小学校に入ってから担任の先生と相性が合わないことに気づいてしまった。親だけでなく、子どもも苦手にしてる…。こんなときは困ってしまいますよね。
今最近では昭和の熱血先生はすっかり少なくなりましたが、子どもが怯えるくらいパワフルな先生も中にはいるでしょう。

低学年のときに学校の先生とフィーリングが合わないのは、大きなストレスです。
家庭での問題の受け止め方、相談しやすい人は誰かについて説明していきます。

先生も人間。合う合わないはあるけれど…

人間関係の好き嫌い、正確の合う合わないはどうしようもないもの。
子どもの頃から友達とのそうしたぶつかり合いを繰り返して、どうにかやり抜ける方法を身につけることが、小学校に通う大切な意味でもあります。

でも、ある時の息子の担任の先生はその範疇を超えて問題のある人でした。

まず、長男は目に見えて学校に行くのを嫌がるようになりました。担任の先生がきらいだ、というのです。普段ひどい言葉遣いをしない子が、「まじうざい。」と一蹴にしたのです。どんなふうに合わなかったのかというと…。

子どもと大人で手のひらを返す教師

ある参観日のあと、長男は不機嫌な顔で帰宅しました。
聞くと、参観が終わって親たちが帰っていったあと、担任がクラスのみんなを叱ったというのです。
なぜ叱られたのかと聞くと、発言の仕方が悪い、声が小さい、なんでぐずぐずしていたのか、と、ねちねちとした内容を指摘されたのだ言いました。

参観の授業中は声を荒げることもなく、むしろ明るい気さくな先生という印象だったのですが、
「あの先生、お母さんたちのまえじゃ猫かぶっているんだ」
という息子の言葉には驚きました。少年にそんな言い方をさせたこと、言い方が辛辣だったことに。

学校内に「安全基地」を作る

ともかくも息子をなだめて、これは問題だな…と心配しつつ、一年だけだからどうにか耐えようと家族で話しました。

幸い息子には仲のいい司書の先生が居て、図書室に行くと心が休まるようでした。
(後に、問題の担任が息子が男の子たちの輪に加わらず、一人で図書室籠もりしていることに苦言していると聞いて、更にショックでしたが…)

図書館司書の先生や、音楽や保険の先生は女性であることが多いので、幼年期の子どもたちは心を開きやすいと思います。

息子は司書の先生に救われて、学校を休むことなくその学年を全うしました。
こういう人物を「心の安全基地」といいます。いざといときに自分を守ってくれるという強い信頼感がある人なのです。
もし、担任の先生と相性が悪かったら、他の教科、担当の先生、ティームティーチングの先生などにヘルプを出せるといいと思います。

まずは自助努力。どうしてもだめなら公的機関を利用

先生とのアクシデントは、まず家族や本人だけで解決できるように、自助を心がけるのがいいでしょう。
昨今小学校の先生の業務は煩雑になっていて、きちんと話そうにも向こうが時間を取れなかったり、帰って家族側が責められるような事例もあるからです。

子どもとは常に情報交換をして、その日どんなことがあったか記録、日記などを残しておきます。
あまりにも状況が悪いときには、地域の教育委員会の相談担当、子どもの問題に取り組んでいるNPOなどが助けになります。

一番大切なのは子どもたちが安心して学校に通えることです。
親自身も心の安全基地になる準備をしておいてください。

我が家のパパの担当はお皿洗いです。もともときっちりしたきれい好きの正確なので、正直私がやるより台所がきれいになります。

でも、結婚して13年、はじめからそうだったわけではありません。
子育て中の女性の大きな悩みの一つは、パートナーが家事育児に参加してくれないことです。男性の育児や家事への参加率の低さにおいて、日本はワーストクラスでもあります。
私の知り合いの旦那さんも、自分は男だから何もしなくていい、息子にも何もさせなくていい、なんて人がいるくらい。

今回は、父親が家事を担当するようになった我が家のエピソードを紹介します。
何かの参考になれば幸いです。

世の中の主婦の本音を偶然知ってしまった

我が家のパパがまだ仕事一辺倒で子どもたちの面倒をほとんど見ていなかった頃、私はたまたま「妻・主婦の本音」「特にダンナに対しての」というテーマで口コミなどを調べていました。

その時着手していた仕事で、子育て中の女性のコメント資料が必要だったからです。

すると出てきたのは、なんというか、あまりにも辛辣な言葉たち。

ダンナうざい、家事も子育てもしない、ゴミみたい、消えろ、邪魔、うっとおしい、いなくなればいいのに、などなど…。

こういう言い方もなんですが、比較的結婚してから円滑に行っていた私達夫婦からしたら考えられないコメントでした。

そして、私も若干とんちんかんなところがあってしまい、純粋な疑問から夫にこのことを話したんです。

「一般家庭では妻が夫をこんなふうに言ってる!」
もちろん、ごく一部の人が言っていることではありますが、夫にも少なからず衝撃だったようなのでした。

次の日、自分から「何をしたらいい?」と聞いてきた夫

ダンナうざい
というコメントについて話し合った次の日、夫は何か思いつめたような表情でおもむろに
「僕もなにかするよ。何ができるかな」
と私に言いました。

一瞬戸惑いましたが、正直子ども二人の育児に仕事と、できていないまでも家事を担当していた私は辛かったんです。何かしてくれるなら、それは本当に嬉しい。

そこで、もともと手先が器用で手際がいいことを知っていたことから、お皿洗いをお願いすることにしました。
以来3年間毎日欠かさず夕食後の後片付けをしてくれています。

女性からのウザイは、男性に堪える?

壮年のお父さんにとって娘さんからの汚い嫌いは相当に堪えると思います。
同じように、子どもができたばかりの年代の男性も、パートナーの本音は胸をえぐるものがあったのかもしれません。

男性のほうが繊細だ、傷つきやすいという研究結果もあります。意外と女性のほうが立ち直りが早く図太いところがあったりしますから。
私がその時見つけた口コミは、特に辛辣なものだったと思います。でも、一部には他ならぬ配偶者に
うざい、とか消えろ、と思っている女性は確かにいるのです。

そしてその事実は、自分のことではなくても夫の心に響いたんでしょう。

重要なのが、毎日の感謝

私は夫が皿洗いしてくれていることを当たり前のことだと思っていません。

10時間労働を繰り返して、ストレスをためて帰ってきて、クタクタになっているのに家でも立ち仕事をするのは面倒だし嫌だろうと思います。
だから、シンクがきれいなったあとは、必ず
「今日もありがとう、助かる」
と伝えます。

気をつけているのが、うまく持ち上げていいように働かせている、と思われないようにすることです。
事実、夫がお皿を洗ってくれると助かります。本当に気持ちが楽になりました。だから素直に
ありがとう、助かってるよ
というようにしています。だからかどうなのか、夫も私が料理や洗濯をすることを当然とは思わなくなったようです。

父親のすることは息子に影響する

女の子はママのマネをしたがるもので、男の子は父親に自分を重ね合わせるもの。
夫が家事の分担を始めた直後に、長男がお風呂掃除をしてくれるようになりました。やり方はパパが道具を使って教えてくれました。

ちびっこの次男も真似して掃き掃除を始めようとしましたが、そこは丁重にお断りを。

でも、家事の分担は息子たちに撮って将来役に立つことと思い、そのうち次男坊にもなにか手伝ってもらうつもりです。

そして、きちんと感謝の気持ちを伝えていこうと思っています。

自己肯定感、自己評価という言葉で表現できる指標があります。

文字通り、人が自分自身を高く評価出来ているか、自分に対して否定的な思考を持っていないかを意味します。

この自己肯定感は、日本においてとくに子どもたちの評価が低いこと長年懸念されてきました。
どうして、日本の子どもたちは自分を高く評価出来ないのでしょうか。

そして、自分を肯定的に捉えられる人にするために、親は何ができるのでしょうか。

親が中心の子育てになっている?

伝統的な子どもへの接し方として、日本を始めとしたアジアには「子どもは親の持ち物」とも言えるものがあります。

親は目上の存在、尊敬して敬うもの。それ自体は間違っていません。しかし、当然と思ってもいけません。
親だから、子どもだから、
親に従うべきだから、言うことを聞くべきだから。

家庭や学校でこんな言葉を無意識に刷り込まれています。更に日本人の国民性である、真面目で努力家という気質も合わさり
小さな子でも「言うことを聞かないと」と自分を抑えてしまうのです。

隅に追いやられる子どもたち

子どもの教育に熱心だった親の子ほど、自己肯定感が低くなるという矛盾した研究結果もあります。

子どもとよく接して、一生懸命勉強させた。その結果子どもが自分を否定してしまうのは、一貫して受動的な生活を強いられてきたからではないでしょうか。

1990年代には「お受験」という言葉も広まり、幼稚園や小学校の入試を受けるために過酷な生活を送る幼児の姿がテレビドラマの主題にもなりました。
その子どもたちが今大人になり、引きこもりのように社会に適応出来ない苦しみを抱えてしまっています。

自分の思いを聞いてもらえなかった、親の言うことを聞くしかなかった。
その経験は、幼児期の心に大きな影を落とすのです。

「人間」としてのわが子

私も生意気盛りな中高生の時、自分の親から「誰が育ててやったと思ってるんだ」と言われたことがあります。
腹もたったし、悲しかった記憶があります。

今、自分が子どもを育ててみて、あの言葉は真実ではなかったと実感しています。

親は、子どもの生命力に従って子育てをしているだけなんです。
どんなに心を砕いても、親が自分の命を切り分けて子どもに与えているわけではありません。

生まれ落ちた裸の赤ちゃんのときから、子どもは自分に備わった生命力に頼って生きていくのです。

その意味で、とても主体的な存在です。だから、認めてあげなくてはいけません。ここにいてもいいよ、いてくれて嬉しいよ、と言ってあげなくてはいけないのです。

自分の付属物、所有物という意識が捨てられないご両親が多いのではないでしょうか。
人格を備えた個人として、人間としてのわが子と接するようになっていかなくてはいけないのです。

会話ができる関係を目指しましょう

自己肯定感を育てるには、
「話を聞いてもらえる」
という体験が不可欠です。誰かが自分の話すことに耳を傾けてくれる。返事をしてくれる。
些細でも大切なことなのです。

反対の、無視されることの辛さを考えれば分かるかと思います。学校で、あるいは会社で無視されることは誰にとっても耐え難いことですよね。

だから、小さな子どもにそんな思いをさせないでください。
何でも話し合える関係を作っていきましょう。

お弁当作りは毎日の戦争。朝の忙しさを加速させる、大きなストレスでもあります。

子どもが小さいうちは、見た目も可愛くつくらないと、と思って余計時間を取られてしまったり。
確かに、キャラ弁は子どもに人気かもしれません。でも、重要なのは食べてもらうこと。それも、美味しく食べてこそ栄養としても吸収もよくなるのです。

そこで、見た目に美味しく、からだにも美味しい手抜きお弁当の作り方です。

手抜きポイント1.好物ラインナップを冷凍ストック

子どもが「これなら食べる」、絶対に外れないおかずはありませんか?
唐揚げ、ミニハンバーグ、テリヤキチキン、ナゲット、または焼き鮭や甘辛く味付けした豚肉などなど。

だいたい7種類くらいピックアップ出来たら、日曜日など時間の取れるときにまとめて作り置きして冷凍ストックしましょう。

唐揚げも、一度上げて冷ましてからフリーザーバックで冷凍しておくことが可能です。
これをメインのおかずにしたら、あとは定番の卵料理と食べやすい野菜を入れたらもう出来上がり。

色味と肉、野菜のバランスさえ整っていれば、品数は少なくていいんです。

手抜きポイント2.おにぎり△、ドカベン◎

お弁当にはおにぎりをつくらなくてはいけないという固定観念を捨てましょう。

もちろん、ゆとりのある日はおいしいおにぎりを詰めてあげていいのですが、ドカベンスタイルのほうが格段に楽ちん!
私はこれを始めてからお弁当作りの楽さに打ちのめされました。

一段のお弁当箱にご飯を詰めて、肉のおかず、卵のおかず、茹で野菜を乗せれば見た目も美味しく食べても美味しい。
持っていく途中で崩れないように、ご飯に押し込むようにするのがコツです。

手抜きポイント3.大きな具のおにぎりで一品弁当

先ほどと逆になりますが、おにぎりだけのお弁当もなかなからくちんです。
もちろん白いおにぎりではなく、冷凍ストックしておいたおかずを中に包んだごちそうおにぎりです。

肉のおかずしか取れなくなるかもしれませんが、その分は夕飯で取り戻しましょう。
あるいは、ほうれんそうの胡麻和えやきんぴらゴボウを入れても相性抜群です。

大切なのは味。美味しいお弁当をかんたんに作って

子どもの好きなものを、ただぱぱっと詰めるだけ。ご飯を食べることを最優先にした、濃い味のおかずでかっこませる。

ビタミンや食物繊維はとらなくてはいけませんが、あまりこだわって朝から疲れてもよくありません。
足らない分は次の日や他の食事で補って、ドカベンや一品弁当でママも手抜きしてください。
これなら外れない、というおかずが入ってれば、蓋を開けたときにきっと喜んでくれます。

新生児がいる家庭で、家事をするのは大変ですよね。
寝ている間に洗濯物をたたもうと思っても、すぐ泣き出してあやしに行く。どうにか寝かしつけても、すぐ起き出してまたあやして…。これで1日が終わってしまったということもあるのでは。

赤ちゃんがいると家事を完璧にするのは無理、とはいえ全くやらないわけには行きません。
そこで、ワンアクションは最大5分と決めてしまいましょう。このくらいなら赤ちゃんが泣いていてもそれほど辛くないものですから。

5分でいいんです!時間を限定することのメリット

家事の時間を5分に区切ることは、いろいろなメリットがあります。一見短い時間なのですが、上手に使えばたくさんのことができるからです。

まず、時間を限定することで「今やらなくては!」という危機感が湧きます。危機感は脳のアドレナリン分泌を促します。アドレナリンが出ているということは、ガッツが湧いているということ。
作業に掛けるエネルギーの効率がよくなり、普段より少ない疲労感で仕事を終えられます。

また、短い時間にやることを決めると集中力も増します。だらだら続けるのではなく、終わる時間が決まってしまっているので嫌がおうにも働かなくはいけないからです。
この方法は、普段だらだらしがちな人ほど試してみてほしいものです。
最初から長い時間を設定していないから、気軽にトライすることができるのです。

5分間でできることのルーティーンを見極める

5分だけ家事をすると決めたら、タイマーや時計を確認して作業をすすめるのもいいです。
でも、慣れてきたら5分間でできる自分の仕事量が見えてくるでしょう。

お皿だったら何枚洗ってすすげる、洗濯物は何枚たためる、掃除はカーペットだけなどなどです。
自分の仕事量が把握出来たら、それを毎回のルーティーンにします。すると、いちいち時間を測らなくても家事を効率よくすすめることができしょう。

もし、時間が余るな、と思い出したらもう一度タイムを図ることをおすすめします。
お皿を5枚洗うのに何分かかるのか、確認したら5分以上かかってしまっているかもしれませんね。
そういう場合マンネリ化が心配されるので、きっちりとタイマーを使って仕事しましょう。

トライアルを実施して、達成したら自分にご褒美

モチベーション維持のために、毎回ストップウォッチで家事のタイムトライアルをすることもおすすめです。

小さな目標があると、些細なことでも意欲的に取り組めます。
これだけの家事を5分で終わらせる!できたら買い物のときにスイーツを買ってもいい!

こんなふうに自分へのご褒美があるとさらにいいです。1週間トライして、すべて達成できたら赤ちゃんをパパに見てもらって休む、というのもどうでしょうか。

小さな積み重ねでお家もすっきり

赤ちゃんが泣くとすぐ飛んでいってあげたいのは、ママの本能。
でもそれに振り回されて、他のことができないのはストレスです。

5分だけなら、泣かしていても心配しないでください。家事が終わったときに飛んでいってたくさん抱っこして話しかけてあげましょう。
それに、やってみると5分で本当にいろんなことができるものです。
能動的に動くことで、隠れた力が発揮できるからかもしれませんね。

お盆とお正月、それ以外にも法事などのとき避けて通れない田舎の親戚づきあい。妻として夫の親戚の相手をするのが辛い、という人も多いと思います。

同様に、男性でもパートナーの実家の人間関係に悩んでいるケースはあるのです。
仕方がない、どうしようもないから、と思っていると、お互いにストレスを溜めてしまうだけ。喧嘩にまで発展します。

我が家の夫婦が試行錯誤の上、お互いの実家関係のイベントできるだけノータッチにしよう。そういうルールができるまでを紹介します。

もともと人付き合いが苦手で、親戚付き合いが苦痛になった夫

夫が社交的な性格ではないことは、当然結婚前からわかっていました。
飲み会にもほとんど行かないし、友達付き合いも希薄。それでも、結婚したら季節の行事で私の実家には来ていました。

そもそもお酒が飲めない夫にとって、男性メインの宴会は居心地が悪いようでした。私たちは料理の支度などで台所に入り切りになりますし、必然的に夫は飲めないお酒を片手に孤立します。

こんな状況を何度か経験したあと、夫は徐々に、お正月やお盆が近くなると機嫌が悪くなるようになったのです。
子どもっぽい、と言えるかもしれません。
しかし、今ならそれが耐え難いストレスだったことは理解できます。

家父長制の田舎に適応出来なかった私

一方で私も、とうとう夫の実家に馴染むことが出来ませんでした。

夫の実家は、いわゆる田舎の旧家。ひいおじいさんがを頂点に完全な人間関係のピラミットが出来ていました。
その中で一番立場が弱かったのが「本家のおばさん」と呼ばれていた女性。
全員が集まると30人近くなるお客さんの食事を全部一人で作るばかりか、時にはお孫さんを背負ったり小さな子の面倒を見たり、彼女が座っているところを見たことがありません。

参加している大人は女性も本家のおばさんを省みない。
みんなが大騒ぎしてごちそうを食べたあと、散らかった長テーブルを片付けて、眠った赤ちゃんを背負ったまま一人で冷たいご飯にお漬物を食べている…。

いつの時代!?
と驚くと同時に、ついていけない…。と何度も真剣に思いました。

男の人はみんな、義実家に馴染みにくいもの。

お互いに、お互いの実家や親戚の家に行かない、行きたくないで衝突して夫婦関係が険悪になりかけた頃。

私は偶然小さい頃から付き合いのあった知り合いのおばさんに相談する機会を得ました。
血のつながりはありませんが、子どもの頃からお世話になっていた中の良い年上の女性です。

親戚付き合いや帰省に関して、このところ上手く行かないんだということをそれとなく話しました。
するとおばさんは、
自分の夫も、お父さんも、おじいさんも、奥さんの実家に行くのは苦手だった。行ったら緊張で泥酔して、余計迷惑がかかったり。あまりにも気まずいから、息子を変わりに行かせたり。そんなふうにしていたよ。
と教えてくれたのです。

男の人は、パートナーである女性の実家に馴染みにくいもの。なんとなく、アウェーだと思ってしまうからではないか。
それに気がついてから、私は夫に対して、無理に自分の実家に行かせようとは思わなくあったのです。

こちらが引くことであちらも引く

私が夫に対して、無理してうちに来ないで。と言ったことで、夫もそれ以降私に帰省には絶対ついてこいと言わなくなりました。

私が義実家に行かないことで、田舎ではがみがみ言われているようですが、そこは仕事や用事とうまくはぐらかしてくれているようです。

私側の親戚も、おじさんたちが自分のことと照らし合わせているのか夫を攻める人はイません。

結局、相手が何を嫌がっているのか理解して無理強いしない。それだけ気をつけるようにすれば、お互いにいらないストレスを溜めなくて済むんだと思いました。

初めての出産を控えて、プレママさんが不安になるのが、陣痛の辛さではないでしょうか。

人によって感じ方が違いますし、ただ痛い!というイメージしかなく、恐怖感がなくないこともあるのでは。
私が最初の子を妊娠していたときに、両親学級で看護師さんと保健師さんから教えてもらった、『陣痛を軽くする方法』があります。

実際に全く陣痛を感じなかったわけではありませんが、お産を頑張り通すことはできました!
プレママさんはぜひ実践してみてください。

ただ、話かけるという陣痛対策

やることは簡単です。

お腹の赤ちゃんに向かって話かけること。絵本の読み聞かせでもいいようですが、日常会話をお腹に向かって聞かせるのがいいようです。

赤ちゃんはお腹の中で外の音を聞いていると思われていましたが、近年では、聞こえるのは体の振動を伝わってくるお母さんの声だけとも言われています。

つまり、お母さんが話しかける言葉はしっかしと赤ちゃんに伝わるということなのですね。声の振動がお腹に届いていると思ってください。

声掛けによって分泌される『母親ホルモン』

では、どうしてお腹に話しかけると陣痛の辛さが軽減されるのでしょうか。
それは、幸福ホルモン、母親ホルモンとも呼ばれる『オキシトシン』と関わりがあります。

オキシトシンは、脳の視床下部から分泌されるホルモンの一種です。正常な分泌量を維持していると、ストレスを緩和し精神的な安定感や幸福感をもたらしてくれます。
現在、電子機器多用のワーキングスタイルによって人の温かみに触れられない女性も増えてしまいました。
その結果、オキシトシンの分泌が減って上手くストレスを解消出来ていないという研究結果もあります。

お腹の赤ちゃんに声をかけることで、このオキシトシンがたくさん出て、痛みに対する恐怖感を拭ってくれるようなのです。
そのため、出産を前にして赤ちゃんと話をするのがおすすめというわけです。

お腹に話しかける?一人でしゃべるだけ?

姿の見えないお腹の中の赤ちゃんに向かって、いったい何を話せばいいの?
と迷うかもしれません。

しかし、何を話してもいいのです!言いたいことは全部話してしまいましょう。
例えば、今日はお腹が苦しくてつらいよお…。とか、暑くてなんにもできないね…。のように、体の感覚を伝えることでもOK。

一人言を言って恥ずかしい、と思わないで。聞いているのは赤ちゃんだけなのですから。

自分の声を聴くことで効果を発揮する『エンプティチェア』

自分の状態を自分で実況する、声に出して自分の耳に聞かせるという行動は心理学的にも重要です。

つらいなあ、つらいなあ、と声に出しているうちに、あ、そうか私は今辛いのかと脳が理解します。
そして、じゃあ無理に動くのはやめよう、買い物は明日でいいや、などの解決策を考えてくれます。

これあ、エンプティチェアという療法のアレンジで、自分と話し合って問題の解決を探る、という技法です。

赤ちゃんへの話しかけもこれと同じ効果が期待できるので、出産への不安を解消するのに良い方法と言えます。

出産前の『ふたりの時間』を楽しもう!

お産は、ママ一人で行うのではありません。
お腹から出てくる赤ちゃんと一緒に頑張ることで、安心安全に出産を終えることができるのです。

お腹にいるときからしっかり話しかけすることで、私は子どもとパートナーシップを築けたと思っています。
それは現在まで続いていて、子どもたちと会話する回数が多いと感じているからです。

なんでもいいから、毎日お腹に声をかける習慣を作ってください。ぐちとか、弱音も大歓迎です、赤ちゃんが。

子育てで苦しいのは、将来の進学にかかるお金。
小さいうちから食費や着替え代に大きな出費がかかるのに、高校や大学に進学したらいったいどれほどの出費になるのか…。

こんななやみを抱えて出産をためらう家庭も少なくありません。
そこで、将来必要な資金の積立に便利な学資保険を上手に利用しましょう。今保険商品は多くの種類があって選び方がよくわかりませんよね。
各保険の中で自分たちにぴったりなものを選ぶポイントを見ていきましょう。

そのお金はなんのため?まずは用途について熟考を

保険を選ぶ前にまず考えてほしいのが、
『自分の子どもをどんなふうに育てて大人にしたいか』
です。

子ども1人が大学まで卒業するのに1000万円必要とも2000万円必要とも言われています。しかし、これはかなり手厚く教育を施した結果。
その中には塾や習い事、しかも複数の習い事が含まれています。

果たして、それは子どもに本当に必要なのか?英語が、ピアノが、子どもの将来のために本当に意味があるのか。

それを見極めるために、どう育てるのか、そしてどこに費用を費やすのかを考えるべきなのです。

目標が決まったら金額設定

大体のプランを決定できたら、子どもの人生のどのタイミングでどれくらいの金額が必要かわかりますね。

学資保険は闇雲に入るのではなく、必要な金額が必要な時期にもらえるものを選ぶことです。
以下に重視スべきポイントを見ていきます。

満期がいつになるのか

多くの場合に、学資が必要になるのが大学進学時期です。
そのため、学資保険の満期を子どもが18歳のときに設定する家庭は多いですね。

大学進学において必要な費用は大まかに
・入学金
・前期の授業料
・テキストの購入費
・引っ越しにかかる諸費用

があります。これをすべて保険で賄うためには、満期で200万円はほしいところですね。
子どもが何歳のときに保険に加入するかでも異なってきますが、まずは200万円を一つの基準に置いて商品を探してみましょう。

返戻率を考えることも重要

返戻率とは、出資した資金に対して払い戻される金額の割合のことです。

保険料としていくらお金を払い続けても、帰ってくるお金の率が低ければ意味がありません。
目標を200万円とするなら、できるだけ少ない費用で目標に到達してほしいですよね。

現在用意できる資金と、将来的に払い続けられる保険料を考えて、利率のよい商品を選ぶのもコツです。

一括で入ると後々楽なことも

月々の保険料を払うことに比べると、一括で加入することはハードルが高いかもしれません。
ですが、毎月の生活費の中で保険料の支払いが加わることはなかなか大変です。

そこで、子どもが生まれたときにある程度預金があるなら、一括で支払いができる保険を探すのもいい方法ですよ。
一時的に貯蓄が減りますが、計画的な家計運用で取り戻すことが出来ます。
子どもが生まれたときに、出産祝いなどでもらったお金があるなら、それを利用するのもいいでしょう。

何より、目的が決まっているお金なら、一度に支払う決心も付きやすいですからね。
まずは計画、そのためにも両親の意見をすり合わせてゴールを共有できるようにしてください。

自分が生んだ子どもなのに可愛いと思えない。
抱っこや授乳が苦痛で、一緒にいるとストレスが溜まってしまう。

出産のあと、このような精神状態になってしまうママも少なからずいるようですね。
お腹にいるときは生まれてくるのが楽しみだったのに、ギャップに苦しんで自分を責めてしまうこともあるでしょう。

どうして自分のこなのに可愛く感じられないの? その原因と、可能な対策について調べました。

二番目の妊娠中に上の子が可愛くないのは、よくあること

自分の子どもを可愛くないと感じる現象は、妊娠中に起こりがちです。すでにいる上の子どもが可愛がれなくなってしまい、じゃけんにしてしまうのです。

これは、妊娠したことによる女性ホルモンの働きでは無いかと考えられています。お腹にいる子どもを最優先にしようとするあまりに、それ以外の存在を敵視したような状態になるのです。
ですが、出産を経てホルモンの分泌が変化すると徐々に治ってきます。なので、心配することはありません。
問題なのは、最初の子どもや出産したばかりの子どもを、どうしてもかわいいと思えなくなってしまうことなのです。

ママが大切にされなかったから?

自分の子どもをかわいいと感じられない母親の特徴として、自分自身が幼少期に大切にされなかった経験を持っているということが挙げられます。

虐待や家族離散など過酷な体験をして、孤独、苦痛にさらされながら幼児期と思春期を過ごさなければならなかった例です。
10歳以降に家庭内で家族の愛情を経験して過ごすことは、情緒の発達に大きな意味を持つと考えられています。もちろん、生まれてからずっと自分を守って世話してくれる人の存在は子どもに欠かせません。
ですが、自我に目覚め大人への準備が始まる思春期に自分が大切にされている、大事な存在だと感じられないことは、非常に危険なのです。

不安定な心と体を抱えていた幼い頃に、甘えられる大人が居なかったことが、成長後に大きな影をのこしてしまうからです。この場合は、自分の子どもを愛せないということですね。

今からママが幸せになろう!

子どもに愛情を感じるためには、ママ本人が幸福感を味わうことが重要です。

人が幸せを感じるとき、脳からはセロトニンという神経伝達物質が分泌されます。セロトニンは神経の興奮や鎮静をコントロールし、精神を安定させるために欠かせません。
セロトニンが欠乏すると、感情が混乱したりうつ病を発症することもあるほどです。

この大切な物質が上手く分泌され続けるために、取り組むことができる方法を紹介しましょう。

心地よさが感じられる工夫をすること

セロトニンは、皮膚感覚による心地よさを感じているときに分泌されることがわかっています。
・パートナーとスキンシップを増やす
・ペットを撫でる
・柔らかい毛布にくるまる

などの方法が効果的です。もちろん、子どもを膝に載せて頭をなでてみるのが一番ですね。
それが負担に感じるようなら、まずは寝具やクッションなどをすべて一新して、好きなアロマを使ってみることをおすすめします。

今から自分を大切にして、子どもを愛せるようになりましょう

自分の子どもが可愛く感じない。これはママに取って辛いことです。特に、自分の心に傷を抱え閉まっている場合は、まずその傷を直さなくてはいけません。

パートナーや、信頼できる友達がいれば、思い切り甘えてみましょう。直接切り出すのが恥ずかしければ、保健師や産婦人科の女性医師などに間に入ってもらうのいいでしょう。
自分が大切にされている実感を持つこと。
それがあれば、いつかは自分の生んだ大切な赤ちゃんに自然な愛着を持てるようになるはず。
焦らずに、ゆっくり暖かさを感じていってください。

癇癪が酷い、というと大体2~3歳のいやいや期を想像し勝ちです。
しかしいつまでたってもごねる、ぐずるが治らないまま小学生になる子もいるのです。
叱っても効かない、他の子とのコミュニケーションも不安。

大きくなっても治らない癇癪の原因とは、一体なんなのでしょうか。

反抗するのは成長の証?

小さな子どもが癇癪を起すのは、自立の始まりと考えられています。
体が大きくなり知識も多くなり、自信や万能感にあふれてくると、子どもは何でも一人でできると感じる様になります。

そんなときに親があれこれ手を出したり口を出したりするので、抵抗が癇癪になって表れるのです。

感情がコントロールできない場合も

その一方で、単純に感情や思考のコントロールが上手くいかないから怒りという表現に走っている場合もあります。

周囲との距離感や、相手の感情をまだ正確に理解することが難しいからでしょう。
自分が怒ったり怒鳴ったりすることで、お父さんお母さんや友達がどんな気持ちになるのか。小学校低学年では、起こっている友達をはやし立てたりして面白がってしまう子もいます。だから余計に癇癪が酷くなるのです。

小学生のアンガーマネジメント

アンガーマネジメントは怒りをコントロールする訓練です。大人で実践している人もいますが、子育ての現場で怒りをあらわにしたくない先生やお母さんも多いようです。

同じ方法は子どもにも応用できます。
まず、怒りを感じている自分を客観的に自覚させます。
この時言葉で「怒ってるよ」とか「怒ってはだめ」と言っても、小学校低学年くらいの子どもでは余計頭にきてしまいます。
そこで、間接的に「君は怒っているんだね」と伝えるサインを考えます。サッカーのレッドカードやイエローカードに模して、いろいろな色のカードを準備しておくといいですね。

あるいは、怒ったときに一人にさせることも大切です。「部屋に行く時間だね」「どこどこに行こうか」という言葉かけもサインになります。

怒っている子どもを叱ると、余計に怒りが激しくなることも。文字通り頭を冷やすために、顔を洗ったりさせるのも方法です。

同じ目線に立つことの大切さ

子どもの怒りは子ども扱いされることで加熱します。
おかしな言い方ですが、子ども扱いは大人からみて自分が下に扱われている、と敏感な子どもは考えるのです。

そのため癇癪を治す、怒りをコントロールするためには、相手を一個の人格を持った人間として接することも重要です。
その際に、「君がどうして怒っているのか私は知りたい」
と自分の感情を明らかにしてみましょう。

「教えて」は命令形ですが、「知りたい」はお願いです。こういう尋ね方をすると、子どもは大人が自分に興味を持っているのだと知ります。興味を持たれることは、自尊心を満たしてくれます。

だから、癇癪が酷い子どもに手を焼いているのなら子どもとしてではなく人間として興味を持ってください。
そしてあまりにもひどいなら親も少し距離をとって、自分の怒りにもどうか優しくなって上げてください。