があると子ども本来の姿が出しやすいという意味で、彼の(遠山さんの)パズルがいいなと。
佐藤亜希さん
出来上がったものではなくて
広がっていくような?
小川大介先生
そうですね。
出来上がった遊びの方が、作る方も楽なんですけどね。
佐藤亜希さん
なるほど。遊び方が自由なパズルなので、実際にたくさんの方に遊んでもらうのが楽しみですね。
遠山さんと小川先生に以外な共通点があったのも、驚きでした。次回はお話が変わりまして、キャスリングとかなコロンが生まれるまでを遠山さんと小川先生に伺います。
次回もぜひお楽しみください。