親子の幸せライフWebメディア 親子の時間研究所

2018年9月14日

わたしの促進剤体験記

出産のかたちは人ぞれぞれ。

自然分娩の人もいれば、無痛分娩を選ぶ人もいるし、帝王切開になる人もいます。
私は自然なスタイルでのお産を望んでいたけれど、待ち構えていたのは予期せぬ【促進剤の投与】でした。

初めての出産、帝王切開は万が一を考えて知識を入れていたけれど、促進剤なんてものがあるとは知らず情報収集をしていなかった私。果ては1人目ならず2人目までも促進剤を使って出産することになるなんて。

実は意外に多い促進剤を使用した出産。
ここでは私の促進剤体験をシェアできればと思います。

 

促進剤投与、娘の場合

妊娠39週、定期健診に行くと「もう赤ちゃんが出たがっているので入院しましょう」と入院宣告されました。
おそらく、産婦人科の先生から見たらいつ産気づいてもおかしくない状態だったのかもしれませんが、陣痛もきてないのに入院だなんて…と驚いたのを覚えています。

その日の夜の内診でも子宮口が開いておらず、「今夜陣痛が来なかったら、明日の朝バルーンを入れて促進剤を投与します」と。
妊娠の経過も順調で、安産間違いなしとお墨付きをもらうほど安産体型だった私。
バルーンて何ぞや?促進剤を投与って?と何の知識もないまま、「安全に出産できるならお願いします…」と言うしかありませんでした。

その日の夜は陣痛を促すように動いてくださいと言われ、病棟の階段を上ったり下りたり、見舞いに来た夫の前でスクワットをしながら赤ん坊の名前を議論したり、少しでも自然なお産に近づきたくてかなり動き回りました。

それが功を奏したのか、翌朝の内診で子宮口6cm開いていることが判明!

これでバルーン挿入は回避できたものの、NSTのモニターを着けるとなんと2~3分間隔の陣痛がきているというのに私は全く気付かなかったのです。

「微弱陣痛のため、このままでは赤ちゃんが出てこられません。促進剤で陣痛を促します」

陣痛がきているらしいけれど、私の感覚では生理痛のような鈍い痛みしか感じません。会社を休んで付き添っていた夫の横で、午前10時ちょうどに促進剤が入った点滴の投与が始まりました。

それから1時間、陣痛室で点滴が繋がれたまま陣痛を待っていましたが全然痛みが来ない…と思っていたら、急に、本当に急激にとてつもない痛みが襲ったのです!

今まで経験したことのない強烈な痛み、と共に押し寄せる便意…。

この便意がいきみに繋がることでお産になるわけですが、陣痛中って痛みがあってもリキんじゃダメって言われるんですよね。ダメって言われるから、猛烈な痛みを我慢し、額からは脂汗が流れ、意識朦朧、夫の手ではなくベッドの鉄柵を握りしめて痛みに耐えること30分。
ようやく分娩室へ移動するよう指示されました。

促進剤の経験者の中には、痛みの起こり方が急激だったという人もいます。私の場合もそうだったのか突然激痛に襲われたあと意識がはっきりせず、やっとの思いで分娩台に上った時には疲労困憊。MAXの痛みだというのにパニックでいきみが上手くできなくて、結局娘は吸引分娩になったのでした。産後しばらく、吸引された娘の頭はひょうたんのようなかたちをしていたっけ…。

 

促進剤投与、息子の場合

娘の出産から3年半、息子の出産も促進剤を使ってのお産になるわけですが。息子の場合は切迫早産で入院するわ、退院してすぐ破水で病院に戻るわとバタバタの妊娠後期でした。

破水は破水でも羊水が出てきにくい高位破水で、陣痛も来ない上に細菌感染の反応が出ているということで泣く泣く促進剤を投与することに。
娘の時は促進剤投与から1時間で激痛が襲ってきたので、またあの痛みを味わうのか…と戦々恐々、陣痛を待っていたものの1時間、2時間過ぎても陣痛がきません。結局朝の9時から投与開始し、午後4時を過ぎて続きは明日にしましょうかと助産師さんたちが言い始めた頃、担当の先生が内診がてら俗にいう『おしげき』で子宮口をグリグリ押しだしたではないですか(しかも激痛!)。

この内診にお腹の息子も驚いたのか、あれよあれよという間に陣痛がMAXの痛みに変わり、子宮口も全開大。意識もはっきりしていたのでいきみも順調、非常にスムーズなお産となりました。

 

2度の促進剤投与を経験して思うこと

自然分娩、無痛分娩、帝王切開…出産は産む方も産まれる方も命がけ。

よく、帝王切開で『きちんと産めなかった』と悩む母親の話を耳にします。自然なかたちで産めなかったというなら、それは促進剤を使った私もそうかもしれません。

特に2回目の出産に関しては、促進剤に恐怖心が芽生えていたこともあって促進剤は使いたくないと病院側へお願いしていたほどでした。ですが、母親とお腹の赤ちゃんも守るための最善策として選ばざるを得なかった促進剤の投与。
もし促進剤がない時代だったら…?私も子どもたちも命の危険に晒されていたことでしょう。

 

余談ですが、私のお腹には4センチほどの傷があります。

帝王切開はしていないのですが、盲腸で手術をした跡が今でもくっきり。一生ビキニの水着は着れないわ~なんてガッカリしたものだけど、この夏も子どもたちとプールに行って沢山遊んできました。

一生に何度も経験することがないからこそ、思い描くお産スタイルがあるかと思います。
色々な出産のかたちがありますが、大切なのはお母さんも子どもも無事にお産を乗り切り、その後の日々を健康に楽しく過ごしていけることではないでしょうか。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう