初めての無痛分娩

3人目にして初の無痛分娩

1人目、2人目を普通分娩で出産。3人目は無痛分娩を選びました。

3人目にして無痛分娩を選んだわけ

Photo AC

1人目、2人目は普通分娩で産みました。

そこの産院では無痛分娩をやっていないので、3人目妊娠発覚時に転院しました。
無痛分娩にした1番の理由は楽に産みたい!ってこと。
命かけて産むのに楽したいなんて言語道断でしょうけど。
海外の先進国はほとんど無痛だし、痛くてなんぼなんて古いと思います。

今回の産院の先生も、「産院の周りは土地柄外国人の患者さんが多く、海外は無痛分娩が当たり前だし、日本は仏教文化だから痛みを伴って産むと言う考えが一般的だからね。」と言っていました。

もちろん不安要素もあります。
無痛分娩で障害が残ったとか、亡くなってしまったというニュースをいくつか見たことがあるので怖いことは怖いです。
実母も本当に大丈夫なの?と心配はしていました。
普通分娩でも無痛分娩でも帝王切開でも万が一ってリスクは少なからずどこでもあると思っているので、病院を信じて覚悟を決めてます。

無痛分娩をしてみて

Photo AC

計画無痛分娩の予定でしたが、その日程よりも前に陣痛がきてしまい急遽病院に行きました。

その時は子宮口3センチぐらい。
ただ、経産婦はお産の進みが早いので、その時点で無痛分娩できるかどうかは先生のジャッジで決まります。
麻酔をしてもお産が早かったり、破水してしまえば麻酔が効く前に問答無用で分娩が始まります。

私の場合、赤ちゃんがスロースタイルで陣痛が何度も引っ込んでしまって進みが遅かったので無痛分娩できることに。

病院によりけりかもしれませんが、私は手術室に下の下着だつけて移動。
手術台に座った状態で顎を引いて背中を丸め、背中に消毒、麻酔、針、管を入れました。
かなりの恐怖でしたが後ろは全く見えないし、麻酔は点滴や採血と同じようなチクッとする痛みなので思ったより大丈夫でした。
それよりも麻酔を入れる管を入れる違和感の方が変な感じでした。

背中の管をテープで固定して再び分娩台へ。
約2時間半ぐらいかけて下半身の感覚が無くなっていき、後半それに合わせて促進剤を入れて陣痛を促す。
悶えるほどの陣痛の痛みは無かったです。
痛みはあるものの、普通に会話できるぐらいの余力はありました。

子宮口がほぼ全開になって、赤ちゃんがおしりの方にぐいぐい降りてくる感覚がきて、こっちもいきみたくなってきたら一気にお産!

やはりそこは痛い!
楽なお産なんて無いんです。

でも数回いきんでスルッとでてきたのは、今までのお産にない速さ。
かなり早かったです。
普通分娩に比べたら身体に余力があります。
今までで1番楽ではないけど、負担の少ないお産でした。

その後の胎盤を出したり縫ったりとか処置は同じですが、麻酔が効いてる分普通分娩より痛みはマシだと思いました。

陣痛の痛みで暴れすぎて汗びしょびしょになることもないし、産後疲れすぎて放心状態になることもないし。

ただ、麻酔が無くなるまで時間がかかるので、個人差もありますが私がベッドから自分の足で降りれたのは6時間後ぐらいです。
途中立つことにチャレンジしたら、全く足が言うことを聞かず膝から崩れ落ちました。
その時初めてこのまま下半身の感覚が戻らなかったらどうなるんだろうと、大きな不安に襲われました。

全く痛くないお産ではないけど、体力は温存できるという印象です。
普通分娩と無痛分娩両方体験して、どちらがいいかと言われたら無痛分娩かなと思います。

無痛分娩を終えて

退院後すぐに、上の子たちの世話があった私にとって無痛分娩は良い選択でした。

無痛分娩での事故とか怖いなって思ってましたけど、お産はどの方法にしろ命がけのことであって。
海外では無痛分娩は一般的で、日本でもちゃんとリサーチして信頼できる病院を選べば全然良いと思います。
私の場合、この病院で無痛分娩した友達にいろいろ聞いて納得した上で転院しました。

何より産前産後の母体の疲労感が全く違う!
個人差はあると思いますが、私は退院後すぐに家事と育児を開始できました。
無痛分娩が日本でも広まれば費用も抑えられ、実施する産院も増えると思います。
まだまだ日本では浸透してない方法なのでネガティブな印象も多いと思いますが、私はやって良かったです。

この記事を書いた人

TOPICS