トイレトレーニング 親子におすすめの絵本9選

トイレトレーニングは大変


トイレトレーニングが大変な理由は、トレーニング時期と「イヤイヤ期」が重なることです。
自我が芽生え始めた子どもたちは「何でも自分でやりたい!」「イヤ!だめ!」と親の思うとおりに動いてくれない時期。そんな成長時期のトイレトレーニングは数倍大変なのです。

しかし、この「イヤイヤ時期」はただ単にイヤイヤしているのではありません。
必ず理由が子どもの中にあるからイヤイヤするので、それを見つけ出して明確にしていけばトレーニングは楽に進めます。とはいうものの、なかなか理由を見つけだすのは難しいものです。

見つけ出すのが難しいなら、トイレトレーニングに興味を持たせてしまえばいいのです。
「イヤイヤ期」の時期を利用した、「自分もやりたい」「自分もお兄さん・お姉さんのようになりたい」
そんな気持ちを生み出し、ママやパパもゆったりとした時間に出来るアイテムが絵本なのです。

絵本で、子どもにトイトレをイメージしてもらおう


絵本選びはイラストが解りやすい、読む言葉が短くコミカルなものをおすすめします。
ママやパパと一緒に読み共感できる本を選びましょう。

絵本は、言葉が解らなくてもイラストで解りやすくイメージしやすいという所がポイントです。
「パンツだからおしっこいってね!漏れちゃうよ。」と言葉で言ってもまだ理解できないものです。

たとえば、「I’ll kiss it better.(イタいのイタいの飛んでいけ。の意味です)」この言葉を言われたらすぐにママやパパは解かりますか?

子どもにしてみたら今はまだ『??』こんな感じのイメージという事です。
なので、そこにイラストが加わればイメージしやすく、言葉の理解も出来るようになりますよね。

絵本で「イメージトレーニング」をしておくことで、自然とトイレに関心をもつことができ、トイレトレーニングをスムーズに進めることができるでしょう。
そして、絵本の登場人物がおしっこやうんちをしたくなったらトイレに行ったり、時には失敗してしまうけど、その後どうするのかなどの内容の絵本を読んであげることで、「自分も真似したい」「失敗しても大丈夫なんだ」と自発的に考え行動できるような誘導効果もあります。

トイレトレーニングを成功させるためにも「イメージトレーニング」が必要なのです。

 

トイトレを始める子どもと見たい絵本


絵本は、子どもと一緒に選ぶ事が大切です。
ママ達が選んだものを読むのも悪くはないのですが、「イヤイヤ期」のお子さんであれば、読んでくれない事もよくあります。
そこでうちでは、図書館に行って4冊ほどトイレに関する絵本を出し、そこから子どもに選んでもらっていました。子どもが自分で選ぶ事により、より興味を持って何回も読んでくれます。

トイトレの絵本は、お昼ご飯の後のゆったりタイムで読んで見ましょう。そして、その流れでトイレに誘ってみるのもいいですよね。おなかもいっぱいになり満たされている環境で水分もお昼で取っているのでおしっこやウンチが出やすい環境にあるからです!

 


トイレで すっきり (ミキハウスの絵本)
作者: なかやみわ
出版社/メーカー: 三起商行
発売日: 2005/03

トイトレ準備に最適。トイレで排泄をピンポイントに伝えられるえほんです。

■対象年齢:記載なし。乳児からでも普段の絵本としても◎
■排泄場所:補助便座・洋式トイレ

■ストーリー:うんちが出るソワソワ感からお母さんに吹いてもらい、お水を流すという一連の流れが優しくかわいいイラストで描かれています。
■体験談:ストーリーが小さい子どもの日常の光景と同じなので、すごく入りやすいトイトレ絵本だと思いました。また、うんちの後に吹いてもらうシーンがある絵本数も少なく、子どもがら「おしり吹いてー」と言ってきてくれます。
■おすすめ度:★★★★★

 

 

といれ (あけて・あけてえほん)
作者・絵: 新井 洋行
出版社/メーカー: 偕成社
発行日: 2010/10

「はーい!」の掛け声でトイレとお友達になれちゃう!トイレをページいっぱいに描かれいる絵本です。

■対象年齢:1才から
■排泄場所:補助便座・洋式トイレ

■ストーリー:ページを縦に開いて読んでいくとトイレが大きく描かれており、「といれさーん」「ぱかっ」とふたが開いたり掛け声でお水が流れるといった簡単なテンポある絵本です。
■体験談:この本を読んでから、嫌がっていたトイレに行くと言い出しました。幼児用のおまるもしっかりと描かれているところが子どもにとってとてもイメージしやすかったのだと思います。また、「トイレ=楽しい」という事も伝えられた絵本でした。
■おすすめ度:★★★★

 


トイレに いこうね (はじめてのしつけ絵本)
作者:さくら ともこ イラスト: 宮尾怜衣
出版社/メーカー :小学館
発行日:2005/04

うんちトレーニングにもぴったり!一連のトイレ流れをかわいいイラストで教えてくれる。

■対象年齢:記載なし。
■排泄場所:洋式トイレ

■ストーリー:語呂のいい解りやすく楽しい絵本です。トイレの前の体の状況となんて言えばいいのかまで言葉で表しています。
トイレトレーニングをすすんで自分からできるようにするのが狙いのある絵本です。
■体験談:文章をリズムにのせて読み聞かせていくと、普段より興味を持って楽しそうに聞いてくれます。尿意からトイレで排泄するまでの一連の流れが絵本に描かれているので良いと思いました。そして、トイレの後には手洗もキチンと描かれていたので子どもにとっても私にとってもうれしい絵本です。
■おすすめ度:★★★★★

 


ゆっくとすっく トイレでちっち
作者:たかてら かよ 絵: さこ ももみ
出版社/メーカー :ひかりのくに
発行日:2010/06

トイレは楽しい!伝える、モチベーションUP☆のトイレ絵本です。

■対象年齢:記載なし。
■排泄場所:洋式トイレ

■ストーリー:動物さんのトイレやゆっくとすっくのトイレなどかわいい・かっこいいトイレが登場します。トイレのイメージを楽しい場所にしてくれる絵本です。最後には、しっかりトイレで出た喜びがわかる絵本になっています。
■体験談:描かれているユニークなトイレに子どもは楽しそうに見ていました。描かれているトイレの絵を見て色々な発想や想像を引き出してくれる絵本です。いつしか我が家のトイレには絵や大好きなキャラクターで囲まれて、おしっこやうんちなど楽しそうに行くことが出来るようになりました。
■おすすめ度:★★★

 


おんなのこトイレ おとこのこトイレ
監修: 江東区南砂さくら保育園 絵: jinco
出版社/メーカー : ポプラ社
発行日:2014/07

女の子はおんなのこ用絵本、男の子はおとこのこ用絵本と性別で座り方から教えてくれる絵本です。

■対象年齢:記載ないが、1才から5才と書いてあります。
■排泄場所:洋式トイレ・和式トイレ

■ストーリー:しかけページをめくって、楽しみながらトイレが身につく絵本です。具体的なトイレットペーパーの使い方や拭き方なども女の子・男の子別で大好きなポイントをしっかりおさえながら楽しく学べられます。
■体験談:ただのトイレトレーニングというだけでなく、トイレットペーパーの使い方には仕掛けがあり楽しめながら学べました。トイレトレーニング完了後絵本としても良いと思いました。
■おすすめ度:★★★★★

 

おむつはずしのえほん トイレばっちり!
監修: 三石 知左子 絵: コダイラ ヒロミ
出版社/メーカー : ポプラ社発行日:2010/06
発行日: 2017/08

音と仕掛け絵本でトイレに興味津々になれちゃう絵本です。

■対象年齢:記載なし
■排泄場所:洋式トイレ

■ストーリー:ママと子どもの掛け合いでトイレの練習。「上手に出来たね。」など達成感のシュミレーションがでいますよ。水を流す音もあるので本物さながらの絵本です。
■体験談:ページの仕掛けとトイレを流す音が◎ 子どもから読みたがりました。必ず本の後はトイレに行って本物のトイレのレバーでながしていました。興味をひきつけるのに役立ちました。
■おすすめ度:★★★

 

 

トイトレに悩んだら読もう!ママ、パパが読むべき絵本

上手くいかない悩みをお持ちのママやパパが読むことで気づかされたり・心が落ち着いたり・ひらめきやヒントなどの絵本を紹介します。

 


おしっこでるよ
作: ロバート・マンチ 絵: ミカエル・マルチェンコ
訳: 乃木 りか
出版社: PHP研究所
発行日: 2004年

やり取りにトイレトレーニング中や経験者なら、みんな共感できる絵本です。

■ストーリー:主人公のアンドリューが、「おしっこ」で大人たちを振り回す様子が描かれています。でも最後にはお漏らしがなくなったというお話です。
■ママ・パパへの効果:トイトレ中は何度も確認したのに、いざ出かけようという時になって、「おしっこでるよー!」の一言で「イラっと」してしまう事に経験はありませんか?この本はまさに確認したのに「でない」といって大人を困らせるストーリーです。しかし、この本では一度も大人たちは怒りません。「待つ」のです。この『待つ』姿勢が、トイレトレーニング中の子ども達には、とても大切なことなんだ考えさせられ、もう少しゆったりとした気持ちに戻してくれるはずです。
■体験談:はじめに読んだ時は、うちの子にそっくり!!と思いました。すごく共感できる内容です。つい怒ってしまうのですが、この本を読んだら数日間大きな心で「失敗しなさい!!本人がその気になれば、オムツなんて、案外すんなりと外れる!焦る必要はない!」と思えるんです。
■おすすめ度:★★★★★

 


おねしょの名人
作: 山田 真 絵: 柳生 弦一郎
出版社: 福音館書店
発行日: 1996/06

すこし大きい子向けだけど「もらしてしまう」原因を医学的に解りやすく解説。

■ストーリー:おねしょを通して子どもの体をわかりやすく説明した、科学絵本です。
■ママ・パパへの効果:おねしょの原因を医学的に、わかりやすく解説しているので、おねしょに悩む子どもとママやパパ、どちらにも読んでほしい絵本です。ママ・パパは冷静さを、子どもは自信を取り戻すきっかけになるでしょう。
■体験談:トイレトレーニング中にはお漏らしは付き物ですよね!わかってはいるんですがつい、漏らしてしまうと、娘を強く叱ってしまいます。この本に出会ってから少し、娘に向ける目線が変わった気がします。なぜそうなるのかが解ることで、私の心も楽になり「こうしてみてあげたらいいのかな?」と一緒に向き合えるヒントにもなったのだと思いました。
■おすすめ度:★★★★★

 


しっこっこのこけこっこ (ヒデ子さんのうたあそびえほん)
作:長野 ヒデ子 絵:和歌山 静子
出版社:佼成出版社
発行日: 2007/08

歌のようなリズミカルにお話を進める絵本です。

■ストーリー:登場するにわとりたちのセリフがリズミカルに「しぃー こっこ しっこっこ こっこ こっこ こけこっこ ぴよけこ ぴよけこ こけこっこ」などここからトイトレにつないでいきます。
■ママ・パパへの効果:ただ、トイレに誘うだけでなくこの本のように歌う誘い方やこんな誘い方でも楽しくいけるんだと、誘い方のレパートリーになるでしょう。
■体験談:歌うように、リズミカルに、トイレに誘って、おしっこできました。「ここここ ここここ けけこっこ」楽しいフレーズがいっぱいです。
■おすすめ度:★★

 

 

まとめ


トイレトレーニング 親子におすすめの絵本9選いかがでしたでしょうか?
トイレトレーニングはすごく大変な時が必ず来ることがあるでしょう!そんなときは、一度ママ・パパが少し見方や考え方、接し方を見直すいいチャンスですね!そんなときは是非、トイレトレーニングに関する絵本が良いパートナーになってくれるはずです!!沢山の絵本をお子さんに読んであげ、その中で興味を引いたものをポイントとしてトイレに誘って見てください。きっと、楽しみながらトイレトレーニングに挑めるはずですよ。

 




 

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