ひとくちに嘘と言っても、嘘にはいろんな嘘があります。
「人のためを思って言う嘘」「何かをごまかすためにする嘘」「誰かを陥れる嘘」など。

子どもの嘘は、大人の嘘と違って「自分に関心を持ってほしい」という気持ちから嘘をつくことが少なくありません。

しかし、そんな子どもの嘘の中でも注意が必要な嘘があるって、ご存知でしたか……?

お金・盗み・イジワルな嘘にご注意を!


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子どもはよく嘘をつくもの。ほとんどの嘘は、そこまで注意する必要はありませんが、次のような嘘をつく場合は、注意が必要です。

・お金に関する嘘
・人の物を盗んだ嘘
・人にイジワルするような嘘

子どもは4~5歳になると「物欲」が生まれます。

自然に「お金がほしい」「あの玩具が欲しい」と思うようになります。物欲自体は決して悪いものではありません。

しかし、お金を拾ったのにそれを言わない、友だちのものをとったのに「もらった」と嘘をつくなど、このような嘘は、毅然とした言葉と態度で、子どもの嘘を叱りましょう。

小さな子どもであっても、ママの怒りや悲しみの気持ちは伝わるし、心に残ります。

また拾ったお金やごまかしたお金に関しても後始末をきっちりとして、それを子どもに見せる。
人の物をとった場合は、それをきちんと返す――など、正しい対処の仕方を教えてあげてください。

人をイジワルするような嘘の原因はイジメ!?

まだ小さな子どもの場合、誰かにイジワルをするような嘘をつく場合は、その子自身がいじめられている可能性があります。

子どものつく嘘の多くは「自分に関心を持って欲しい」という気持ちが根底にあることが原因です。

だから人にイジワルをするような嘘は、イジワルのような嘘をつく子どもが、なんらかの被害にあっているからかもしれません……!

子どもも大人も嘘の裏には、理由がある

子どもがつく嘘には、大人へのメッセージ込められていることがあります。

もちろん、嘘をつくことは決して良いことではありません。

でも、大人だって子どもの頃にいろんな嘘を繰り返し、それを怒られて今のように成長していますよね?

今回ご紹介した一部の嘘に関しては、しっかりと叱る必要がありますが、それでも嘘の裏にある子どもの気持ちを理解しようとする必要はあるかもしれません!

もしかすると、その嘘の裏には、アナタが思いも寄らなかった子どもの「本当の気持ち」が隠されているかもしれないから。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

私たちの社会は、新型コロナウイルス感染症と共に生きる社会へと少しずつ変容し始めています。

しかし、それは私たちがしっかりと感染予防を行う生活です。

今回は新型コロナウイルス感染症から子どもを守る、予防のお話です。

子どもの感染予防は、実は親が大切!


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何気ない日常の中で「子どもが新型コロナウイルス感染症に感染してしまったら、どうしよう……」と不安に想ってしまうこと、ありますよね。

しかし、以外なことかもしれませんが、複数の研究機関で「まず親が感染して、親から子どもが感染する」ということが判明しています。

実は新型コロナウイルスに感染するする経路は親が外から持ち込んで、子どもに意図せず感染させてしまっていることが多いのです。

その理由は「大人の行動範囲は、子どもよりも遥かに広い」からです。

子どもがあれを触った、これを触ったからコロナに感染――というよりも、親が通勤中や買い物にときに触るもののから、コロナに感染し。それが子どもに感染する可能性の方が遥かに高いのです。

だから、子どもの新型コロナウイルス感染を予防するために、まず親であるアナタがしっかりとマスクと手洗いを心がけることが重要です!

手洗い後はしっかり乾燥を!

大人の手洗いでも、子どもの手洗いでも同じですが、手を洗った後はしっかりと乾かすようにしてください。

手洗い後に乾かすと、ドアノブなどを触った際に、濡れた手から菌やウイルスが付着するリスクが1/10以下になるという研究があります。

意識して手洗いはするけれど、手洗い後に手をしっかり乾かすことは、親も子どもも忘れがち。

ちょっとしたことですが、ウイルスが付着するリスクが1/10になるのなら、努力する価値はありますよね。

遊具に触れた後も手洗いを

子どもが公園に遊ぶときに、遊具に触るのが怖い、という親御さんもいらっしゃることでしょう。

しかし、遊具に触った後に、しっかりと手洗いすれば新型コロナウイルス感染症の感染を予防することが出来ます。

また現実的に考えて、子どもが遊ぶたびに遊具を消毒することには無理があります。

もちろん、よほど気になる場合は、遊具を消毒液などでサッと拭く必要はあるかもしれません。
でも、その際には遊具が傷つかないように、消毒液を残さないようにしてくださいね。

大人の努力が子どもの感染を予防する!

新型コロナウイルスに関する調査が進むにつれて、いろいろなことがわかってきました。
親から子への家庭内感染が多い、というのも調査が進んだからこそわかったこと。

だからこそ、これからの子どもの感染を防ぐために、パパ、ママが新型コロナウイルスに感染しないように出来ることをやっていきましょうね!

また手が荒れていると、無意識に手洗いをしたくなくなる、という研究報告もあります。
手洗いをしっかりしつつ、手が荒れないように親子で手肌の保湿ケアも意識してくださいね。

[参考1]『専門家からのアドバイス・メッセージ(3)子どもへの感染を防ぐために』|すくすく子育て

小さな子どもは、まだまだ自分のことで頭がいっぱいです!
親の言うことを聞かないし、友だちの言うことも聞いてくれない。

「このまま成長して本当に大丈夫なの?」と不安になってしまうことありませんか?

今回はどうやって人の話しが聞けるような子どもになるのかをお話します。

いつになったら人の気持ちがわかるようになるの?


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小さな子どもがいきなり人の気持ちがわかるようにはなりません。
4歳まで子どもは自分の気持ちと相手の気持ちが違うことがわかりません。

だから親が「こんなことしちゃダメでしょ!」と言っても、子どもは頭で理解することが出来ないのです。

でも、4歳ごろになり「どうやら友だちが考えていることと、自分が考えていることは違うんだな」ということを理解するようになり、そうして少しずつお友だちの心に寄り添うことが出来るようになります。

ママや友だちの言うことを聞いてくれる子どもにするには?

小さな子どもは、なかなか大人の言うことを聞いてくれません。
そして、幼稚園や保育園にいるお友だちの言うことも聞いてくれません。

では、人の話を聞いてくれる子どもにするには、どうすれば良いのでしょうか?

そのためには、まず「親がちゃんと子どもの話を聞いてあげる」ということが重要です。

子どもは大人の姿を見て成長します。パパやママが子どもの言うことを聞いてあげれば、子ども少しずつ人の話を聞いてくれるようになりますよ!

また友だちの気持ちがわからずひどいことをしてしまうような場合は「●●ちゃんは、こういうことをされて、どう思うかな?」「こんなことをされたら●●くんは、どんな気持ちかな?」と相手の気持ちを理解するような機会をつくってあげるのも大切なことですよ。

人の気持を理解できないからこそ、保育園や幼稚園、学校で少しずつ勉強していきます!

保育園や幼稚園、学校に子どもが通うのは「出来ないことを出来るようにするため」です。

だから今は友だちや周りの人の気持ちがわからなかったとしても、いろんな人と関わっていくうちに、少しずつ人の気持ちがわかるようになっていきます。

もちろん、そのためのお手伝いを親がすることで、子どもは周りの人の気持を理解できる優しい大人に成長していきますよ!

[参考1]『コミュニケーション能力はどう育つ?』|すくすく子育て

小さな子どもの中には、嘘の混じった作り話をすることがあります。

例えば「アニメのキャラクターと遊んだ」とか「友だちと不思議の国に行ったよ!」とか、親からすると不安になってしまうような嘘をついてしまうことがあります。

可愛らしい嘘に思える反面、親としては作り話をする子どもの将来について不安になってしまいますが、子どもはどう接すれば良いのでしょうか?

小さな子どもの作り話は心の成長の証かも?


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空想話をまるで本当にあったことのように話す子どもに対して、不安になってしまうかもしれません。

しかし、空想話をするという子どもは、心がきちんと成長している証なんです。

2~3歳になると、子どもはいろんな空想や想像を楽しみます。

そして、その空想や想像の中で「ごっこ遊び」をするようになるのです。

そのごっこ遊びの中でアニメのキャラクターと空想の中で遊んだり、友だちと架空の世界で遊び、その結果として「作り話」をしてしまうのです。

ただ、このごっこ遊びが出来るということは「登場人物の役割になりきることが出来る」「自分の中でお話を作ることが出来る」という力が身についているということでもあります。

4歳までは想像と現実とが混ざりあうのが当たり前

子どもが想像していることが言葉として出てしまうことがあります。
でも大切なのは、作り話をしたことではなく、作り話をしたときの子どもの気持ちです。

例えば友だちと遊んだときに、違う惑星で遊んだとか、ママと電車で移動中に架空のキャラクターが現れたり――とか、これらは「楽しかった思い出」という現実と子どもの中にある「想像」が混ざりあってしまったからなのです。

親からすると「大丈夫なの?」と思ってしまうようなお話ですが、子どもの中では楽しかった思い出が強く残っているだけなので、必要以上に不安になる必要はありませんよ。

また4歳ぐらいまでは、子どもは現実と空想の区別が上手くつきません。

まだ小さい子どもが空想の話をしたとしても「そういう時期なんだ」と思うと不安な気持ちも和らぐかもしれません。

大人の嘘と子どもの嘘は違います!

子どもの嘘――特に、作り話は、現実と空想がごっちゃになってしまっているだけで、本人は嘘をついている自覚もありません。

だから、先にも触れましたが必要以上に不安になる必要はありませんよ。

ただし、人を傷つけるような嘘や人に意地悪するような嘘をついた場合は、子どものためにもきちんと叱った方が良いですよ!

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

「あれ?どうして、泣き出すの? 」と思ったら、嘘泣きだった……。
嘘泣きされても正直困るし、嘘泣きした子どもに怒れば良いの?

嘘泣きした子どもに対して、どうやってママは接すれば良いのでしょうか?

嘘泣きする子どもの”心”に寄り添ってあげて


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実は、嘘泣きをしていても、していなくってもそれは大事な問題ではありません!

大切なのは「どうして子どもが嘘泣きするのか」ということです。

子どもが嘘泣きをする場合、往々にして「ママにかまってほしい」というサインの現れです。

嘘泣きする子どもは、ママに対して寂しさを感じていらっしゃるのかもしれないし、嘘泣きしてまでママともっとコミュニケーションを取りたいと思っているのかもしれません。

だから、子どもが嘘泣きしたら「寂しかったのかな?」と子どもの心に寄り添ってあげて、いつも以上に言葉と行動で嘘泣きした子どもを安心させてあげてくださいね。

「嘘泣き」は、子どもの成長の証かも?

「嘘をつく」ということは、悪いことに思えるかもしれません。
でも、嘘をつくということは次のような能力が子どもに身についているという証拠です。

・嘘をつくことができる知性
・嘘をつくことが出来るほどのコミュニケーション

嘘をついたことを喜ぶことは出来ないとは思いますが、少し視点を変えて「嘘泣き出来るぐらい成長したんだな」と思えば、ママのストレスも多少は和らぐかも?

子どもの嘘は自分にかまって欲しいから

「嘘をついたら悪い子だ!」と思ってしまいますが、子どもの嘘は、大人の嘘とは異なります。
子どもの嘘は基本的に「注意を引こうとするための嘘」です。嘘泣きは注意を引こうとする嘘と言えますね。

また小さいうちは他にも「失敗を隠そうとする嘘」や「想像や妄想が広がった結果としての嘘」などをつきますが、大人の嘘とは違う嘘です。

そして、私たちはついつい忘れてしまいますが、私たち大人も嘘をついたり、嘘をつかれたりして成長した――ということです。

もちろん、たちの悪い嘘や道義的に問題がある嘘はきちんと叱る必要がありますが嘘を叱る前に”嘘をついた理由”を考えてあげると、親子関係はうまく行きやすくなるのかもしれません。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

コロナ禍のせいで、子どもだけでなく、旦那さんも1日中に家にいて、それが何週間も続いていい加減「辟易」というママは、少なくなかったようです。

中には「ママをやめたい!」と言いたくなるほど苦痛を感じたママもいらっしゃるそうです。
いつもなら「1人になる時間」があるから、なんとか日常をやり過ごしてきたけれど、コロナ渦で1人になれない。
そんなママのメンタルをどうやって癒やせば良いのでしょうか?

1人の時間を作ることは悪いことじゃない!


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大好きな子どもとだって、24時間ずーっと一緒にいたら疲れてしまいます。
それは私たちが人間である以上、自然なことなのです。

保育の世界ですら「保育から離れて子どもとコンタクトしない時間を、1日のうちに必ず持たなければいけない」というルールがあるほど。

だから、まずアナタだけの時間を作ることに罪悪感を持たないで!

アナタが1人になりたいことも、1人の時間を有意義に過ごすことも、それは人間にとって必要なことだし、アナタと家族の心の健康のためにも必要な時間なんですよ。

ママだって人間です。完璧な人間はいません!

「自分の時間が欲しい」と思うことは、決して贅沢なことではありません。
生きていく上でも「自分の時間」は、必要なんです。

でも、子どもがいる手前、1人の時間を作るのが難しいのも事実ですよね?

しかし、そんな時も子どもに対して「ママはこれから●●しなきゃいけないから、10分だけ1人で遊んでみてね」と、きちんと説明するようにしてみてください。

言葉がわからない子どもでも、ちゃんと話せばわかってくれます。
逆に何も言わずに、ママがいなくなってしまうと、不安になってママを探してしまうから、逆効果になることも。

そして、しばらく自分の時間を堪能したら、子どもの元に戻ってから「1人の時間を作ってくれてありがとう」と子どもを褒めてあげると、子どもも喜んでくれますよ。

パパや周りの人と協力して、それぞれの時間を作ってみてね!

子どもの世話をするのは、ママだけの仕事ではありません。
それは裏を返せば、周りの人もママのための「休み時間」を作ってあげる必要があるということです。

例えば、1時間でも、2時間でもママの心を安定させるためにパパや周りの人に相談して、ママの自分だけの時間を作るように相談してみてはいかがでしょうか?

コロナ禍で外出が出来ない日が増えてきました。そんな中だからこそ、お互いに支え合って、それぞれの時間を作れるように、心がけていきたいですね!

[参考1]『自分の時間』|すくすく子育て

ある程度の年齢になると、子どもは嘘をつくことを覚えます。
嘘は良くないことだし、出来ればついて欲しくない……。

そんな嘘をついたり、ごまかす子どもに対してどう接すれば良いのでしょうか?

嘘をついた! でも、大切なのは嘘の裏にある本当の気持ち


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幼稚園に行きたくないから「お腹が痛い」と嘘をつくことがありますよね?
でも、それが嘘か本当かは、いくら親でも100%はわかりません。

仮にそれが嘘であったとしても、大切なのは「嘘をついた理由」です。

例えば、嘘をついたのは子どもが幼稚園に行くことが不安だからかもしれないし、なにか嫌なことが幼稚園であるあるからかもしれません。

どうしても「嘘をついた!」ということばかりを意識してしまいがちですが、大切なのは「どうして嘘をついたのか?」という嘘をつくに至った”子どもの心”です。

「また嘘をついて!」と子どもの嘘を追求するのではなく、嘘の中にある子どもの不安や甘えたい気持ち、心のざわざわ――などの嘘に隠れた「本当の気持ち」を読み取って、子どもの心に寄り添うようにしてあげてくださいね。

「嘘をついてごめんなさい」と言うときは、あえて褒めてあげましょう。

「お腹いたい……」と嘘をついた子どもと話していると、子どもが「お腹が痛いのは嘘だったの、ごめんなさい……」と自分の嘘を告白することがあります。

そんな時、ついつい「子どもに嘘をつかれた」という事実に対して、カーッとなって叱ってしまうことがありますよね。

確かに、嘘をつくことは決して良いことではありません。
でも、子どもからすると「せっかく勇気を出して、嘘を告白したのに怒られてしまった」とますます正直なことを言わなくなってしまいます。

だから、カーッとなった気持ちを抑えて「本当のことを言ってくれてありがとう」と褒めてあげてください。

もし、嘘をついた子どもを褒めることが無理なら、せめて「そういう時は嘘をつかずに、ちゃんと話してくれたら大丈夫だよ」と対応してあげると、少しずつ子どもは嘘をつかなくなりますよ。

子どもの気持ちに寄り添って、逃げ場を与えてあげて!

大人だって、つまらない事で嘘をつきます。大人の嘘に比べれば、子どもの嘘はまだ可愛いものです!

そして、子どもの嘘には理由があります。
難しいことかもしれませんが、まずは嘘をついた子どもの気持ちに寄り添ってあげること。

そして、嘘をついたことがわかったり、正直に嘘を告白したとしても、必要以上に怒らず「逃げ場を与えてあげる」ということです。

だって、大人だって正直に告白したのに、烈火の如く怒られたら「この人には本当のことを言うのをやめよう!」と思ってしまうでしょ?

だから子どもを正直な子に育てるためにも「嘘を告白しても怒らない」ということを意識してみてくださいね。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

例えば、トイレを汚したのに正直に言わない。
床にジュースや水をこぼしたのに、ごまかそうとする。

正直に謝ってくれたら許すのに、そうやってごまかそうとする子どもの言動に、怒りが爆発!!

ということ、結構ありますよね? 出来れば叱りたくないけど、そうやって自分の失敗をごまかそうとする子どもに対して、どう接すれば良いのでしょうか?

バツが悪いことをごまかしても、まず話を聞いてあげて!


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トイレを汚したのに、何も言わずにトイレの床を拭いてごまかした――こういうバツの悪いことを隠そうとした子どもの「ごまかし」に対して、叱ってしまうのは逆効果です。

子どもは大人よりも人生経験が少ないのですから、失敗するのが当たり前。

ごまかそうとしたのは、その失敗をママにバレて怒られるのが怖かったからかもしれません。
だから、まずは「どうして、正直に言わないの!」と叱るのではなく。「トイレを拭いてくれてありがとう」とごまかしたことではなく、その失敗をカバーしようとしたことを褒めてあげてください。

ここで「どうしてアナタは、そうやって何度も、何度も失敗するの!」と叱ってしまうと、なおさら子どもは「ママに叱られたくない」と考えてしまい、失敗をごまかすことばかりに集中するようになります。

失敗しても気にしない。失敗は成功のためにある。

ごまかしても正直に言う子ども、素直な子どもにするためには、失敗を責めるのではなく。失敗をカバーしようとする行動を認めてあげて、褒めてあげることが大切です。

大人だってそうですが、失敗してそれをカバーするために一生懸命に仕事をしたのに「お前は、そうやっていつも失敗するだろう」と言われたら、げんなりしてしまいますよね?

そして、これは子どもだって同じです。
それに子どもは、大人よりも人生経験が少ないし、色々と気が回らないのだから、失敗したってしょうがない。

トイレを失敗してしまうのも、ジュースやお菓子などをこぼしてしまうのも、ある意味でしょうがないことです。

子どもが小さいころは「二度手間が基本」と強引に思って、多少の失敗には目をつぶり、失敗をカバーしようとした子どもの気持ちを大切にしてあげてくださいね。

失敗やごまかしを受け入れる子どもで子どもの心は育まれていく

失敗したり、物事をごまかしたりすることは、決して良いことではないかもしれません。

でも、失敗したことを「お前は失敗した!」と言っても、子どもが萎縮してしまうだけで、決してプラスには働きません。

逆にその失敗を隠そうとして嘘をついたり、ごまかそうとしたりする習慣がついてしまいます。
正直でまっすぐな子に育てたいと思うのなら、失敗もごまかしもきちんと受け入れてあげることが重要です。

なかなか簡単なことではありませんが、とりあえず「また失敗をごまかして!」と思っても、とりあえずカーッとなって叱ることだけはやめるように心がけてみてくださいね。

[参考1]『叱る? 叱らない? 子どものウソ』|すくすく子育て

コロナ禍の中で子どもたちだけでなく、ママだってメンタルが大変です。
どんな仕事で働いているにせよ、新型コロナウイルスに感染してしまうリスクはあるし。

もし、自分が新型コロナウイルスに感染してしまったら――と考えたら、誰だって不安に苛まれてしまうものです。

今回はそんなママのメンタルについてお話したいと思います。

子どものコロナへの不安な気持ちに、どう寄り添ってあげれば良い?

新型コロナウイルスは、まだまだ科学的にはっきりしていないことばかりで、どんな風に子どもに伝えれば良いか迷ってしまいますよね。

子どもの中には「コロナになったら、死んじゃうの?」と不安な気持ちをストレートにぶつけて来ることもあります。

ここで大切なのは「コロナにかかっても大丈夫だよ」と、子どもを安心させてあげることです。

事実、新型コロナウイルスの10万人あたりの死者数は非常に少なく。アメリカやヨーロッパに比べると別次元と言っても過言ではないほどです。

だから、統計的な事実として現時点ではありますが、新型コロナウイルスに感染しても死ぬ確率は非常に少ないのです。さらに子どもは新型コロナウイルスの発症率は、大人に比べて非常に低い。

難しい数字のことは小さい子どもにはわからないかもしれませんが「新型コロナウイルスに感染しても死なないこと」「きちんと手洗いうがいをしていれば感染しないこと」をしっかりと説明して、子どもの心を安心させてあげてくださいね。

外出自粛、マスクをしない人を見てイライラ……!

子どもを守るため、家族を守るためにちょっとしたことでイライラしてしまうのは仕方がないことです。
特にみんな我慢している中で、我慢しない人、ルールを守ろうとしない人に対してネガティブな感情を抱いてしまうことは、ある意味で当然のことと言えるかもしれません。

誰からもケアされない状況で過ごしていると自然と心に余裕がなくなり、攻撃的になるのは大人も子どもも同じなのです。

だから「心がつかれたな……」と感じたときには、セルフケアを意識してみてくださいね。

NHKのすくすく子育てでは、次のようなセルフケアをオススメしています。

心を落ち着かせる呼吸法

1.肩を張って胸を開く 

『子育て家族のメンタルケア』|すくすく子育て

2.次に、6〜10秒かけて、思い切り息を吐き、空気を2秒かけて吸い込み、1秒息を止めます。

画像出典:『子育て家族のメンタルケア』|すくすく子育て

3.6〜10秒かけて息を吐ききり、2秒で自然に吸い込んで、1秒止める。

画像出典:『子育て家族のメンタルケア』|すくすく子育て

1~3の呼吸を、5〜10分ほど繰り返してください。

ヨガや瞑想などと同じように、一定のリズムで同じ動作を繰り返すことで脳内で「セロトニン」というホルモンの分泌が促されやすくなります。

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが分泌される量が増えると、ストレスが和らぎ気持ちが安定しやすくなりますよ!

どうしてもイライラしてしまうというときは、ご紹介した呼吸法を試してみてはいかがでしょうか?

[参考1]『子育て家族のメンタルケア』|すくすく子育て

地震や台風などで、子どもと一緒に避難しなければならなくなった。
そんな時に大人だって不安ですが、子どもたちはもっと不安です。

仮に、子どもと避難所生活になった場合は、どんなことに注意し。子どもに対してどんな心のケアをしてあげれば良いのでしょうか?

避難所生活では柔軟な思考と臨機応変さが必要


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万が一の際に、避難所での生活になったとしても「こうすれば良い!」というルールはありません。
日常の常識にとらわれず、今の状況で「何ができるのか?」を考えて臨機応変に対応するように心がけましょう。

また避難所で子どもが泣き出したり、癇癪を起こしたりしてしまうことがあります。

でも、この避難所で1番不安なのは、子どもたちかもしれません。

避難所にいるときは子どものことを優先してあげてください。
周りの人の視線も気になるかもしれませんが、無理に泣くのをやめさせたり、我慢させたりしないほうが良いですよ。

そして、ママたちも避難所での生活に能動的に関わるようにしてください。

周りの人にために動くことで、周りの人たちだけでなく、アナタ自身の精神衛生を落ち着かせることにもつながります。

不安点な子どもの心に寄り添ってあげて!

避難所で不安な子どもの心に寄り添ってあげることが重要です。

子どもの不安定な状態でママたちも不安かもしれませんが、心配しすぎてあれこれ気を回すよりも、親がそばにいて抱きしめてあげる。

「大丈夫だよ」となんども声をかけてあげて、子どもの話に共感してあげる――など、それを繰り返すと子どもの不安な心も少しずつ解消されていきます。

コロナ渦での避難所生活に備えるべきものは?

コロナ渦の中で、否応なく避難所生活を強いられる可能性があります。

もちろん、自治体も新型コロナ対策をしっかりと行いますが、それでも自分たちの健康は自分で守る備えも重要です。

例えば防災バックの中に次のようなものを入れておくことを検討されても良いかもしれません。

◆コロナ渦で避難所生活に備えたいもの
・マスク(タオル等)
・石鹸、アルコール消毒液(ウエットティッシュ等)
・体温計
・持病薬
・スリッパ
・ビニール手袋

など……

避難所での過ごし方を知っていれば万が一のときも安心かも?

自然災害はいつ訪れるかわかりません。
そして、今はコロナ渦です。今までの防災グッズは不要と思われていたものも必要になってきます。

万が一はいつ訪れるかわかりません。
だから今のうちに避難所で生活することも踏まえて、しっかりと準備を行っておいてくださいね。

[参考1]『地震の備え・できること』|すくすく子育て

[参考2]『災害時の避難所における新型コロナウイルスへの対応について』|湘南区