母と子どもだけでで生きていかなくてはならなくなる。
色んな事情でそれは有り得ると思います。

もしそれが、夫との急な死別だったり、DVや法外な借金、パートナーが反社会的な団体に関わったなどなど、抜き差しなら無い事情を抱えてしまったらどうすればいいのでしょう。

私が新社会人になって目の当たりにしたのは、そんな事情を抱えながらも子どもを守らなければならないお母さんたちでした。

初めての就職先は母子生活支援施設

私が新卒で就職したころは就職超氷河期でした。どこも落ちまくってやっと決まったのは、あまり視野に入れてなかった福祉の分野。そこで事務なら特に福祉系資格が要らないというわけで、地元の福祉法人に就職できました。
そこで配属されたのは「母子生活支援施設」。

それまでそういった施設の名前すらも知りませんでした。
利用されているのは、文字通りお母さんと18歳以下の子ども(=児童)。急な死別、DVなどで、離婚は成立してなくてもとにかく夫の傍から離れなくてはならない人、反社会的組織に関わっていたパートナーから離れて社会復帰したい人、離婚はしたものの実家など頼る支援者がいない人など、さまざまに事情があり、母親の自分一人では生活が難しくなってしまったのを、最寄の福祉事務所にSOSをだして保護されて入所される生活の場でした。

施設での生活

生活の場ですから、母子家庭1世帯ごとに個室があります。そしてソーシャルワーカーの支援のもとお母さんは仕事や生活の相談をしたり、子どもは他の入所の子どもたちと友情を育みながら、安心して生活を立て直していけるのです。(施設内には保育士、学童保育支援員が常駐)

もちろん、プライバシーや身の安全に対する対策もされています。(元)パートナーや(元)義実家と繋がらないよう、福祉事務所とは離れた地域の施設に入所するよう配慮される場合もあります。

ただ、監督・保護、また共同生活というスタンス上、門限など守るべき制約はあります。また、友人など基本的に部外者は入れません。それを不自由に感じる人もいますが、なにより健全な母子生活を送るのが入所の目的の一つでもあるので、そこは守るよう念押しされます。

終の棲家ではない

基本的に入所者は、いつかは(子どもが18歳で高校卒業までに)退所し独立することが目標になります。元パートナーとの繋がりやその周囲とのしがらみを清算して、安定した仕事を得て、自力で住まいを得ていくことことが自立です。その時点で収入や健康などに心配があれば引き続きしかるべき支援(生活保護など)がなされたり、いつでも相談できるよう窓口が設けられたりします。

困ったらまず地域の福祉事務所に相談を

地域の福祉事務所(多くは市役所・町村役場の福祉関連の部署)に相談することから始まります。

母子家庭=親一人で生きていかなければ、子どもを一人で守らなければと思いがちですが、精神的にも状況的にも抱えきれないこともあると思います。思いつめてしまう前に、こういった福祉の形もあると知っておいてもらえたらと思い(プライバシー面もあって甚だ曖昧な表現も多いですが)一通り書いてみました。

誰かの救いの一助となれば幸いです。

 

 

何もかも「イヤ!」な「イヤイヤ期」。中でも我が家はお風呂イヤイヤが一時期、特にひどかったです。それをどうやって克服したかをお話します。

まずは原因を探って解決策を練る

それまでは、イヤも好きも無く日々のルーティンをして当たり前に入っていたお風呂。

ある冬の日、やたら渋ってグズグズなかなかお風呂に入りたがらなくなった我が子。その日の気分的なイヤイヤかなと思い、一日ぐらい入らなくたっていいかとそのまま、その日は蒸しタオルで体を拭いて寝ました。

ところが次の日もお風呂はイヤと言い、頑として入らず。その次の日も泣いて嫌がるという事態になり結局都合3日お風呂に入らない日が続きました。

夫とも話し合い、原因はなんだろうと考えました。思い浮かんだポイントは4点

1・脱衣場所が寒い=暖房の向きを変えて暖かさキープ。

2・お湯が熱かったかも=温度調整をもっと気を配る。

3・お風呂がつまらない=カビなど衛生上を考えて今までお風呂おもちゃなど入れてなかった。

4・親に言われたことは何でも「イヤ」と言いたくなる=「イヤ」で返事したくなるというやり取りを避ける

これらを丁寧に解決することを心がけました。

お風呂も遊びの場とする

前述のようにそれまで、お風呂場の衛生を保ちたい理由からお風呂用おもちゃを入れてなかったのですが、やはり「生活=遊びの探求」である子どもにはおもちゃが必要なのを痛感しました。そこで保育園帰りに子どもとお風呂のおもちゃを買いに行きました。いくつか買ってもいい候補を選び、最後に子どもに「1つだけ」と決めてもらいました。(結果網でボールすくいが出来るおもちゃに。ボールはやわらかく押せて水鉄砲みたいにもなるものです。)

その足で次はドラッグストアに行き、固形炭酸入浴剤を購入。今までパウダー状の入浴剤は入れていたのですが、こっちのほうが使えそうだな~と。

何が使えそうか言うのは次に後述!

「子どもが決める」という手順を入れるとご機嫌UP

先ほどの固形炭酸入浴剤、4種類アソートの物を買いました。(お湯の色と香りが4種類)

そして、毎日何個か出して、子どもに「今日はどの色をお風呂にボチャンしたい?」と選ばせ「イヤでは成立しない会話」を提供するようにしました。

結果これが、一番効果的でした!子どもは自分で決めた満足感と入浴剤を自分で投げ込む

「ボチャン→ブクブク→お風呂が自分の選んだ色になる!」

という一連の流れが面白くなり、お風呂が楽しみに。今では自分から「おふろ、ボチャンする!今日はあお!!」と言ってくれるようになりました。

親子共にお風呂をストレスにしない事が大事

お風呂って何の入るのか・・・考えてみたら清潔という以上にリラックス、リフレッシュ、団欒ですよね。そこを忘れて私は「清潔のため作業」にしてしまい、子どもに強いていました。それがつまづきだったのだと思います。

うまくいったからここに書けるのですが、実は失敗してもまあいいかのつもりでした。

「入浴剤はどれも自分の好きな香りで選んだし、少なくとも自分はちょっと気持ちよく入れるかも。何も無駄にはならない」

と。子どもは3日ぐらい入らなくてもどうと言う事は無かったです(笑)肩の力を抜いてゆったり向き合ってくださいね。誰かのお悩み届けば幸いです。

 

 

☆『イヤイヤ期』ママたちの体験談はこちら
・【イヤイヤ期】何を言っても「イヤ! 」どう動かす?
【イヤイヤ期】を乗り切るコツ
・【イヤイヤ期】お風呂嫌い解決のコツは親子共に気分転換
・【イヤイヤ期】がやって来た!本当に叱るべき3つのポイント
・【イヤイヤ期】魔の2歳児の特徴と対処法

 

 

少しデリケートなお話をします。

「吸水ケア」というオブラートに包んだ便利な言葉がありますが要は「尿もれケア」の話。

妊娠後期から経験しだす女性が多い

尿漏れ経験は妊娠後期、おなかが大きくなり膀胱が圧迫され出すと立ち上がった瞬間やくしゃみで

「出た?!」

とチョビ漏れを感じる人が増えます。私もその一人。なんとも言えない不快感ですよね。(しかも時期が時期だけに破水と勘違いしやすいし)

正直、尿漏れなんてご高齢の方の悩みだと思っておりました。生まれるまでの間の少しのことだし、おりもの用のシートでいいかなとも考えていたのですが・・・これはまだ始まりに過ぎませんでした。

産後の骨盤の緩みも

そして、産後。あれだけ広がっていたお腹の筋肉や骨盤が元に戻るのは思ったより時間が掛かるもの。そして体の感覚も。

切開のキズもあってか、トイレの我慢が何となく効きつらいなあと感じる産褥期でした。

でもそれよりも深刻なのは実はその後。

子育て=行きたい時にトイレに行けない!

産褥明け、手伝いに来てくれていた母も帰り、ほぼワンオペの育児がスタートすると

「好きなタイミングでトイレに行くのが難しい!」

という現実に直面しました。授乳中~オムツ~寝かし付けの、終わらないサイクルの中、泣いてグズることもしばしば。

(い、今・・・私もかなりヤバイのよ・・・あなたはオムツがあって良いんだけどさ・・・)

ついそう思いたくもなる、「どうしてもトイレに間に合わないかも」な危機感が度重なり、寒い日や生理前などのトイレが近くなるタイミングの時は「吸水パッド」を使うようになりました。

買うのに抵抗はありましたが、使ってみれば下着や服を汚して自己嫌悪になるよりずっとマシです。

まだお付き合いは続く

そして子どもが動き回るようになり、イヤイヤ期(2歳)を迎えた現在。家では割りと行きたいタイミングでトイレに行けるようになったものの、次は外出時に「トイレに行きたいときに行けない事案」が続いています。

「公園の遊具やお店の売り場から子どもが離れてくれない」

「子どもと入れるトイレが無い」などなど・・・

外出時にも「吸水ケア」って備えて行くほうが安心と実感しております。

デリケートな問題ですが、今は年齢とかではなく、妊娠・出産をきっかけに若い世代にも使いやすいよう、製品や売り場も工夫されてますし、恥ずかしいとは思わないでストレスにならないよう、気楽に生活に取り入れてみてくださいね。

ごらん頂いた方のお悩み解決になれば幸いです。

親子揃って本好き、寝る前の絵本タイムは欠かせない我が家(2歳児育児中)でここ最近読みました絵本を紹介いたします。

「ぼくって…ちっちゃい」

「ぼくって…」エマ・トッド 作/いしふゆき 訳 バベルプレス 刊

小さな子ペンギンが大陸真ん中、大きな集団の中でお父さんとはぐれてしまいます。

ひとりで見渡す、世界はあまりに大きくて、広くて、深くて、強くて…子ペンギンは自分が「ちっちゃい」ことを知ります。

絵にキラキラの銀箔押しで、ペンギンの絵がひたすらに可愛くて、ペンギン大好きな私が飛びついてしまった本なのですが、2歳児からすると

「大きい、ちっちゃい、深い、高い」など形容詞がペンギンの冒険とともに繰り返されるので、その表現や言葉に興味津々でした。

 

 

単純な内容ながら読み手の大人にも「広い世界の小さな存在」という深い余韻を与えてくれる実質的には年齢を問わない内容です。とにかくペンギン好きにはとってもおススメ!

 

「あのはたけにうまってる、ごちそうな~んだ」

「あきとふゆ はたけのごちそうなーんだ?」 すずきもも 作 アリス館 刊

動物の親子がお散歩でいろんなやさいばたけを見つけます。

あの葉っぱはなあに?あの花はなあに?秋、冬に美味しい野菜の、畑での姿や育つ様子がやさしい言葉で丁寧につづられています。物の名前を覚えるのが大好きな2歳児には毎ページクイズ感覚なのが楽しいようです。

巻末には、もう少し詳しい解説やお野菜を美味しく味わう簡単レシピも紹介されているので、子どもには食べる興味を、大人には食卓の参考に…学びがいっぱいで幼児から小学生まで読み応えある内容です。

 

 

「にょ!」「ぼちゃん!」それはこたえのないはなし…

「にょ!」(ぴっかぴかえほん) ザ・キャビンカンパニー作 小学館 刊

 海から突然現れる不思議な影!例えば表紙なんて単純に「クジラ…?」なんて思いそうですが、

色んな「なににみえる?」の次のページからは多様でちょっとヘンテコな見え方を示してくれます。

そして、「それでは正解は!出てきてー!」とかもありそうですが、それがないのがこの本の最大の魅力。

その影は表すことなく消えます。だからこそ、親子で「これは何だと思う?」、「何に見えた?お母さんはねー」と一緒に考える価値があるんじゃないと、私は思いました。

 

絵もカラフルで見ていて美しくもあり、答えのないという仕組みにドキドキもありという、魅惑の読書体験です。

 

寒い季節でもお布団でヌクヌク、楽しい絵本タイムのヒントになれば幸いです。

 

 

子どもの生活リズムを作る最大の柱は、睡眠時間!毎日決まった時間に早寝早起きに越したことはありません。だけど、寒くなってからどうもすんなり寝てくれなくなったわが子(2歳前半)。いつもなるべく9時には布団に入るように促しているのですが、最近はそこからが長い!

とにかく寝なくて寝かしつけが苦痛…

9時に寝室に移動、そこから延々絵本を読み聞かせ(1冊を2~3回×3~4冊)それでも眠くなる気配は無し。消灯して「母は寝た振り」を決め込むも、その無防備な胴にわが子ダイブ!したり、「別にいいもん」とばかりにぬいぐるみと一人遊びしたり、あんまりに母放置だと怒って泣き出したり…そんなこんなの1時間~2時間は1日の母親業の中で一番手間の掛かる仕事になりました。

保育園に合わせての生活なので、朝が際立って遅いわけじゃない。(7:00~7:30には起床)毎日元気に遊んでいる。部屋や布団、服装が寒すぎるとかは考えにくい。この生活でちょっと前はすんなり寝てくれたのにどうして、という疑問。ほったらかした夜の家事が遅れていく苛立ち。寝てくれるまでに掛かった時間の徒労感。そして、寝付いた実際の時刻22:00とか23:00の時計を見て「こんなダメな生活を子どもに送らせてるの私だけ?」という落ち込みにさいなまれ、さすがにトーンダウンしました。

大丈夫!そういった「お年頃」

そんな冬のある日、保育園の個人懇談があり保育士さんに泣きつくように相談。そしたら明るく「お母さんだけじゃないですよ。今の時期に寝付くのが遅くなる子、冬は多いですよ。」と。

まず、私だけじゃないことにちょっと安堵。そして保育士さん曰く「1歳後半~2歳前半って体が動けるようになっても、やっぱり3歳さんとは全然運動量が違います。持ってる体力を発散し切れてないんですね。また、体の抵抗力もまだ少し頼りないから、どうしても保育園でも室内遊びが中心になってしまって、尚のこと体力が夜まで余ってしまうんです。でもこれで生活リズムが決まってしまうわけじゃないですし、また暖かくなればしっかり遊んですんなり眠れるようになります。3歳になれば冬でも外遊びは増えますから、本当に今、この冬だけのことだとおもいますよ。」と。

なるほどぉぉぉ!確かに暖かい季節は大好きなすべり台を上ってはすべりと延々やったり、夏は水遊びをしたりと体力消耗系の遊びは豊富にあった。けど、冬は(寒冷・降雪地域ということもあり)どうしても外遊びは減ってしまう。ある意味仕方の無いことだったのですね。しかも今だけの。

これが一生の生活リズムになるわけじゃない

思えば、0歳代の夜間授乳や夜泣きに終わりがあったように、子どもは子どもでちゃんと自分にあった生活リズムを得ていっている。ほんとうに子育・成長って「これが一生続くわけじゃ無し」の積み重ねですね。何を調べても、どれだけベストを尽くそうとしても「子どもが寝ない!」に悩むお母さんに、この記事が届くことを願っています。

 

 

 

 

乳幼児っこファミリーにとっての大きな試練、それは「トイレトレーニング」ではないでしょうか?

生まれたその日から、オムツの中で自分の意識と関係なく出ていたのを、意識してトイレにいってしないといけないなんて・・・どう教えればいいの?
よく考えたら、こっちが頭を抱えたくなるぐらいの難問です。

トイレトレーニングは絵本から

いつからはじめたらいいのかはっきり分からないまま、ウチも1歳を過ぎたタイミングでトイレトレーニングのプロセスを取りあえず調べると、手始めによく出てきたのが「トイレやパンツの絵本を読み聞かせる」!?

そ、そんなジャンルの絵本があるんだ~

きっと長く使うだろうから図書館であるものを借りるのではなく、わが子の好みに合った雰囲気のをちゃんと買ったほうが良いと、書店へGO!
そして選んだのがこちらの一冊

おむつはずしえほん(2) 「おんなのこトイレ」
監修/江東区南砂さくら保育園 その他/linco
ポプラ社 刊

(ちなみに男の子バージョンもあります。)
ポケットサイズだけど仕掛け絵本なので、遊びながら読み進められます。
遊べることにまずわが子は飛びつきました!単純にページをめくって仕掛けで遊ぶのが楽しい!!

内容はシンプルに女の子トイレやり方。でも、女の子らしいキラキラした絵柄や「お姫さま」というキーワードもちりばめてあり、小さな乙女心を刺激します。
読みきかせていると、次第にページの仕掛けと実際のトイレのイメージが結びついてきます。ごっこ遊びも始まったわが子は、絵本のトイレ(便座)にお気に入りのぬいぐるみを「シー」させてみたり。

絵本でイメージトレーニング→実践!

本の内容もすっかり覚えてしまったタイミングで、 「じゃあさ、ウチのトイレでもやってみる?」 と、誘ってみました。

幸いにもわが子は絵本やアニメに入り込みやすい「なりきり体質」なため、特にデコってもない我が家の殺風景なトイレでも問題なく怖がらず、絵本で見たとおりお姫様のトイレの立ち振る舞いを再現しようと頑張ってくれました。

すごい!イメージトレーニングって大事!!
しっかり気持ちを作ってから行動することの効果を私が学びました!

といっても、実はまだ「オムツ替えの前にとにかくトイレに座る。」という超初期段階なんですが・・・。
でも、トイレを楽しいところだと印象付けて好スタートをさせてくれたこの絵本には、とっても感謝です。

オムツからトイレへは小さな大改革!

卒乳のときも思ったのですが、「ああまた一つ、『赤ちゃん』じゃなくなっていくのね」と、ちょこっと寂しさを噛み締めつつ、彼女の大改革を焦らずゆっくり見守って行きたいと思うのでした。

と言うわけで「女の子らしいのが大好き!」ってお子さんにオススメのトイレトレーニングができる絵本のご紹介でした。