幼稚園トラブル~新任の先生が担任編。
幼稚園生活、通っている中でお友達同士のトラブル、先生とのトラブル、またはママ友間でのトラブル・・・さまざまな事件、問題に直面します。
今回は実際にあった幼稚園の先生とのトラブルをご紹介します。
幼稚園で先生と子どもがケンカ?!~新任の先生の場合~
イラスト:sharipan
娘が3歳、年少クラスで入園してまだ2か月経つか経たないかという頃の出来事です。
帰りの時間になったので園までお迎えにいったら、
娘と先生が向かい合って座っていました。
娘は怒った顔してそっぽを向いてだんまり。先生も怖い顔でした。
「なにかありましたか?」と先生に聞くと先生は怒ったままの顔で
「いま、〇〇ちゃん(娘の名前)とケンカしてるんです!」とのこと。
先生から詳しく事情をきいたことを簡単にまとめると、
娘がお帰りの準備でカバンに持ち物をしまう行動が遅くて、見かねた先生が「手伝うね」と言ったら「自分でやる」と言った。
しかし「遅くなるから先生、手伝うよ」と手伝ったら、娘が怒って「ふんっ!」と言った。とのこと。
「「ふんっ」だなんて言ったら先生悲しいよ~謝ってよ」と先生。
しかし娘は謝るどころか、また「ふんっ!!」と言った。
・・・以上。
30分以上こうしてケンカしているんです!と先生は言っていました。
園は集団行動なので、1人だけ遅いのは困る。とのことでした。
娘はそっぽを向いていますが、泣くのを我慢している様子でした。
娘はちょうどなんでも自分でやりたい時期だったので、先生に手を出されたことも嫌だったし、嫌だということも言葉で上手く伝えられず「ふんっ」と言ってしまい、そして怒られたことがショックだったのだろうな~とわたしは思いました。
・・・ああ、これ、どうしようかな、、と心の中で思いながら、でも。
園でのことは先生にお任せします。先生の思うようにしていただけたらいいです。娘がご迷惑かけて申し訳ないですがよろしくお願いします。と述べて、その日は娘を連れて帰りました。
保育経験のない新任の先生。
イラスト:sharipan
娘の担任の先生は、大学を卒業して園に来たばかりの新任でした。
もちろん大学でしっかり学んで実習も行っているはずですが、保育士としてまだスタートしたばかり。現場での経験がない、大学でたばかりの子育てもしたことのない人が先生です。
親からみれば、この先生の判断や保育方針って大丈夫?と思いがちですが、やはり園に子どもを預ける以上、すべては先生、園にお任せするのが1番です。
園からも入園式で「若い先生が多く至らない点があるかと思いますが、よろしくお願いします」とあいさつがありました。
間違っていることは違うとハッキリ言ってもいいと思いますが、先生も人間ですし新任の先生ならこれから一緒に学んで成長していく時期です。
あの先生ダメね~なんて言わないで、できるだけあたたかく見守ってあげてほしいと思います。
子どもの気持ちも理解して~娘のフォローは自宅でしっかり~
自宅へ帰ってから娘の気持ちは受け止めたうえで、娘に対して説明もしました。
先生の言う通り、園は集団行動だということ。
先生やお友達に「ふんっ」とか悪い言葉づかいで言ってはいけないこと。
「ふんっ」はよくないから明日は先生に謝ろうね~ということを話しました。
また、娘が使用していたカバンが小さくて、荷物が多い日は全部を入れるのが難しい(詰めればできるけど幼児には難しい作業だった様子)だったので、もう少し大きくて出し入れしやすいカバンに変更しました。
子どもの立場にたってみて改善策を考えてあげることも大切ですね。
その後、園の対応
後日、先生から
「ベテランの先生とどう対応していったらいいか話し合いました。ゆっくりな子には時間よりも少し早めに、こちらから声をかけるようにしていきます。」とお話しがありました。
娘も次の日には「ふんって言って、ごめんね」と先生に言えたようでした。
娘はもう卒園して小学生になっていますが「〇〇先生、好きだったし、幼稚園大好きだった」といまでも笑顔で話しています。
トラブルは必ず起きるものです。起きたときに感情的にならず、上手に対応して早期解決できるように冷静に考えるのが一番大切だと感じる体験でした。
イラスト:sharipan