子育ての本を読みませんか?

本との出会い

人は、子どもの頃に体験・経験した事柄にしか、大人になってからも興味がわかないと聞いたことがあります。
逆に言うと、子どもの頃に経験したことは、例え一時興味をなくしたとしても、大人になってから再び楽めるということだと思うのです。

私の本との出会いは、まさにそれだ!と思います。

私の母は、私が小さい頃、時間をつくっては、図書コーナーに連れて行ってくれました。
”おさるのジョージ”とか“てぶくろかいに”等、読んでもらった本を今でも鮮明に思い出します。家にも、絵本の他、世界名作の本等もたくさん並んでいました。

そんな環境でしたので、絵本が大好きでした。ですが、中学・高校は全く本を読まなくなり、本から離れてしまいました。

再び絵本と出会う

短大卒業後、幼稚園で働くようになってから、自分が小さな頃に読んだ懐かしい本と再会。
幼稚園の子ども達と毎日絵本を楽しむ日々を過ごします。勤めていた幼稚園は、色々勉強することを応援して下さる主任の先生がいらっしゃいました。絵本の勉強会にもたくさん参加させて頂きました。
実際に作家さんにお会いできる勉強会もあり、ご本人のお話を伺うと、お話への隠れた思いや本の秘密等も伺うことができ、絵本の奥深さや面白さが倍増しますます絵本が大好きになりました。

今現在も近くで講演会があると、子ども達を連れて参加しています。自分の知ってる本を書いてるのが、この人なんだぁと、毎回子ども達にもなにか響くものがあるようです。

もし、お近くで機会があれば、絵本の講演会、本当にオススメです。

そして、もうひとつオススメなのが、育児書や、子育てに関する本を読む。ということです。

子育ての本は読んじゃダメ?

子育てを始めた時、「躾とか、成長とか子育ての本は読んじゃダメよ」とセンパイママに言われたことがあります。

子どもの成長の度合いを本と比べてしまったり、本に書いてあることに捕らわれ過ぎて苦しくなったりすることを心配して、かけて下さった言葉だと思います。なので、いわゆる“育児書”“子育て本”を避けていた時期がありました。

ですが、私は活字を読むのは好きで、図書館の雰囲気も大好きだったので、雑誌や絵本を借りては読むというのを続けていました。
子ども達にも、図書館を好きになってもらいたかったので、小さい頃から図書館へ連れて行きました。そのうちに、子育ての本にも目がいくようになり読んでしまったのです。「子育て本」を。

おっ!面白いじゃないですか。
避けていた時間が、もったいなく感じました。

それから私の狙い通りに、図書館が大好きになった子ども達と一緒に頻繁に通い続けて、気が付けば10年以上になります。
その間に図書館の子育てのコーナーにある本は、ほとんど読み尽くしてしまいました。今では、雑誌や子育ての本の中で紹介されている本をリクエストして、取り寄せて頂いて読んでいます。

たくさんの本を読んで気が付いたのは、確かに読んでいて苦しくなる本があるということと、反対に読んでいてとても楽しく、ためになる本もあるということです。
育児書を読んで“こうしなくちゃいけない!”という思いが強くなりすぎたり、完璧な親を目指そう!とか思うと、しんどいのかと思いますが私の場合、良くも悪くも自分に必要な事だけチョイスして、後は受け流すという素晴らしい能力のお陰で(笑)しんどくならずに読み続けることが出来ています。

私の読みたくなるアンテナに引っ掛かる本は、物凄く片寄っています。フィクションはまるっきりダメなのです。読みはじめても続かず途中で断念します。ノンフィクションで、子どもに関わったことを書いている本や、子どもたちが興味を持っていることが書いてある本にしか興味が湧きません。
自分が今1番求めていること、必要のこと、だからだと考えています。

世界中で数えきれないほど本が出版されている中で、私が読んだ本の冊数などほんの少しですが、子育てが楽しくなったり、ためになる本の情報が発信できたら良いなと思っています。

前書きが長くなってしまいました。

私のおすすめの子育ての本ですが、紹介させて頂きます。

育つ心 お母さんの目

作  今井 美沙子
出版 女子パウロ会

今井美沙子さんは1946年、長崎県の五島に生まれた方です。
この本は1988年に出版された古い本で、母が面白いから読んでごらんと送ってくれた本です。この本を読むと、今も昔も時代は変わっても子育ての本質は同じ、母の思いは変わらないんだなぁと感じます。
内容は、息子さんのことや御主人と共に主宰している、アトリエで過ごす子どもたちとのエピソードトークが主で、読んでいて吹き出してしまう場面がたくさんあります。
見習いたい!と思うところもたくさんあり、我が家で真似させて頂いていることもあります。

例えば、“叱られてありがとう”では、息子さんが幼少期に先生に怒られてばかりだった時「先生は、あんたのことを思うから怒ってるんよ。あんたがどうなってもいいと思ってるんやったら、怒れへんよ。あんたが賢こうなって欲しいから怒ってるんよ。」と、息子さんを諭す1節があります。息子さんと接してくれるご近所の方や先生にも、息子が悪いことをしたら叱ってやって下さいと頼んでいたと書いてありました。

我が家の4兄弟も、元々が元気いっぱいなことと、出来るだけ地域の行事に参加させたり、あえて一人で地域主催のキャンプに行かせたりしているので、まわりの大人や先生方に叱って頂く場面がたくさんあります。
理不尽で本人が悪くないときには論外ですが、明らかに本人に否がある時には、今井美沙子さんの言葉をお借りて、「○○のことを大事だと思うから、話してくれたんだね。」と伝えています。叱られているのに、自分のことを考えてくれてるんだと、まんざらでもない顔になるのが不思議です。

言葉の力って凄いですね。

ただ、自宅にいるときも元気が有り余る4兄弟を「もー、いい加減にしなさい‼」と幾度も怒ってしまう時があります。
そんな時、今怒ったはずの3男が私にピタッとくっつき「母さん、俺たちのこと大好きだからたくさん怒ってくれるんだよね。いつも怒ってくれてありがとう。」と言われます。

うん。そうだけど…。
言葉につまってしまいます。

本の言葉で自分の気持ちもリセット!

素敵な本です。是非読んでみて下さい。

本には不思議な力がいっぱいあります。
感じ方は人それぞれですが、必ず一つは役に立つことがあると思います!

あなたに合った素敵な一冊を探してみてくださいね。

 

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