皆さま
こんにちは。
はっとりまりです。

2月20日から3月3日まで2人展がありました。(前回お知らせさせていただきました。)
1年以上前から準備をして、無事に最終日を迎えることができました。

展示期間中は、心がふわふわとして落ち着かず、
今もまだ夢の中にいるような、ぼうっとした感じが続いています。

これはひょっとして、半分くらいは春のせいなのかもしれませんが・・・。
季節は刻々と移り替わり、気が付けば、うららかな陽気の日が続き、
梅や早咲きの桜、モクレンの花が咲いています。

子どもたちも身軽な季節を楽しんでいます。
だーちゃん(娘8歳)は学校から帰るとすぐにランドセルを放り出して、
公園に遊びに行っています。

ティン(息子2歳5か月)も午前中は大抵いつも公園に行って遊びます。
ずいぶんお友だちもできて、仲間に入れてもらって楽しそうです。

我が家のテレワーク事情

夫のテレワークが始まってからもうすぐ1年になります。
週に2~3回は在宅勤務、週に2~3回は出社、というのを繰り返しています。
最初は夫も私もなかなかペースがつかめませんでしたが
最近はテレワークのよさの方を多く感じるようになりました。

今回は我が家のテレワーク・在宅ワーク事情をお話ししたいと思います。

 

夫のテレワーク以前は、夫は会社へ、だーちゃんは小学校に行き、
日中私とティンは、毎日家にいるという生活でした。

夫のテレワークが始まり、だーちゃんは小学校へ、夫と私とティンは
家にいるという日が多くなりました。

テレワークの日は、夫は、所定の時間になると「行ってくるね~。」と自室に行き
昼食の時間になると私とティンと一緒にお昼を食べて、また自室に戻り
夕方までパソコンに向かっています。

だーちゃんは毎日、「今日、おとうさんいる??」と聞いています。
「ただいま~。」と帰ってきて、お父さんがいると嬉しいと言っています。
お父さんが家にいる方がいい!と言い、(特に理由はないそうです・・・。)反対に出勤の日は、残念そうにしています。

ティンは、物心ついたときから、夫がほとんど家にいるので
そのことを当たり前だと思っていると思います。

休憩の時、朝の出勤までの時間、夕方仕事を終えてからと、平日でも遊んでもらう機会が多く
ティンにとってはとても良い環境だなと思います。

私も、夫が家にいてくれると、安心感があります。
なんでもない会話をして息抜きをしたり、昼食の支度の間、子どもを見てもらったり、助かっています。

夫にもテレワークのメリット、デメリットについて聞いてみました。

 

 テレワークの良さはありますか?
 子どもたちと接する機会が増えたこと、朝、出勤までの間にのんびり過ごせる(※家事ができる)ことかな。それから、単純に感染リスクが減るので、それはよいと思う。

 家で仕事をすると集中できないこともあるのでは???
 だーちゃんが帰ってくるまでくらいが勝負かな。午前中に集中していることが多い。
うちはたまたまテレワークができる部屋があるからまだいいけど、小さい子どもがいて、リビングで仕事をせざるをえない人もいる。それは大変だろうな、と思う。

 私は、(夫が家にいて)助かっていることが多いです。
 僕らのこどものころは、会社勤めの父親の仕事が見えにくかった。お父さんがどんなことをしているのか、子どもたちが身近に感じられるところもよいと思う。
それから、家にいる時間が長いので、夫婦2人で子どもたちを丁寧に見ることができる点もよいところだと思う。

 夫婦間でうまく連携をとって、在宅勤務のメリットを生かしていきたいね。

 

我が家の場合は、私はティンが眠っている間だけ絵を描いたり、仕事をしたりしていますが、
日中お子さんを保育園に預けて、夫婦でテレワークをされている子育て世代の方々も多いことでしょう。

各ご家庭のメリット、デメリット、テレワークのエピソードなどを聞いてみたいな、と思います。

 

(おまけ ※家事ができるのわけ)
夫は、家事をたくさんする方では・・・と思います。
我が家の家事分担は、おそらく半分ずつくらいです。

朝いちばん早く起きるのは夫です。洗濯機の1回目を回して、朝食の
準備をします。ゴミの収集日は、ゴミ出しをします。

さらに朝食の片づけ、食器洗い、ここまでして出社です。

テレワークの日は、洗濯1回目を干してくれます。

この朝の夫のルーティーンは、10年ほど前に私が体調を崩した時から始まり
今も「習慣だから。」と言って続けてくれています。
朝が弱い私は、大変ありがたいと思っています。

朝の家事以外も何かと二人で分担していると思います。

 

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さまこんにちは。
はっとりまりです。

本年も「こもれびエッセイ」をどうぞよろしくお願いいたします。

お正月は帰省はせず、家族と一緒に過ごしました。

そのために、お正月休み用の食材の確保はなかなか大変なものだということを知り、実家のありがたさを改めて感じました。

服喪中ではありますが、年末年始はおいしいものを食べたいなと思い、簡単に煮豚と煮しめを作りました。
それらを元日には食べきってしまい、お餅もひと袋1kgが空になり、慌てて1月1日も開いている店にもうひと袋買いに行きました。
他にも用意していたお刺身やいつもよりもちょっとおいしい高級ソーセージなども2日の夜には完売御礼でした。

2日の昼はお寿司の出前をとる!と決めていました。
帰省しない分、贅沢してみました。

そして、出前のおいしいお寿司を堪能した後は、お正月気分は終わりを迎え、食事も普段と変わらないものと相成りました。

それでも冬休み1週間の家族4人分の食事を朝・昼・晩と家で賄うとするとどれだけ食材を買っても足りず、3日には早々にスーパーに買い出しに行くという事態になりました。

夫婦それぞれの実家に帰省して家族4人分の食事をいただき、ゆっくり過ごせることのありがたさが身に染みた年の始まりでした。

皆さんはどのようなお正月を過ごされたのでしょう。

片付けの味方

我が家のリビングをだーちゃん(長女8歳)は「こどもべや」と呼んでいます。
だーちゃんの机やランドセル、おもちゃの数々、さらにティン(2歳4か月)のおもちゃも加わって、ごっちゃりしているので、その通りなのですが…。

その「こどもべや」は一度散らかると片付けるのが大変です。
「お片付けして~。」と声をかけて、子どもたちがささっと動いてくれることはまずないので、悩みの種でした。

けれどもある日よいことを発見しました。
片付けをする時にだーちゃんの好きな流行りの曲をかけるのです。

「どの曲がいい?」とだーちゃんに聞いて、iTunesで検索をして、ステレオから流します。

すると、だーちゃんはのりのりになって歌いながらあっという間に片付けをするのでした。

ティンも一緒になって踊りながらおもちゃをもとの場所に戻していますし、明るいサウンドで楽しい気持ちになれますし、これはよい!と思いました。

「の」を覚えたよ!

ティンは、「の」というひらがなを覚えたようです。
文字を読むというのではなくて、感覚的なものとしてとらえているようです。
そのため、英語の小文字の「e」をひっくりかえして「の」と言ったり、うずまき模様も「の」に見えるようです。

ティンは、絵本の中や、牛乳パック、町中のポスター、ハンドソープのボトルなどに「の」を発見すると、
「の、の、のがあった~。」と言ってこちらを嬉しそうに振り向きます。

きっかけは『のりまき』という絵本でした。

ティンの大好きな絵本なので、繰り返し読んでいるうちにどうやら「のりまき」の「の」という部分をつかんだようなのです。

早くから文字が読めるようになることを推奨することは特にありませんが、絵本をきっかけとしていろいろなことに興味をもつことはよいことだな、と思っています。

絵本には、絵本に載っている事柄と自分の身の回りのことを結びつけたり、文字と絵との区別を発見したり、言語を発達させたり、他者の感情に気づいたりできるようになる力があると感じています。

『のりまき』
小西英子 さく
出版社:福音館書店

展示のお知らせ

2月20日(土)~3月3日(水)まで、根津にある喫茶・ギャラリーりんごやというお店で
『かなやりえこ・はっとりまり2人展~『ジャングルと雨の詩(amenouta)』』を開催いたします。

私は、雨にまつわる絵を9~10点ほど展示いたします。
ご覧いただけたら嬉しいです。
私のfacebookinstagram、ホームページなどでも展示の様子をご覧いただけるようにする予定です。
ご興味ある方はぜひ、覗いてみてください。
よろしくお願いいたします。

喫茶・ギャラリーりんごやホームページ 紅茶専門喫茶りんごや

かなやりえこさんの作品ページ  Facebook/かなやりえこ@Riehariganeko

『かなやりえこ・はっとりまり2人展』開催に向けたコロナウイルス対策について
食時以外のマスク着用、手指消毒、適度な換気、人数制限など行っております。
また、体調の優れない方にはご来店をお控えいただいています。
そのほか感染防止の対策にはお客様にも全面的にご協力いただきます。
感染拡大防止のため、何卒よろしくお願いいたします。
※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま。こんにちは。はっとりまりです。

いよいよ年の瀬になりました。

新型コロナウイルスの感染拡大が広がっていますね。
この先のことを考えると、不安ばかりが大きく膨らんでしまうこともしばしばです。

それでも、いつまでも悶々としているわけにもいかないので、
今日は重い腰を上げて換気扇の大掃除をしてみました。

「やらねば・・・。」と思いながら、何か月も経っていたので、
なかなか手ごわかったです。
好きな音楽をかけて、無心で掃除をしたら、
コンロ周りがピカピカになって、心も晴れました。

(日曜日なので、夫がティン(息子2歳3か月)を公園に連れ出してくれた間に掃除をしました。)

ジャンプとまねっこ

ティンはついにジャンプができるようになりました。
以前は、両足をつま先まで伸ばして、「ジャーンプ!」と言っていたものの、地面から足が離れないという、なんとももどかしい「ジャーンプ!」でしたが、とうとう両足が地面を離れ、晴れてジャンプが成功するようになりました。

最近は、外でも家の中でもジャンプばかりしています。

そして、相変わらずだーちゃん(長女8歳)のまねばかりしています。
おいしいものを食べた時には、「これ、めちゃくちゃおいしいね。」とだーちゃんと同じ感想を述べます。
だーちゃんが『ドラえもん』の漫画を読んで笑っていたのをまねて、ティンも『ドラえもん』を広げて、「あはははは。」と妙な作り笑いをしていたこともありました。

「ティンも!ティンも!」と言ってなんでもまねをしたがる弟の姿が、だーちゃんは可愛いいようです。

100歳の手

9月に祖母が他界しました。
103歳の大往生と言われていますが、いくつで亡くなっても別れは寂しいものだと感じました。

祖母の手を最後に握ったのは、100歳のお祝いをした時でした。
手のひらがぴかぴかしていて、とてもきれいだったのを覚えています。
そっと握った祖母の手は、思ったよりも小さくて、ちょっとひんやりしていました。

そのあと間もなくティンが生まれました。
生まれたばかりの赤ん坊の手を握るとふにゃふにゃで、温かくて繊細で、それでもぎゅっと握り返してくる力強さを感じました。

 

『100歳の手のうた』

小さかった手が

100年の時を経て

しわしわになっていく

たくさんの人に触れ、ものに触れ

何かをつくり

大切なものを あたため

時に 怒りで 固いこぶしを作った

優しさと 愛しさと 勇気を与え

涙を拭った 手

 

だーちゃんもティンも手を握られることが好きです。
寝苦しそうなとき、そっと手を握ると安心して、またすやすやと眠っています。

不安なことがあったとき、「手をつないで」と言います。

小さな手をこれからもそっと、ぎゅっと握ってあげたいな、と思います。

今年1年、このコラムを読んでくださった皆さま、どうもありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま。こんにちは。はっとりまりです。

ここのところ、よく晴れた日が続き、気持ちよく過ごしています。
空はいつも青空。街路樹は黄色やオレンジ、赤色に色づいて、光り輝いて見えます。

ティン(息子2歳2か月)は、飛行機やヘリコプターの音が聞こえると空を見上げて探します。
雲がひとつもない青空にくっきりとよく映える飛行機やヘリコプターを何度も見ました。

ちょっと前までヘリコプターと言えずに、「ヘリコップ~、ヘリコップ~。」と言っていたティンですが、最近は言葉を覚えるスピードがめきめきアップしていて、
「あ。ヘリコプターだ!見て見て。ほら!」
などと言っています。

ヘリコプターは、カラフルなものが多く、なんだか水の中を泳ぐ金魚みたいだな~とのんびりした気持ちになりながら毎回見上げています。

2歳児と小学生

ティンには日課があります。
毎朝、だーちゃん(8歳)と一緒に小学校まで歩くのです。だーちゃんの登校時間になると靴を履いて外に出て、誰よりも先に出発しようと張り切っています。

ティンは近所の子どもたちに「おはよう」と声をかけて、嬉しそうです。

ある日のこと。玄関からティンの泣き声がしました。
玄関の靴入れの扉に指を挟んだのです。幸い少し挟んだ程度でけがもなく、すぐに泣き止みましたが、
近所の小学生数人がやってきて
「だいじょうぶ?」
と、声をかけてくれました。

そのあとはいつものように学校へ行きました。通学路でのだーちゃんたち小学生の話題は「痛い話」になりました。
「指を挟むと痛いよね。」
「小さい頃は泣いてた。」
「今はもう泣かないけど、息を止めて我慢するんだよ。」

「すねをぶつけた時だけは泣いちゃう。」
「痛いよね~。」

などなど。
人の痛みに共感したり、時と場合によって痛みの対処を自分なりに変えたりと、いろいろなことを考えながら日々過ごしているんだなあと感心しました。

2歳児のティンの、目に見える著しい成長に驚きと発見の毎日を過ごしていますが、小学生のだーちゃんが時々のぞかせる大人のような一面には、「ああ。大きくなったなあ。」と、じっくりとかみしめたいような、胸がじんわりと温かくなるような思いをもらっています。

泣き虫母さん

泣いてしまうのは、子どもだけではなく、私もしかりです。
どうしてもつらい時は涙が出ます。
テレビや映画を観て、絵本や本を読んで、人の言葉を聞いて、心が動いた時にも泣いてしまいます。
泣き虫母さんです。

子どもたちの前で涙を見せることもしばしばです。
すると、
「大丈夫?」
「泣かないで。」
と子どもたちが寄ってきてくれます。

泣いたらすっきりして、
「ありがとう。大丈夫!」
と頑張れることも多いです。

感動して泣いているときは、
「また、泣いてる~。」
と、にやにや顔のだーちゃんに言われてしまいますが・・・。

絵本『こぶたくん』のお母さんも、『アボカドベイビー』のお母さんも子どもたちの前で涙を見せていました。

『こぶたくん』のお母さんは、こぶたくんと妹のアマンダの身支度をするのに、手を焼いて泣いてしまいます。
『アボカドベイビー』のお母さんは、赤ちゃんがものを食べたがらないので、困ってしまって泣いてしまいます。
どちらのお母さんも不安や心配が根っこにありますね。

私は、これらの絵本に、その時に解決策は見つからなくとも、泣いてしまうことで少しすっきりして、周りに(子どもたちにも)思いを気づいてもらって、結果として解決につながっていくことがあるんだよ、と教えてもらったような気がしています。

それで、「ああ。泣いてもいいんだ。」と、とても助けられています。

『こぶたくん』も『アボカドベイビー』も私たち親子の大好きな絵本です。

『こぶたくん』
さく ジーン・バン・ルーワン
え アーノルド・ローベル
やく 三木 卓
童話館出版

『アボカドベイビー』
ジョン・バーニンガム 作
青山 南 訳
ほるぷ出版

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま。こんにちは。はっとりまりです。

10月の初め、外を歩くと金木犀のよい香りでいっぱいでした。毎年、「少しひんやりしてきたな」と思うと、必ずさわやかなよい香りを届けてくれる金木犀。今年もきれいに色づいて、かわいらしい小さな花が咲いていました。秋になったなあと感じる一コマです。

だーちゃん(娘)もティン(息子)も9月の末生まれです。
2人とも誕生日を迎え、だーちゃんは8歳に、ティンは2歳になりました。
ティンのピースサインはまだもどかしいですが、「何歳ですか?」と尋ねると、「にしゃ~い。」と言いながらかわいらしい指を2本立ててくれます。

だーちゃんが8歳になったということは、私たち夫婦もお父さん、お母さんになってから8年経ったのだなあ・・・としみじみ。けれども長女のことになると何をするにも初めてのことばかりなので、8年経っても毎回緊張感があるような…。反対にティンのことはいつも2回目なので、こちらも余裕をもって臨めます。

いよいよ・・・

ティンは「いやだ~」の時期がやってきました。私の友人が、「いやだなんて言葉を教えたつもりはないのに、あらかじめインプットされて生まれてくるのかしら・・・。」と彼女の息子が2歳になったときに首をかしげていましたが、ティンも本当に2歳になった瞬間に「いやだ~。」と言うようになりました。

「いやだ~。」の時は何もかもいやになってしまうティン。
私「そうしたら。こっちにする?」
ティン「いやだ~。」
私「じゃあ、こうしようか。」
ティン「いやだ~。」
なので、困ってしまいますが、そんな時はだーちゃんにお願いするとあっさり機嫌がよくなったりするので、とても助かっています。

さっきまで「いやだ~」と泣いていたのに、次に覗いた時には2人で楽しそうに笑っていたりすると、子ども同士っていいなあとうらやましくなってしまいます。

あくたれラルフ

皆さんは、『あくたれラルフ』という絵本をご存じでしょうか。
ラルフといういたずら好きのねこの話です。ラルフはお父さんの一番大事なパイプでしゃぼんだまをしたり、飼い主のセイラのバレエの練習をからかったりするのですが、なんだかティンはラルフみたいだなと思えてきます。

だーちゃんが今一番大切にしているものや買ってきたばかりの珍しいものなどをいち早く見つけ出して手に持っていたり、だーちゃんと私や夫が話しているときには、こちらの気を引こうとして「そうなの?あのね・・・。」と一生懸命話かけてきたり・・・。

ティンはクッキーを5枚お皿に置いたら5枚それぞれをひとくちずつかじりながら食べるので、これは本当にラルフそっくりです。だーちゃんと一緒に
「あくたれラルフ食べだ~。」
と笑ってしまいました。

ラルフのどうしてもついついいたずらしてしまうというところ、愛らしいです。
絵もかわいらしく、楽しいおはなしなので、ぜひ読んでみてくださいね。

『あくたれラルフ』
さく ジャック・ガントス え ニコール・ルーベル
やく いしい ももこ
出版社 童話館出版

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま。こんにちは。はっとりまりです。
ふと秋が訪れたことに気づく、この頃です。
あんなに鳴いていたセミのこえが静かになり、暑いなあと思って木陰に入ると急にひんやりとした風が吹いて・・・。「やあ。」と肩をたたかれて、振り向くとそこに秋がいた、という感じがします。

いつも、「皆さま。こんにちは。絵本創作家、イラストレーターのはっとりまりです。」という言葉で始めていたこのエッセイですが、今回からは、「皆さま、こんにちは。はっとりまりです。」という、肩書きなしの形式で始めてみたいと思います。

肩書きというのは、特にはじめて会う人などに自分が何者なのかを紹介するツールとしてとても便利だと思うのですが、なんとなく職業を前面に出してしまいがちで気恥ずかしいような感じもします。

職業にとらわれない肩書き(例えば、妻、お母さん、友だち、飲み仲間、元同僚など)もありますが・・・。もともと肩書きというのは人との関係性の中で決まりますね。せっかく親子の時間研究所さんでエッセイを書かせていただいているので、あえて職業の肩書きを前面に出さずに、同じ母親同士、親同士、保護者同士などなど・・・読み手の皆さんに決めていただいて読んでいただけたらいいなと思い、「皆さま、こんにちは。はっとりまりです。」という書き出しにしてみました。

ジャンプして

秋を感じながらも、自分の姿を見るとまだまだ夏!という感じです。毎日ティン(息子・1歳11か月)と一緒に公園に行くので、腕や首の辺りがこんがりと日焼けしているのです。

ティンはもうすぐ2歳になります。走ったり、鉄棒にぶら下がったり、階段を上ってすべり台をすべったり、体の機能がずいぶん育ってきました。でも、両足ジャンプはまだできないので、ティンは毎日練習しています。「ジャーンプ」と言いながらつま先立ちをして、腕を思いきり挙げているのですが、足が地面を離れません。その姿がかわいらしいので、つい、「ジャンプして~。」とねだってしまいます。

夏のおじさんのコーデ

だーちゃん(娘・7歳)はおしゃれに目覚めていて、「今日のコーデは・・・。」と自分でコーディネートを決めたり、新しい服を選んだりしています。もうすぐお誕生日なので、欲しいものを尋ねたら、「大人っぽいバッグ」とのことでした。
そんなだーちゃんは、街行く人のファッションチェックにも余念がないようで、先日一緒に出掛けた際に面白いことを言っていました。「夏のおじさんのコーデはね・・・。」「夏のおじさん」と「コーデ」という言葉があまりにかけ離れていて面白かったのですが、続きはこうです。
「半袖Tシャツに短いズボン、スニーカーとアイスコーヒーだよ。」とのことです。
なんだか歌の歌詞みたいですね。

ふと周りを見渡すと、半袖Tシャツに半ズボンの「おじさん」がいっぱいでした。アイスコーヒーを持っている人も!

だーちゃんの言う「おじさん」は、おそらく私と同年代です。もちろん、我が夫も例にもれず・・・。

夫は、
「女の子って、もうおしゃれのことなんかに興味が出てくるんだね~。小学生の時に自分がどんな服を着ているかなんて、考えたこともなかった。」
と感心していました。

人生をおさらいしているような・・・。

ティンとは毎日体を動かして遊び、だーちゃんには流行のファッションや音楽の話を教えてもらい・・・。子育てをしていると、いろいろな場面で、私もまた子どもの時の目線に戻っているなあ、と感じます。人生をもう一度おさらいしているような感覚というか。
皆さんもこんな風に感じること、ありますか?

写真は、前回おはなししたストームグラスです。雨が降ったり、気温が下がったりして結晶がよく見えるようになりました。毎日ストームグラスの変化を見るのが楽しみです。

 

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

こんにちは。絵本創作家、イラストレーターのはっとりまりです。

梅雨が明けたら、梅雨なんてあったっけ?というように青い空に太陽がさんさんと輝いています。
夏の始まりは突然やってくるので、毎年のことながら、昨日までのどんより空は何だったのだろう・・・と首をひねってしまいます。
それにしても、私は夏好きなので夏到来が嬉しいです。毎日暑いけれど、元気が出ます。

さて。今年の夏休みは、皆さんどのように過ごされているのでしょうか。
我が家は、公園でみずでっぽうあそび、花火(手持ちです。)、家の前でプール、日帰りで自然豊かな公園に行って虫探し・・・。

本来なら、旅行や食事に行ったり、祖父母の家に泊まりに行ったり、美術館や博物館などの子ども向けイベントに参加したり・・・が、今年はできません。

夏は子どもたちにいろいろな経験・体験をしてほしい、という親の思いはなかなかかなわず、じりじりと歯がゆい気持ちです。

そんな中でも子どもたちは元気に過ごしています。
特にティン(息子1歳10か月)は、だーちゃん(長女7歳)やだーちゃんの友だちにたくさん遊んでもらい、世話をしてもらい、ますますすくすく成長し、いつも楽しそうにしています。
ティンの最近の口癖は、「もうちょっと・・・」です。例えば食事時、お肉をもっと食べたいときは、「もうちょっとお肉~。」、お昼寝明け、もっと寝ていたいときは、「もうちょっとねんね。」、もっとお散歩をしたいときは、「もうちょっととことこ~。」など、「もうちょっと」の使い方はいろいろです。

だーちゃんはティンとよく遊んでくれます。また、シャワーを浴びさせてくれたり、靴を履かせてくれたり、ティンの世話もよくしてくれるので、私はとても助かっています。

星空とにじ

ここのところ、夜9時ころ子どもたちと一緒に寝てしまい、夜中に目が覚めるということが続きました。
暑いので窓を開けると、なかなかたくさんの星が見えます。よく目を凝らしてじっと見ていると、薄くぼんやりとしていた星たちが浮かび上がってくるように見えてきました。何年も前に長野県で見上げた夏の夜空には比較になりませんが、東京の夜空のまばらな星たちもきれいだな、と思って、静かな時間を過ごしていました。

新型コロナウイルスの影響で人々の移動が減り、排気ガスの排出量が少なくなって空気がきれいになっているのかもしれません。

空の話をもうひとつ。

雨が激しく降って、雷も鳴り響いていた午後。夜になったかと間違うほど空は暗くなり、ぴかっと光ったかと思うとものすごい音がして、すぐそこに雷が落ちたようです。とても怖かったです。

しばらくして雨が上がったので、夫がティンを連れて散歩に出かけました。するとすぐに夫から電話がかかってきて、「にじが出ているよ!」と教えてくれました。わたしとだーちゃんは急いでにじの出ている場所まで走っていきました。

そんなことがここ最近2度もありました。特に、2度目に見たにじは絵に描いたような大きななないろの橋でした。近所の人々が雨あがりの通りに出てきて、思い思いににじを眺めたり、写真を撮ったり、子どもたちが嬉しそうに歓声をあげてはしゃいでいたり、大きなにじのふもとの世界はとても幸せな空気に包まれていました。

だーちゃんが、「にじを見たら、今までけんかしていた人とも仲直りできそうだよね。」と言っていて、本当にそういう人が多ければいいなと思いました。

ストームグラス

8月に私は誕生日を迎えました。
だーちゃんと夫とティンで選んでくれたプレゼントは、ストームグラスです。ストームグラスというのは、液体の入った透明なガラスで、気圧の変化によって中の液体が結晶化したり濁ったり透明になったり、いろいろに変化するインテリアです。その昔は、船乗りが気象を予測するために使っていたものだそうです。
プレゼントを渡してくれる前に、だーちゃんは「お母さんが前から欲しがっていたものだよ。」とにやにやしていました。内緒にできない気持ちが前面に出ていて面白かったです。でも、私は箱を開けるまで何が入っているかわかりませんでした。

少し前に通販カタログに載っていたストームグラスを見て、私が「これ、おもしろそう。欲しいなあ。」と言っていたのを、だーちゃんはよく覚えてくれていたそうです。

たまたまプレゼントを買いに出かけた近所の雑貨屋さんにストームグラスが置いてあり、これに決めたとのことでした。

実はこのストームグラス、私はだーちゃんが興味を持ちそうだな、と思っていたのです。巡り巡って私のプレゼントとして我が家にやってきました。とても嬉しかったです。

ここのところ快晴続きでストームグラスはずっと透明のままです。
「早く雨降りにならないかな~。」
とストームグラスを覗いてはぼやいているだーちゃんです。

 

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま
こんにちは。イラストレーター・絵本創作家のはっとりまりです。

今年は雨ふり続きの梅雨らしい梅雨ですね。
毎日、灰色や白色の雲に覆われた空を眺めていると、しんとした静かな気持ちになって、心の内側に潜り込んでしまいたいような気持ちになります。
ここのところ、雨をテーマに絵を描いています。
雨降りの絵の中に、静かな、時に賑やかな、または無音の雨の音だけが聞こえてきたらいいな、とか、やがて雨が上がるというひとしずくの希望のようなものまでを表現できたらすてきだな、などと思いながら描く日々です。

雨ふり続きでも、家の中は賑やかです。ティン(息子1歳10か月)は、相変わらず家族のまねばかりしています。夫が食器を洗っている時のことです。なぜか首をひねったようで、突然、「いててて・・・。」と首のあたりを抑えていたことがありました。「大丈夫?」とみんなに心配され、騒ぎがおさまったころ、再び「いててて・・・」の声が!なんと、ティンがわざわざキッチンの同じ場所で夫のまねをしていたのでした。これを見て、夫、だーちゃん(娘7歳)、私は大笑い。なかなかやってくれます。

もう1つエピソードを。
だーちゃんがカフェごっこを始めたので、私はお客さんになりました。ティンもいそいそと何かを運んだり、「どうじょ。」とおままごとの道具を持ってきたり、だーちゃんのまねをしていました。私が、「あのかわいい子は誰ですか?」と、だーちゃんに尋ねると、「当店のゆるキャラです。」との答え!!大笑いでした。

読書で息抜き

6月の終わりころ、ほとんど仕事もなくのんびり過ごしていた時期がありました。本でも読もうと、久しぶりに貸し出しを再開した図書館で書棚を眺めていると、
「小さな恋のものがたり復刻版 1」みつはしちかこ著 出版社:学研
を見つけました。手に取ると、昔々、通っていたピアノ教室の待合室で夢中で読んだこと、漫画を読みたいばかりに練習もせずに早めに教室に行っていたことなどが懐かしく思い出されました。

家に帰って、おひるね中のティンの隣に寝転んで、至福の読書タイム。
中学生や高校生の頃のひたむきな純粋な気持ち、甘酸っぱい恋の思い出がよみがえり、いつの間にか涙がぽろり。
遠い記憶のようなついこの間のことのような、大人になるとはこういうことなのかな。

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 出版社:角川
という本も借りました。この小説はびっくり仰天の面白さでした。続きを読むのがもったいなくなるくらい面白いのだけれど、読まずにいられないので、一気読みしてしまいました。あんなにいろんな奇想天外な体験?をしたのに、読後感がさわやか~。映画化もされているので、観てみたいです。

『北欧!自由気ままに子連れ旅』

『北欧!自由気ままに子連れ旅』 織田博子 出版社:イーストプレス
こちらは、図書館で借りた本ではありません。織田さんにお会いした時に、ご本人からプレゼントしていただいたのです。織田さんとの出会いは、以前、このコラム内でご紹介した『お寺deジャズ』の主催者、山火さんが繋いでくださいました。
(すてきなお母さん「お寺deジャズ~小さなハモンドオルガンフェスティバル~」)

織田さんは漫画家さんです。世界各地を旅してまわり、旅や食にまつわる漫画を描いているそうです。この本は、始めての子連れ旅を描いたものとのことで、子連れ旅のノウハウも書かれていて、頼もしいです。

私がいちばん心惹かれたのは、漫画の中の随所に見られる、織田さんと旦那さまのご家族に対する思いやりの気持ちです。お互いを尊重し、家族のために心を砕いていらっしゃる姿がとても自然ですてきなのです。心がぽっと温かくなるのを感じました。

さらに北欧の人々の優しさや、街並み、自然の美しさなどがふんだんに描かれ(なんと、オールカラーです)読み終わると本当に旅をしたような気持になりました。そして、私も旅行に行きたくなりました。

子どもが生まれてからというもの、海外旅行に行きたいという気持ちよりも、あれやこれやの心配のほうが勝ってしまっていたような気がします。けれども、この本を読んだら、「私も家族と一緒に美しい景色を眺めたり、知らない文化に触れたりしたい!」と素直に思えるようになりました。

今は新型コロナウイルスの感染拡大が続いているので、時期尚早だと思いますが、いつか子連れ海外旅をしてみたいです。

それまでは、織田さんのほかのシリーズを読んで旅に行きたい熱を温めたいと思います。

 

イベントのお知らせです。【こちらのイベントは終了いたしました】

以前、このコラム内でご紹介しました、ながれの『かばんやえいえもん』さんにお声がけいただいて、一緒にワークショップをいたします。

とても楽しみで、もう準備もだいたいOKというところで、一度開催延期になってしまいましたが、8月1日から3日間開催できることになりました。
安全対策をしっかりした上で、1回2組限定の時間予約制です。

ステンシルシートで、簡単にお絵描きができます。夏の思いでに。

詳細は、こちらです↓↓↓

イラストレーターはっとりまり作のオリジナルステンシルシートや積み木・ペンを使ってバッグに自由にお絵描き。
帆布を用いたバッグは親子でお使いいただける小さめサイズをご用意しました。
水色・黄色からお好きな色をお選びください。
帆布バッグは、かばんやえいえもんブランドオリジナル製です。

日 時 : 8月1日(土)・2日(日)・3日(月) 各日午前11時~午後6時
場 所 : 新宿高島屋9階 ハローベビーサロン (アクセスはこちら)
参加費 : 税込3,080円(バッグ代含む)
所要時間: 約20分
対象年齢: 3歳以上
ご参加方法: 7月18日(土)よりご予約を承ります。
ご予約・お問合せ: 新宿高島屋 こども服売場 代表TEL 03-5361-1111

※バッグは当日お持ち帰りいただき、ご自宅で描きあがった絵にアイロンをあてて完成となります。
※数に限りがございます。なくなり次第終了とさせていただきます。
※当日はマスクの着用をお願いいたします。
※詳しくは売場係員におたずねください。

ながれのかばんやえいえもんさんHPはこちらです。

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イースト・プレス
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※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま
こんにちは。イラストレーター・絵本創作家のはっとりまりです。

自粛解除になりましたね。(2020年6月20日現在)
だーちゃん(長女)の小学校も通常授業に戻りました。

最初は分散登校という耳慣れない登校形態で2週間ほど通いましたが、つい先日から一斉登校となり、給食も始まりました。

給食が始まった日、だーちゃんは
「やっとクラスの友達みんなに会える!」
と、喜び勇んで出かけていきました。

親としては、長い間お昼ごはん問題に頭を悩まされていたので、ほっとしています。
けれども、引き続きリスクも心配される状況なので、手放しでは喜べず、複雑な気持ちでいます。

お昼ごはん問題

お昼ごはん問題といえば。
「らーめん、そうめん、焼きそば、ナポリタン、おにぎり♪ ハイハイ」
とソーラン節のリズムで私が歌っていたところ、だーちゃんが面白がってマネしてきました。
「なんのことかわかる?」
と聞くと、しばらく考えていましたが、
「わかんない。」
と降参。

「うちの一週間のおひるの献立だよ。」
と言ったら、げらげら笑っていました。

実際はこの通りでもありませんが、大体こんな感じです。

これまでのお昼ごはんは、ティン(息子1歳8か月)と2人なので、適当に残り物などで済ませることが多かったのですが、だーちゃんが加わり、夫のテレワークが始まると、なかなかの大仕事です。

今日はパンでも買って…という日もありますが、毎回では破産です…。

結局ほとんど毎日おひるご飯を作っているなかで、先ほどの歌が生まれたのでした。

子どもたちに伝えるために

毎日いろいろなニュースが流れますが、最近は人種差別についてのニュースに特に関心を寄せています。
日本ではあまりなじみのないことかもしれませんが、人種に限ったことではない、あらゆる差別について考えてみると、対岸の火事とは思えません。

そして、私はどうだろう…と振り返るきっかけとなりました。
国籍や見た目、社会的な地位によって、人を判断していないだろうか。
よく考えもせず、人の悪口を言っていないだろうか。
改めて考えています。

また、子どもたちにあらゆる差別についてどう伝えたらよいのだろうと、思いを巡らせました。

アメリカ黒人の歴史について書かれた本や日本国憲法の基本的人権の部分を読み返したり、子ども向けのわかりやすい言葉で教えてくれる動画を観たりしました。

そうしていろいろ考えた末、保育士時代に学んだことに行き当たりました。
それは、
「子どもたちは大人の姿を見て学ぶ。だから、何かを直接教えなくとも、態度で示すことが大切である。」
ということです。

口頭でいくら「〇〇はいけない。」と唱えても、中身が伴わなければ子どもたちには響きません。だから、保育者が率先して、いけないと思うことをしない、反対に、よいと思うことを積極的にするといったところでしょうか。

私たち大人が、他人に対して差別的な態度をとらない、という姿勢を示すことで、子どもたちはそれを当たり前のこととして受け入れるだろうと思います。

小さなことですが、自分を律しつつ、続けていきたいと思います。

 

※イラストの無断転載はご遠慮ください。

皆さま
こんにちは。イラストレーター・絵本創作家のはっとりまりです。

もうすっかり初夏の陽気が続いていますね。
春に咲いていた花々が姿を見せなくなった代わりに、新緑がまぶしく感じられるようになりました。

赤ん坊は1歳半になりました。もう、赤ん坊というには申し訳ないくらい大きくなったので、愛称で『ティン』と呼ぶことにします。
長女は、ティンが『だーちゃん』と呼ぶので、こちらも愛称でだーちゃんと呼ばせてください。

だーちゃんの学校は、またまた休校が延びて、宿題もたくさん出ました。
学校が突然休みになったときには、「わーい!」と喜んでいただーちゃんですが、このごろは、「学校行きたいー。お友達に会いたーい。」と言っています。

だーちゃんとティンの毎日の日課は、午前中、午後1回ずつの散歩です。
公園に行ったり、友達と遊んだりできるわけでもないので、
「ティンのためについて行っているだけ。」
と言っているだーちゃんですが、暖かくなって昆虫に出会えるチャンスが増えたので、茂みに入って虫探しを楽しんでいます。
相変わらず、生き物が大好きなのです。

ティンは日課の散歩中に、ずいぶんたくさんの花や生き物の名前を覚えました。
ポピー、チューリップ、つつじ、ばら、たんぽぽ、ありんこ、ダンゴムシ、てんとう虫、ちょうちょ、すずめ、カラス、ねこ、わんわん・・・。

まだきちんと発音できないので、チューリップは、「チューパップ」、すずめは、「すすめ」、ねこは、「ねと」です。

今月は何を・・・と考えましたが、先月に引き続き、我が家で遊んだおうち遊びをご紹介します。
SNSにあげたものですが、こちらでもご紹介させてください。

人形作り

空き箱や画用紙などを使って人形を作りました。だーちゃんと2人で作っているうちにいろいろ閃いて、結果、赤毛のアンとその妹になりました。

・用意するもの

空き箱
画用紙
ハサミ
のり
両面テープ
はぎれ
リボン
モール
毛糸
ペン
色鉛筆
割り箸
など

空き箱に画用紙を貼ったら、後は好きなように作ります。
割り箸を付けたら、人形劇みたいに遊べるようになりました。

アルミホイル遊び

アルミホイルで遊びました。
ティンは、くるくる丸めたものをおままごとに使ったり、ひも状にしたアルミホイルにリングを通して、ベルトにしたりして遊びました。ベルトをつけるとなぜかテンションが上がるようで、ダンスも披露してくれました。

だーちゃんは、カチューシャやネックレスを作りました。アルミホイルを丸めたものをニードルで穴を開け、ひもを通してネックレスを作りました。
*ニードルは大人が扱ってくださいね。

・用意するもの

アルミホイル
ニードル
ひも
など

オイルパステルでお絵かき

オイルパステルで絵を描きました。
たまにはお題を決めて描いてみようということになりました。

だーちゃんからのお題は「うさぎ」、私は【にじいろのとり】というアートプロジェクトのための「緑色のとり」にしました。
子どもと一緒に絵を描くのが好きです。湧き上がってくるみたいにどんどん描いていく。ぐんぐん仕上げて何枚も描いて。すごいなぁ。

だーちゃんは途中から色鉛筆で描いていました。

いつもと違う画材で描くのも楽しいものでした。

紙コップで動物づくり

「何か作ろう」と、たいてい唐突に始まる工作遊びですが、この日は紙コップで動物を作ることになりました。

だーちゃんと私の2人で工作をする時は、大体2人とも黙々と自分の作業に没頭していて、時々お互いのやり方を話したりする感じです。
だーちゃんが作ったキリンの舌は、本当のキリンのようにベロンと動く仕掛けになっています。

・用意するもの

紙コップ
厚紙
ハサミ
両面テープ
セロテープ
モール
色鉛筆
絵具など

ハンバーグ作り

暇な午後に、ハンバーグを作ろうと思いつきました。

ティンには玉ねぎの皮むきと塩やパン粉を入れるところをお願いしましたが、やはりそれだけでは済まず・・・。
てんやわんやながらなんとかできました。

きょうだい2人がいちばん楽しめたのは、みじん切り機。紐を引っ張ると刃が回転して切れるおもちゃのような仕組みなのです。
離乳食用の小さなものなので、何度も食材を出し入れせねばなりませんでしたが、かえって何度もできたところがよかったようです。

子どもの手のひらサイズのハンバーグはかわいかったです。
とてもおいしくできました。

家族の時間

だーちゃんが小学生になると、一日のうち半分以上は離れて生活するようになったので、また毎日こんなに長く一緒にいる日が来るとは思いませんでした。

ティンにとっては、だーちゃんや夫も!ずっと家にいるこの何か月かは、貴重なものとなるでしょう。
一生のうちにそう何度もないことだと思って、今を楽しみたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。皆様も、引き続きどうぞお体に気を付けてお過ごしください。

 

※イラストの無断転載はご遠慮ください。