日本では、離乳食開始の初めての食材の定番は「お米」。
10倍粥からスタート、と指導されますよね。
初めからパクパクと食べてくれれば、あれこれと悩むことも少ないのですが、この最初の「10倍粥」から食べてくれずに悩むママ達も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが離乳食を食べ渋る原因は、食材の温度や舌触り、開始時期など様々挙げられますが、思い切ってお粥とは違う食材から試してみるのも良いかもしれません。
ここでは、海外の赤ちゃんは一体どのような食材から離乳食をスタートしているのかご紹介し、お悩みのママ達のヒントになればと思います。

お米から離乳食スタートの国は?

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日本をはじめ、お米を主食としていることが多いアジアの国々では、やはりお粥は離乳食の定番です。
身近な食材で手に入りやすく、また、お米はアレルギーを起こしにくいといわれている食材でもあり、開始時に取り入れやすいということもあります。
※勿論、お米アレルギーを発症する可能性もあるので、最初は用量を守って少しずつ与えることは必須です。

韓国、中国をはじめ、タイ、フィリピンなども離乳食のスタートはお粥だそう。
インドも初期からお粥を与えますが、スパイスやお砂糖を入れてミルクで煮たお粥をあげるそうです。
その国で食べられているお米の種類も調理方法に関係あるようですが、お粥のアレンジも国の特徴が出て面白いですね。

欧米では「ライスシリアル」という選択も

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アジア圏以外でも、お米を離乳食初期の食材に使っている国も多々あります。
欧米で定番なのは「ライスシリアル」というもの。
まだまだ日本では馴染みが無いですよね。

ライスシリアルとは、米粉に鉄分・亜鉛・DHA・カルシウム・ビタミンなどの栄養素をプラスしフレーク状にしたもので、水や母乳、粉ミルクで溶いて食べさせるもの。大体生後4ヶ月から与えられます。
母乳だけだと不足しがちな栄養素がプラスされており、かつ赤ちゃんの慣れた味である母乳やミルクも使うため取り入れやすく、アメリカやオーストラリアでは離乳食スタートの定番でもあります。

頑張ってすり潰して温度にも気を使って作った10倍粥を、思いっきり吐き出された時の気持ちを思い出すと、「こんなお手軽なものがあるの?」とびっくりしてしまう優れアイテム。
初期は水分量を多く滑らかに作り、月齢が進むに連れて水分量を少なくしていきます。
慣れてきたら、シリアルに野菜ペーストなどを加えてアレンジも可能。
とにかく、「混ぜるだけですぐに作れる」というお手軽さがママの気持ちを楽にします。

日本では主に通販で手に入りますので、離乳食作りに疲れたママは一度試してみてはいかがでしょうか。

□Gerber, DHA & Probiotic, Single Grain Rice Cereal

Gerber, DHA & Probiotic, Single Grain Rice Cereal, 8 oz (227 g) 「並行輸入品」
Gerber

※シリーズには、オートミールや米粉にリンゴやバナナを加えたものもありますが、原料は米のみを希望の時は「Single Grain Rice Cereal」を選びましょう。

□Gerber, Organic Rice Single Grain Cereal

Earth’s Best オーガニック ホールグレイン ライスシリアル(8oz x 3箱)[海外直送品]
Earth's Best

※オーガニックバージョンです

 

お米以外の食材は?

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ヨーロッパの国々では、野菜ペーストを初めての食材に選ぶことが多いです。
例えば、人参やじゃが芋、いんげん、ほうれん草、南瓜など。
ズッキーニなども勧められています。

フルーツは野菜より早く与えてしまうと、赤ちゃんが野菜を食べなくなってしまうという懸念から、野菜ペーストのステップを経た後に与えるという指導をされることが多いようです。
しかし、日本よりも市販のベビーフードの種類が多く、かつオーガニックのものも日本より比較的低価格で手に入ることが多いため、何を選ぶかはママの選択に依るところが多そうですね。

離乳食の「〜ねばならない」から少し息抜き

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いかがでしたでしょうか。
文化や食生活の違いも離乳食に反映されている様子がうかがえ、興味深いですよね。
また、愛情を込めて手作りするのも素敵ですが、海外を見渡すと割と市販のベビーフードの利用頻度が高いこともわかります。

日本で簡単に手に入る市販のベビーフードの種類はまだまだ少ないかもしれませんが、上手に活用しながらママの負担を減らしていければ良いですね。
そして、海外の離乳食事情を知ることで「次はこれを食べさせなければならない」「これを手作りしなければならない」というような呪縛を無くし、ママがリラックスして色々な選択肢を試すことが出来ますように。

お友達と一緒に遊ぶことが出来るようになってきた2歳半ごろ。
割と口が達者なタイプな娘は、お友達と遊んでいると、時々「〇〇ちゃんがオモチャ取った!」や「△△くんが順番守らない!」と告げ口をしてくるようになりました。
または、直接そのお友達のお母さんに告げ口しに行くことも…。
きっと、告げ口されるお友達のお母さんは良い気がしないでしょうし、そんな場面になると焦って「そんな告げ口ばかりするとお友達も嫌だよ」と娘を嗜めたりしていました。

このままでは、娘はお友達から鬱陶しがられて、嫌われてしまうのでは…。
けれども、このような場面でどういった対応が正解なのか分からずに困っていました。

このような場面では本当はどのような対応が良いのでしょうか。
また、告げ口をしてくる子どもの心理とは?

告げ口する子どもの心理と対応

子どもの告げ口は大体2タイプに分かれます。
それぞれのタイプと、対応について考えてみましょう。

□自分がお友達からされたことを報告するタイプ

「〇〇ちゃんがオモチャ貸してくれない」「△△くんが叩いた」
と、他の子にされたことを言いにくる場合。
その時、子どもは「慰めて欲しい」「悲しい気持ちに共感して欲しい」という気持ちで言いに来るのです。

この場合は、「そっかぁ、悲しかったね」と簡潔な言葉で気持ちに寄り添い、抱きしめてあげましょう。
子どもは、「ママは分かってくるれる、悲しかった気持ちが伝えられた」と分かると気持ちが満たされ、その後は何事も無かったように日常に戻ることが多いです。

くれぐれも、状況を把握しないまま「自分の子が酷い目にあわされた!」と相手の子どもや親を責めたり、相手を非難するような声掛けはしないようにしましょう。
冷静に子どもの言うことを聞き、判断することが大切です。

□お友達がしたことを告げ口するタイプ

「〇〇ちゃんが、さっき入っちゃいけない所に入ったんだよ」「△△くんが今日、小さい子に意地悪してた」
と、お友達の行動を報告しに来る場合。
この時、子どもは「お友達はいけないことをしているけど、私は正しいことをしている良い子でしょ」「私はお約束を守れているでしょ。だから褒めて」と、大人に認めて貰いたいという気持ちで言いに来ます。

この場合は、「へえ、そうだったんだね」と軽く受け止める程度にしましょう。
お友達の悪かった行動をわざわざ告げ口しに来ると、素直に育って欲しいのに心が捻くれてしまった子に育っているのでは、とショックを受けますが、大人から、特にママや先生から注目して欲しいためにこのように告げ口をしに来て自分を褒めて貰いたがるのは、実は子どもの自然な姿でもあります。

子どもが告げ口をしに来た時は、くれぐれも「あら、それはいけないことだよね」「そんなこと悪いよね。教えてくれてありがとう」、「〇〇ちゃんは悪いよね。でもあなたは良い子だね」といったように、同調したり、告げ口を認めるようなことを言ったり、お友達と比較して褒めるというようなことはしてはいけません。
子どもは、告げ口をしたことで「自分が認められる、褒められる、お手柄で役に立った」と勘違いをし、他人と自分を比較して自分の方が優れていると、他人を見下すようになるかもしれません。

全ては子どもの自然な姿

子どもの告げ口は「慰めて貰いたい、認めて貰いたい、褒められたい」という気持ちが根底にあると知ると、同時に「愛情が足りていないせい?」と不安になってしまうママもいるかもしれません。

けれど、そのような気持になることは人間の自然な姿、子どもの自然な姿です。
子どもの気持ちを汲みつつ、且つ同調し過ぎないことで、子どもに自然と「自分は自分、他人は他人。認められたり褒められたりするのに、そんなことをしなくても良いんだよ」ということを伝えていきましょう。

年齢と共に落ち着いてくるまで

本当に大人に伝えなければならないことと、単に自分の自尊心や欲のために告げ口することの分別がついてくると、告げ口の頻度は下がってくるといわれています。
それまで親としては頭を抱えることもあるかもしれませんが、お友達の事を見下したり、子どもが愛情を確認するためには告げ口をすることが必要だ、と思わないように対応をしていきましょう。
子どもが社会生活の中でお友達と上手に関係を築けるように、気長に見守り対応していきたいですね。

 

「ソフロロジー式分娩」という分娩方法はご存知でしょうか?
ラマーズ法などは広く知られていますが、まだソフロロジーという方法は知らない方も多いのでは?

ソフロロジー式分娩とは、フランスで発展し日本へも伝わった分娩方法です。
母親がリラックスした状態で、陣痛の痛みを「負のもの」としてではなく、赤ちゃんを迎えるための「大切な痛み」として受け入れると、痛みが少なく落ち着いた出産が出来ると言われています。

ソフロロジー式分娩は、出産前から呼吸法をトレーニングし、頑張って生まれてくる赤ちゃんに十分に酸素を送ってあげることで、赤ちゃんが出てこようとするのを手助けし、安全に出産することを目指しています。
また、呼吸法を練習することで、出産への恐怖を無くし、ポジティブな気持ちで出産に臨むことも期待できます。

ソフロロジー式での分娩方法を推奨している産院もありますが、まだ多くはありません。
けれど、実は独学でもトレーニング可能です。
ここでは、その方法についてご紹介します。

なぜリラックスしたお産が大切なのか

ではまず、なぜ出産にリラックスした状態で臨むことが大切なのでしょう?
主な理由としては下記が挙げられます。

□母体に無理な力を入れずリラックスしていれば、産道の筋肉が伸び、赤ちゃんが通りやすくなります。
反対に力み過ぎると産道の筋肉が強張り、赤ちゃんが通りにくくなるため、結果、赤ちゃんへ負担がかかってしまい、無理に産道を押し広げて通ろうとするため、出産時に会陰切開や裂傷につながります。

□母体に余計な力で負担をかけず、体力を消耗しにくくなります。
母体の体力が無くなると陣痛が弱まることもあるので、体力の消耗は避けたいところです。

□リラックスしていると鎮痛作用のあるホルモン”エンドルフィン”が分泌されやすく、陣痛の痛みを軽減してくれます。
陣痛を促進してくれる”オキシトシン”というホルモンの分泌量も多くなるため、短時間での出産につながりやすくなります。

ソフロロジー式分娩のトレーニング方法

では、ソフロロジー式の分娩方法はどのようにトレーニングすれば良いでしょうか。
主なトレーニングは、イメージトレーニングと呼吸法です。
これを妊娠中から練習し、リラックスした状態で分娩が出来る様にします。

◾️イメージトレーニング
出来れば専用の音楽を聴きながら、リラックスした状態でイメージトレーニングに臨みます。
身体の力を抜き、海の波の音や日の光などをイメージしながら、気持ちを落ち着けて音楽に身を委ねます。

そして、その状態でお腹の赤ちゃんに意識を向けます。
気持ちの良い子宮の中で、赤ちゃんが安心して生まれてくる日に向けて準備をしている様子をイメージします。
出産時に力強い陣痛で赤ちゃんが生まれてきてくれること。
陣痛は赤ちゃんが生まれてくるために、押し出してくれる大切なエネルギーであることを心に留めましょう。

▽ソフロロジー式分娩  松永 昭

◾️呼吸法
基本は、胡座の姿勢でゆっくりと鼻から息を吸い、ゆっくりと長く息を吐き出します。
横隔膜も広がるイメージでたっぷりと息を吸い、肺にも十分に酸素を入れ、蝋燭の火を静かに揺らして消すようなイメージでゆっくりと細く息を出し切ります。

しっかりと息を出し切ると、自然と息を吸うことになるので、陣痛時でもしっかりと呼吸が出来、赤ちゃんに酸素を送ることが出来ます。
また、陣痛時でも呼吸に集中することで身体に余計な力が入らず、赤ちゃんに負担をかけずに産道を通るお手伝いが出来ます。

陣痛が強まるにつれ、吐く息も力強くしていきますが、一気に出し切るのではなく、ゆっくりと出し切ることを意識しましょう。

心を落ち着けて出産に臨めるように

出産は、ママと同じく赤ちゃんも命懸けで生まれてこようとしてくれます。
そんな赤ちゃんを、ソフロロジー式分娩方法では、呼吸法やリラックスした状態を維持することで助けることが出来るのです。

この分娩方法は、トレーニングをすれば誰でもチャレンジすることが出来ます。
是非、陣痛や出産に不安や怖さを感じているのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか。

皆さんはご家庭で、子どもに「お手伝い」をしてもらっていますか?
お手伝いは教育面や発達面でもプラスだろうなと思いつつ、実際は子どもの機嫌や準備、後片付け等で余計に手間と時間が掛かりそうで、実行するのになかなか腰が重いですよね。

そこでここでは、子どものお手伝いのメリットや、取り組みやすいお手伝いについてご紹介します。

お手伝いのメリットは?何歳から出来る?

お手伝いのメリットとしては、

□親子のコミュニケーションがとれる
□責任感が生まれる
□工夫したり、考える力がつく
□自信がつく

などが挙げられます。

では、何歳ごろからお手伝いが出来るのでしょうか?
1歳頃から、ゴミをゴミ箱に捨てたり絵本やおもちゃを棚や箱に戻したりという、簡単な「お手伝い」は可能ですが、勿論子どもは「お手伝い」の意味をまだよく分かっていないでしょう。
我が家では、「お手伝い」という認識で子どもにお願いし出したのは2歳半ごろからでした。

2歳半〜3歳ごろは丁度子どもが、私が!僕が!と、何でもやりたがる時期。
家事をしている時に子どもが「自分もやりたい」と言ってきた経験はありますか?
そこで、「じゃあ、このお手伝いをお願い出来る?」ともっていけると、子どものやる気もアップ。
また、手先も大分器用になってきているので出来ることも多く、子どものやる気を損なわずいろいろなことにチャレンジ出来ます。

ここで一つ大切なことは、子どもが失敗しても、例え時間が掛かっても、出来るだけ側で見守ること。
上手く出来ずに子どもがイライラと癇癪を起こした時に、さっと手助けをする位にしましょう。
やはり最初は、子どもが途中で飽きたり、上手く出来ずに苛立ったりと、最後までやり遂げられないことも多いのですが、そんな時は無理に続けずに中断するのが良いかと思います。

また子どもが「お手伝いしたい!」という気持ちになるように、子どもの機嫌に合わせて緩くのんびりと付き合っていきましょう。

初めての「お手伝い」におすすめの3つ

では、親の負担も軽く、最初の「お手伝い」としてお願いしやすいものをご紹介します。

1. 洗濯物畳み
初めは、子どもが扱いやすいサイズの、タオルや子どもの洋服やパジャマを畳むことに挑戦してみましょう。
タオルなら簡単に2つ折るところをお願いし、続きは親がする、というように、一緒に取り組んでみると楽しい時間が過ごせます。
畳んだ洗濯物をタンスなどに仕舞うところまで出来ればよいですね。
我が家は、子どもに、自分の洋服は自分で畳み、仕舞うことを目標にしてお手伝いをしてもらっています。

2. 野菜、果物洗い
2〜3歳頃であれば、踏み台を使うとキッチンの洗い場に届くかと思います。
トマト、きゅうり、レタス、イチゴ、ぶどう等、洗いやすく、その後直ぐに食べられるものだと、自分で洗ってから食べるまで一連の流れが体験出来て、充実感が感じられるでしょう。
子どもの好きな野菜や果物だと更にやる気UPですよね。
我が家は、おやつの時間に子ども自身で果物を洗ってもらって食べています。

3. 料理の一部の工程
簡単な作業で出来る料理やお菓子作りも、子どもが楽しく出来るお手伝いの一つです。
材料は予め切っておき、入れる、混ぜるなどの簡単な作業をお願いします。
例えばポテトサラダは、じゃがいもをマッシャーでマッシュする、マヨネーズや調味料を入れる、混ぜる、などが出来ます。
バナナマフィンは、バナナを潰す、材料を混ぜる、生地を容器に入れるなど。
料理は食育にもつながり、親子で楽しく取り組めます。

「楽しむこと」が大切

いかがでしたでしょうか。
「上手く出来るようになること」はひとまず忘れ、遊びの一環として取り組める「お手伝い」を是非日常に取り入れ親子で楽しんでください。
失敗しても喧嘩をしても、親子の大切なコミュニケーションになります。

子どもの睡眠傾向は千差万別

長時間寝る子、直ぐに起きてしまう子、中々寝ない子、寝かしつけ後直ぐに寝れる子・・・。
子どもの睡眠に関しては、それこそ新生児の頃から千差万別、個性の様なものではないでしょうか。
娘は新生児の頃からあまり良く寝る方でなく、睡眠に関しては色々と試行錯誤してきました。
そんな娘が1歳半頃から2歳になるまで、週の半分は夜に激しく泣く時期がありました。
この記事ではその時期を振り返り、原因と実際に行った対処法についてご紹介したいと思います。

これは夜泣き?夜驚症?それとも他の病気なの?

娘の場合は下記の様な泣き方でした。

・入眠後、1~2時間後に突然悲鳴をあげる様に叫び、その後泣きじゃくるが目は閉じたまま。
・たまにベッドの上に立ち、パニックになった様にもがく。
・「イヤイヤー!」など、何かを叫び泣きながら走り回る。
・親が抱き上げようと身体に触れるとパニックになり暴れる。
・声掛けをしてもパニックになり一層激しく泣く。
・2週間続いた後1週間収まり、また2週間始まる、という様に定期的な周期がある。

兎に角、初めはあまりの激しさに驚きました。
身体に触れると暴れ、抱っこも危なくて出来ない。かといってそのままにしておいても一向に落ちつかず、これもまた動き回ったり暴れるので危険。途方に暮れる内にやっと1時間後に自然に収まる(疲れてウトウトし出す)のを待つだけ、という状態でした。
この様子で一番気になっていた事は、何か病気ではないか?という事。
そこで調べた結果、入眠後激しく泣くタイプには「夜泣き」と「夜驚症」の2種類があると分かりました。

□夜泣き
・睡眠の浅い時(レム睡眠時)に起きる。
・電気をつけたり、抱っこしたりトントンしたりすれば収まる場合が多い。

□夜驚症
・睡眠の深い時(ノンレム睡眠時)に起きる。
・半分眠って半分起きているという、部分的覚醒の状態。
・10分程度で収まることが多い(1時間に及ぶ場合もある)。
・朝になり目覚めると本人はパニック時の事は覚えていない。
・2歳-6歳の子どもにみられやすい。

以上の事から、娘の場合は2歳以前から症状が出始めましたが、恐らく夜驚症ではないかと思い対策を練りました。

夜驚症の原因と対策

夜驚症の原因は様々だそうですが、環境の変化や日中に受けた刺激が一因だと言われています。
とは言え、環境の変化も日中の刺激も避ける事は難しい場合が多いもの。
そこで、まずはネンネトレーニングでも言われている次の様な基本的な生活サイクルを見直し、睡眠習慣を整える事から始めました。

□生活サイクルの見直し
・朝7時起床、夜20時半-21時に就寝を目指す。
・昼寝は15時前後に目覚める様に。
・就寝前はTVや動画など刺激のあるものは見せない。
・絵本を読むなど、就寝前のルーティーンを決めて脳が寝るモードになる様にする。

そして夜驚症対策として下記の事を始めました。

□夜驚症対策
・パニックになって暴れても危険が無い様にベッド周辺を整える。
・パニックが起きたら出来るだけ早く目が覚める様に、直ぐに明かりを点けたリビングルームへ移動し、TVで“アンパンマン”や“お母さんといっしょ”の歌を流す。
・落ち着いた頃合いで水を飲ませる。

ポイントはいかに早く目覚めさせ、落ち着かせるかという事。
万が一、パニック時に怪我をしないためにも早めに落ち着かせる事が大切です。

これらの事を試した結果、娘の場合は劇的に夜驚症が無くなったという事は無く、収まった原因は自然の流れで無くなっていったといった感じです。
しかし生活サイクルを整えるのは夜驚症関係無くとても良い事ですし、対処法を心得ておくとパニック時には以前より早く落ち着きを取り戻す様になりました。

ゆっくりゆったり夜驚症に付き合える様に

幼児の夜驚症には劇的に収まる方法、というのは無い様です。
しかし調べていくうち、子どもの心の状態と密接に関係しているという記載を見つけ、日中怒り過ぎたり、自分の苛立ちが娘に伝わったのが夜驚症の原因の一端では無いかと悩みました。
また娘は繊細なタイプということもあり、娘への接し方が悪かったのでは無いか、自分は母親として正しく子どもに接する事が出来ていないのでは、と自分を責めた事もあります。

しかし考えてみると、幼児は毎日色々な世界に触れ、新しい挑戦をし、お友達との小さな小競り合いは日常茶飯事。
そしてまず、毎日穏やかにニコニコしている母親は滅多に居ないのではないでしょうか。
あまり自分を責め過ぎず、いつか終わる一過性のものだと自分に言い聞かせ、ゆったりとした気持ちで乗り切りたいですね。

子どもは乗り物に酔いやすい

皆さんのお子さんは、乗り物に酔った事がありますか?
一般的に子どもは2歳を過ぎた頃から乗り物酔いが始まりやすいと言われています。
電車や飛行機、車で急に子どもの体調が悪くなったり、吐き戻してしまって慌てたり。

子どもは様々な器官や感覚がまだ未発達のため、大人よりも乗り物酔いをしやすいのです。
子どもが辛い思いをするのは避けたいもの。
では、事前に出来る対策は何があるでしょうか。

乗り物酔いの原因

子どもが乗り物酔いをしやすい原因は、大人と比較し、まだ平衡感覚が未熟だからです。

平衡感覚とは、体のバランスを保ちながら動く際に働く機能で、これは耳の奥にある三半規管と小脳によってコントロールされています。
乗り物に乗っていると、三半規管は体が動いていないと感知しているのに対し、目からは自分の動きとは違う動きをしている周囲の様子の情報が小脳に伝えられます。
それにより感覚のズレと混乱が生じ、乗り物酔いが起こるのです。

平衡感覚が乱れると、自律神経のバランスが崩れ、吐き気や胃のむかつきなどの症状が現れます。

乗り物酔いの対策

では、どうすれば乗り物酔いが緩和されるでしょうか。
子ども用の酔い止め薬は3歳ごろから使用出来るものもありますが、ここでは薬以外の事前に対策できる方法をご紹介します。
出来るだけ平衡感覚を失わず自律神経を乱さないように下記の方法が有効とされます。

1. 十分な睡眠をとっておく。

2. 満腹や空腹時の乗車を避ける。

3. 匂い対策をする。
自家用車などの場合、窓を開けて定期的に換気し出来るだけ無臭空間に保つ。

4. 座る位置に注意する。
車やバスの場合は、タイヤの上など揺れを感じやすい場所に座るのは避け、進行方向がよく見える助手席や前方の席に座るようにする。

5. 子どもに気分転換させる。
窓の外を見たり車内で音楽をかけたり一緒に歌を歌ったりして気分転換をするのも大切です。
子どもが過去の乗り物酔いを思い出して、記憶のせいで再び気持ち悪くなってしまうのを防ぎましょう。
この時、手元を集中して見るようなゲームや読書は酔いを加速させる恐れがあるので、避けるのがベターです。

事前の対策と念のための準備で乗り越えよう

その他にも、お出かけ前には着替えやビニール袋、水などを用意して、嘔吐した時に備えましょう。
準備や対策をしっかり行い、少しでも安心して乗り物を利用出来るとよいですね。

うちの子、絵本に興味が無いみたい

「読み聞かせは大切」
「寝る前は絵本を読んで」
「子どもの感性を豊かに刺激しましょう」
子育てにおいて、絵本の大切さは生まれた時から唱えられていますよね。

けれども我が家の娘は、1歳過ぎの頃から2歳までの1年弱、絵本に興味を示さず読み聞かせは殆ど出来ていませんでした。
絵本を読もうとすると、勝手にページをめくったり、破いたり、3秒すると走り出して全く興味が無い様子。
当時、娘のお友達は絵本好きな子が沢山。
周囲と比較し、「もしかして、このまま本嫌いの子に成長するんじゃ…」と不安になったものでした。

大丈夫、理由は絵本嫌いでは無いですよ

1歳を過ぎた子どもは自我が芽生えてくると、親にもはっきりと意志を示し出します。
子どもが嫌がったり、興味が無かったりして、絵本の読み聞かせを最後まで落ち着いて出来たことが無い、という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、これは単に絵本が嫌いだから行っているだけの行為ではなく、もしかすると絵本で遊んでいるだけかもしれません。

例えば、

・ページをめくるのが待てない→ページをめくる等、指先を使うのが楽しい。早く次の絵を見たいという興味。

・ページを破る→指先を使うのが楽しい、破る感覚を楽しんで遊んでいる。

・途中で飽きて何処かへ行ってしまう→次々と色々な物に興味がある。

というように、一見ネガティブに思える行為でも、子どもにとっては絵本で楽しく遊んでいるのです。

絵本嫌いにしないために、読み聞かせ時に注意すること

では、折角の絵本への興味を無理なく読み聞かせに移行するためにはどうしたらよいでしょうか。

この時、無理に内容を聞かせようとすると、子どもはそのまま本嫌いになってしまうかもしれません。
絵本を読み聞かせする時は子どものペースに合わせて決して無理強いせず、

・内容を理解しているかテストするような質問をする

・読み終わったら感想を聞く

・読んでいる途中や読み終わった後に内容を解説する

というようなことは辞めましょう。

子どもは単純に絵本の絵や内容を楽しんでいるのです。
絵本から「道徳的なことを学ぼう」「文字を学ぼう」と思って読んでいる子どもは、恐らく居ませんよね。

親も子どもの興味やペースに合わせ、飽きたら途中でもやめる、読み飛ばしても気にしない、等、リラックスして読み聞かせにトライしましょう。
子どもがページをどんどんめくるのであれば、内容はさて置いて、絵に合わせた声掛けをするのもいいですね。

決して無理強いせず、親子で楽しむことが大切です。

どんな読み方でも、絵本と触れ合う事が大切

子どもの興味の対象も、絵本へのアプローチもそれぞれです。
他の子どもが絵本を楽しんでいるのに対し、自分の子どもがそうで無かったら親として焦ってしまうかもしれません。
けれども、そこで無理に読み聞かせを強いるのではなく、子どものペースに合わせて、今はどういう楽しみ方をしたいのかに寄り添いながら一緒に楽しんでいきましょう。

そうやって絵本と色々な形で触れ合うのを続けると、きっと素敵な刺激を子どもに与えてくれるでしょう。

何とかしたい!辛い寝苦しさ

妊娠初期から後期まで、妊娠期間中の寝苦しさに悩まされている妊婦さんは多いのではないでしょうか。
疲れているはずなのに、思う様に気持ちよく眠れないのは辛いですよね。

あれだけ襲って来た日中の睡魔は何処へやら。眠りたいけれど様々な理由で熟睡できない妊娠期。
ここでは、その原因と対処法につきシェアしていきたいと思います。

妊娠中の主な寝苦しさの原因

寝苦しさの主な原因は下記の様なものが挙げられます。

□頻尿
母体の血液量が増え、この血液を腎臓が処理する為に頻繁に尿意を感じる様になると言われています。
初期から現れる症状ですが、一旦落ち着き、再び子宮が大きくなり膀胱を圧迫し出す中期に再び再発します。

□動機や息切れ
妊娠によって増えた血液を身体中に送る為、心臓に負担がかかり動悸や息切れを感じる事があります。
又、妊娠によって出る女性ホルモンが自律神経を乱し、動悸を引き起こす事もあります。
子宮が大きくなるにつれ、心臓や血管も圧迫されることも動機や息切れの要因です。

□足のこむら返り
お腹が大きくなってくると、身体のバランスが保ち辛くなったり血流が悪くなる為、睡眠中にこむら返りが起こる事があります。
頻繁に起こると、睡眠中に何度も起きる事になり睡眠の妨げになります。

□妊娠中に増加するホルモンの影響による不安感
妊娠中にはプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌が増え、プロゲステロンが増えると不安感や気分の浮き沈みを引き起こし、エストロゲンが増えると基礎体温が低下する傾向にあると言います。
この事が、すんなりと眠りにつく事が難しくなる要因となる事があります。

寝苦しさを緩和する為に

では寝苦しさ解消にはどの様な事が有効なのでしょうか。

◾️シムス位を試してみる
大きくなってきたお腹を布団で支えられる為、圧迫感が緩和され、妊婦にとって比較的楽な体勢と言われています。
シムス位にするには、身体の左側を下にして横に寝て、右足を軽く曲げ前へ出します。
前に出した右足の下や、足同士を交差する場合は間に枕やクッションを挟むとより楽で心地良い体勢になります。

◾️寝る前は水分を控える
寝る前に水分を少し控えたり、利尿作用のある飲み物を飲まない様にしたりしましょう。

◾️日中の適度な運動
お腹が大きくなってくるに連れ、おのずと運動量も減ってきます。
日中は無理の無い適度な運動を心がけると、程よく身体が疲れて眠りにつきやすくなります。

◾️リラックスする入眠環境を整える
不安感や神経の高ぶりを和らげる為、リラックスする環境を整える事も大切です。
就寝前にリラックス効果のあるBGMを聴いたり、スマホやTV等の強い光が出るものは見ない等、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

自分に合った方法を見つけて乗り越えよう

今回ご紹介した方法の中で、自分に合った寝苦しさの緩和方法は見つかりましたか?
ただでさえマイナートラブルが多い妊娠期間中、夜に十分寝る事が出来ないのは辛いですよね。
是非色々試してみて、ご自分に合った方法を見つけて下さい。

仕切り直しで再挑戦

娘が2歳半の時に開始したものの、一度中断してしまったトイレトレーニング。
現在3歳を目前に控え、再チャレンジをすることにしました。

一度目のチャレンジの時も始め時を見計らったつもりだったのに、一体何がいけなかったのか?
もしかして、最大のキー言われる「子ども自身のやる気」を上手に引き出せなかったのでは?
改めてトイトレのモチベーションを引き出す方法について考え実践しました。

モチベーションUP対策<子ども編>

振り返ると、娘は排泄感覚はあるものの、トイレに行く事が習慣化されていない為、特に遊びに夢中になると「トイレに行くのが面倒くさい」という感じで自己申告を全くしませんでした。
そこで、トイレに行きたい、パンツを履きたいとなる様に、娘のモチベーションアップ対策として下記を用意しました。

◾️サンスター文具から発売の、台紙付き「スペシャルよくできましたシール」

数種類のキャラクターのセットがあります。
娘のお気に入りのプリキュアのセットを選び、トイレのドアに貼り、トイレが成功すれば1つ貼る様にしました。

◾️お気に入りのキャラクターのパンツを購入

トレーニングパンツではなく、娘のお気に入りのキャラクターのパンツを一緒に買いに行きました。
数枚用意しておくと、失敗して濡れた時でも「次の新しいパンツが履ける!」とやる気が削がれません。
且つ、「お姉さんパンツ」という響きにもやる気が湧く様です。

◾️パンツタイプのオムツ

娘の場合は、数回、公園遊びやお出掛け中にパンツでお漏らしをしてしまい、その度に遊びや楽しい気分が中断され「もうパンツ嫌!」と言う事がありました。
そこで便利なのが、濡れた感覚を残しつつ漏れない、パンツタイプのオムツ。
我が家は「パンパース 卒業パンツ」を用意しました。

モチベーションUP対策<親編>

親である私も、前回は定期的なトイレへの声掛けが忘れがちだったり、失敗した時の後始末の億劫さ、中々進まないトイトレへの苛立ちを感じていました。
そこで、その対策として今回は下記の事をしました。

◾️Alexaやgoogle homeなどのAIスピーカーのアラーム機能を使ってトイレの声掛け

例えば2時間毎に、時間になるとAIスピーカーが「〇〇ちゃん、トイレに行きましょう」と声掛けしてくれる様に設定すると、忘れがちな声掛けも大丈夫。
AIスピーカーがない場合は、スマホのアラーム設定を子どもの好きそうな楽しい音楽にしていると興味をそそるかもしれません。

◾️イライラしない。兎に角「焦らない」と自己暗示

「トイトレは焦らず気持ちに余裕を持って」とは分かっているつもりでも、スムーズに行かないと気持ちのコントロールが一番難しいですよね。
兎に角「トイトレは人と比べるものではない」「半年、一年掛かってもいつかは終わるから大丈夫」「オムツ外れの事で習い事や幼稚園から注意を受けても、進まないものはしょうがない」と、親自身が図太くいる場合も必要です。
焦りが苛立ちに繋がり、子どもに八つ当たりしてしまわない様にしたいものです。

◾️サイドグリップのシンプルな補助便座にして掃除をラクに

補助便座はキャラクター物など色々な種類がありますが、我が家は掃除の簡単さを第一に選びました。
使用しているリッチェルの補助便座は左右にグリップが付いているタイプで、踏ん張りにくいと言うお子さんもいるかもしれませんが、娘の場合は最初からこのタイプでしているので、特に不自由さは感じていない様です。
座らせ易いのもポイントです。

Opret 補助便座 子供用 トイレトレーニング おまる 子供用トイレット 子どもトイレ 幼児用便座 ベビー補助便座 滑り止め クッション付 取っ手付き ソフトクッション ホワイト
Opret

果たして結果は?

なんと、今回は再チャレンジから約一週間で「トイレトレーニング完了」と言える様になったかと思います。
成功までの進捗は下記の通りでした。

・1〜4日目 : 一日中オムツ着用。4日目に、ほぼ毎回、自分からトイレに行きたいと言える様になる。
ここでのポイントは、しっかり排泄感覚を覚え、自己申告する事が定着するまで次のステップに行かない、という事です。

・5〜6日目:日中は基本的にパンツで過ごす。外出時のみパンツタイプのオムツ着用。
1、2度失敗するも、直ぐにパンツに慣れてきた様子。

・7日目〜:7日目でパンツで一日中過ごす事に成功!以降、時々お漏らしで失敗するものの、成功する日は増えてきています。

又、娘の場合は、成功したらシールを貼るという事が一番やる気が起きた様です。

いかがでしたでしょうか。
トイレトレーニングは誰もが通る道かもしれませんが、その期間も労力も子どもによって其々ですね。
子どもに合った方法を色々と試しながら、気楽にトイレトレーニングを進めていきましょう。

100円均一ショップで手に入る材料で、子どもと一緒に紙皿時計を作ってみませんか?
簡単な作りで直ぐ出来るので、2、3歳の子どもでも飽きずに作れます。
自分で作ることにより、数字や時計の読み方に興味を持ってくれたら一石二鳥ですよね。
是非、お試し下さい。

用意するもの

・紙皿2枚
・モール1本
・色紙
・はさみ
・のり
・色鉛筆、又はペン

全て100円均一ショップや家にある道具で出来ます。

作り方

1. 紙皿の1つから、写真の様に時計の短針と長針を切り取り、色を塗る。
モールを中央に結び目がくる様に一つ結びにする。

2. はさみでもう一つの紙皿の中央に穴を開ける。

3. モールに時計の針を刺し、紙皿に開けた穴に通す。

4. 背面でモールを2股にを開く。

5. 最後に、紙皿に数字を書き、子どもと一緒に自由に時計を飾ってください。

子どもと一緒に自由に楽しく作ろう

この工作は、本当に短時間で簡単に出来るので、低年齢の子どもとも楽しく作れます。
針もくるくる動くので、動かしながら楽しく時間のお勉強もしてくださいね。