勉強のやり方がわからない…。成績を上げるために家庭学習で気をつけるポイント3つ

学校の成績がなかなか上がらない子どもたちにとって、一番問題なのが勉強のやり方がわかっていないこと。
いつもなんとなく机に向かっているけど、テストの間違いが多いし、なんとかならないかな…。

そんな家庭に対して、小学校低学年から家庭学習の方法を身につける方法を解説します。
ポイントを3つに絞りました。小さなことから学習習慣を変えていきましょう。

ポイント1.時間をかけない

とにかく時間をかけてやればいいと思っている子どもや親は多いものです。

でも、勉強が苦手な子どもにとって家庭学習に時間をかけすぎるのはNG。だって、やり方がわからないのに効率よく作業を進められるはずがありません。

プリント、ドリル、小テストなどを家庭で行うなら、時間は10分が目安。ストップウォッチや目覚まし時計を使って時間を測りましょう。

短い時間なら集中力も持ちますし、時間内にできないところが苦手な部分だとわかるからです。

ポイント2.分からないところだけ復習する

時間を決めて机に向かえるようになったら、次は復習について考えましょう。

復習にも時間をかけません、できなかった問題だけ、分からなかったところだけをしっかり調べ直します。
このときも10分のタイマーをかけて集中をたもてるようにします。

正解した問題やわかっているテーマに時間をかけるのはもったいないことですから。
何が苦手か把握する、そして徹底的に直しましょう。

ポイント3.教材は子どもに選ばせる

通信教育の講座や小学生用タブレット教材はいろいろあります。勉強が見につかないお子さんのためにこうしたツールを利用することもあるでしょう。

もちろんタブレットには利点がたくさんあります。将来的には小学校のテキストがすべてデジタル端末になる可能性も示唆されています。

でも、低学年のうちはできれば紙のテキストを使ってください。文字を書くというスキルを身につけるには、紙と鉛筆のほうが向いています。
それに、市販の計算ドリルや問題集なら、手にとって中身を確かめるのも簡単ですし、子ども自身がこれならできそうと感じやすいメリットがあるのです。

最初は薄い、問題の少ないものをおすすめします。できた、といいう成功体験を得るには、難しい課題から取り組んではいけません。

習慣が見についたら、あとは自分で進められます

家庭学習の習慣は、船のようなものです。うまく風に乗れば、ひとりでに進んでいけます。

これは成長過程にある子どもたちのあらゆるテーマに通じることですが、まず向かうべき方向が分からない、目的がない、ということに悩むことはよくあります。
目標や進み方さえ見についてしまえば、あとは簡単です。

そのため、親は徹底してサポート役に回りましょう。
操縦するのも船を所有するのも子ども自身です。主体性の獲得を邪魔しないのが最大のポイントです。

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