子どもにおやつを作ってあげたいけれど、食物アレルギーで作れるおやつの種類が少なくてお悩みのママはいませんか。

例えばプリンを作ってあげたいけど、プリンには卵や牛乳が使われているので卵アレルギーをもつお子様、乳製品アレルギーを持つお子様は、おやつにプリンはあきらめる人が多いのではないでしょうか。

今回は、食物アレルギーで悩む子どもでも美味しく食べられるおやつをご紹介します。

9月の終わりから11月の終わりはサツマイモ収穫シーズンです。旬のサツマイモを使ったサツマイモプリンを作ってみませんか。

 

通常のサツマイモプリンの作り方

材料
サツマイモ・・・今回は250g前後の大きさのサツマイモを2本使いました。
卵またはゼラチン・・・サツマイモの量で調節して下さい。今回はMからLの大きさの卵2個使いました。ゼラチンを使って作った時は5g(一袋)使いました。
牛乳または豆乳、アレルギー対応ミルク・・・サツマイモの量で調節して下さい。今回は250ml牛乳を使いました。
砂糖・・・サツマイモの甘さで調節してください。

道具
ピーラー
ボール
包丁

耐熱皿やプリンカップ

<手順>
1.サツマイモの皮をピーラーを使ってむきます。

2.皮がむけたら、サツマイモを一口サイズにきり鍋に水を入れてやわらかくなるまで茹でます。

3.やわらくなったサツマイモ、牛乳(豆乳、アレルギー対応ミルク)、卵(ゼラチン、寒天)、砂糖を加えてミキサーに入れてペースト状になるまでかき混ぜます。

4.耐熱皿に3をうつします。プリンカップやケーキを焼くお皿でも大丈夫です。

5.オーブン140度で50分焼いたら出来上がりです。

 

アレルギー対応

サツマイモプリンには、材料に卵や牛乳が使われています。卵アレルギーや牛乳アレルギーがあるお子様はサツマイモプリンは食べれないと考える人が多いと思われます。

そこで考えたのは、卵や牛乳の代わりになるものです。

卵の代わりになるものとして、ゼラチンや寒天でもプリンをかためることができます。
実際に卵を買い忘れたとき、ゼラチンを使ってサツマイモプリンを作りました。子どもはゼラチンを使ったプリンを美味しく食べてくれました。ゼラチンや寒天を使う場合、サツマイモを鍋でゆでている間にゼラチンや寒天を溶かしておきましょう。ミキサーにサツマイモ、牛乳、砂糖を入れるときに溶かしたゼラチンや寒天を入れてミキサーにかけましょう。

牛乳の代わりになるものとして、豆乳、アレルギー対応ミルクを使って作りましょう。
豆乳を使っても美味しくプリンを作ることが出来ました。また、アレルギーに対応した粉ミルクもあります。長女が1歳になったころ、乳製品のアレルギーで悩む親子とプリンのお話をしていたことがあるのですが、牛乳の代わりにアレルギー対応したミルクを使ってプリンを作って子どもに食べせてると言っていました。牛乳アレルギーの子どもは、作ったプリンを大変喜んで食べてくれると言っていました。

以前コラムでご紹介した『サツマイモがスイートポテトに大変身』で紹介したスイートポテトは、今回紹介したサツマイモプリンと同じように卵や牛乳が使われています。

スイートポテトも同じように牛乳を使うのではなくアレルギー対応ミルクを使って作ることができます。

子どもがアレルギーだからスイートポテトやサツマイモプリンは駄目と考えるのではなく、卵に変わるゼラチンや寒天、牛乳に変わる豆乳やアレルギー対応ミルクを用いて、アレルギーの子どもでも食べれるように作ってみてはどうでしょうか。
卵に変わるのもや牛乳に変わるのもを用いることで、市販品は食べられなくても手作りなら食べることができるようになります。

ほんのひと工夫で食べられないおやつが、食べられるおやつに変わります。

子どもが喜ぶおや作ってみてください。きっとお菓子作りの幅が広がりますよ。

『大きな栗の木の下で』よく子どもが歌う、手遊びをするなど皆さんも1度は聞いたこと、見たことががあるのではないでしょうか。

私が子どものころ、母がよく童謡のテープをかけていて、この歌を聞いて歌う、踊るなどの遊びをしていました。また、長女や次女も『大きな栗の木の下で』を幼稚園で歌ったり、手遊びをしていました。
しかし、幼稚園では1番しか歌わないみたいです。あまり知られていないのですが、実は『大きな栗の木の下で』には2番、3番があるのです。

本日は童謡『大きな栗の木の下で』についてお話したいと思います。

 

大きな栗の木の下でポピュラーな1番

『大きな栗の木の下で』は、原曲が英題『Under the spreading chestnut tree』で、イギリス民謡をもとにした童謡で作詞者・作曲者ともに不詳です。

『Under the Spreading chestnut Tree』
原曲1番
Under the spreading chestnut tree.
There we sit both you and me.
Oh how happy we will be.
Under the spreading chestnut tree.


大きな(広がる)栗の木の下で
あなたと私でそこに座りましょう
私たちはなんて幸せなんだろう
大きな(広がる)栗の木の下で

『大きな栗の木の下で』
1番
大きな栗の木の下で
あなたとわたし
仲よく遊びましょうまたは楽しく遊びましょう
大きな栗の木の下で

『大きな栗の木の下で』の1番は、原曲の英語がもとになっています。
仲よく遊びましょうと楽しく遊びましょうの2種類の歌詞があるのは、Happyの解釈の違いかなと思われます。

 

『大きな栗の木の下で』2番と3番

2番・3番が歌われるようになったのは、戦後にGHQの人々が歌っていた曲を聞き伝えで歌い出したことがきっかけです。
また、NHKの歌のお兄さんが歌ったことによって広まった2番3番は、1番をつくった人と別々の人が作ったと言われています。

『Under the Spreading Chesnut Tree』
原曲2番
Under the spreading chestnut tree.
Where I knelt upon my knee.
We were as happy as could be.
Under the spreading chestnut tree.


大きな(広がる)栗の木の下で
この場所でひざまづくことで
わたしたちは最高の幸せでした
大きな(広がる)栗の木の下で

『大きな栗の木の下で』
2番
大きな栗の木の下で
お話しましょう
みんなで輪になって
大きな栗の木の下で

3番
大きな栗の木の下で
大きな夢を
大きく育てましょう
大きな栗の木の下で

原曲でも2番がありますがあまり知られてませんね。『Under the Spreading chestnut Tree』の原曲2番をを訳すと、『大きな栗の木の下で』の2番、3番と大きく歌詞が異なることがわかります。
原曲3番は私が捜した限りでは見つかりませんでした。『大きな栗の木の下で』の2番、3番は日本語オリジナルバージョンのように私は思えます。

 

『大きな栗の木の下で』の歌詞は替え歌がたくさんある

『大きな栗の木の下で』は、いろいろな歌詞があります。例えば、小さな栗の木の下で、大きなりんごの木の下で、大きな樫の木の下で、大きな柿の木の下でなどです。子どもと手遊びをするときに替え歌がよく用いられています。英語版の『Under the Spreading chestnut Tree』にも、coconut Tree(ココナッツ トゥリー)の歌詞があります。

 

『大きな栗の木の下で』の魅力

1.手遊びや体を使って表現するなどして楽しく遊ぶことができる
『大きな栗の木の下で』は歌詞の種類がたくさんあります。歌詞に合わせて手遊びや体を使って表現して遊ぶのは楽しそうです。

2.英語の勉強になる
『大きな栗の木の下で』の英語版『Under the Spreading chestnut Tree』があります。文法や本を読むだけでは面白くない英語も、歌を通して覚えると楽しいかもしれません。

3.歌詞の内容を絵で描くことが簡単で楽しそう
『大きな栗の木の下で』の歌詞を聴きながら、子どもと一緒に絵にしてみるのは楽しいかもしれません。子どもの表現力や想像力を育てるのに良さそうです。
例えば、1番の歌詞から、大きな栗の木の下で子どもが楽しく遊ぶ絵が想像できます。大きな栗の木の下で仲よく遊ぶ人が、大人なのか子どもなのか、男性か女性か考えは人それぞれです。人それぞれなので大きな栗の木の下での1番の歌詞だけでたくさんの種類の絵が生まれそうです。

子どもと一緒に『大きな栗の木の下で』を歌ってみよう

私は子どもと一緒にYou Tubeを流しながら2番、3番を歌ってみました。3番まで歌われているYou Tubeは少ないです。
2番の歌詞お話ししましょうみんなで輪になってという歌詞は、現代人に必要な歌詞に思えますし、3番の歌詞大きな夢を大きく育てましょうは、子どもの夢実現のために親は子どもの夢を大きく育ててあげたいですね。とても素敵な歌詞です。

このYou Tubeでは1番の歌詞の表示が仲よく遊びましょうになっていますが、歌っている人は楽しく遊びましょうと歌っています。

2番、3番を歌った時、長女は2番3番を覚えて遊びたかったらしく、歌詞を書いてと言ってきました。その後、長女と次女はYou Tubeを見ながら体全身を使って歌詞の内容を表現して遊んでいました。
想像力が育つといいですね。

今回、童謡の『大きな栗の木の下で』を紹介しました。1番だけではなく2番3番を歌う、英語版を歌う、手遊びする、想像して絵を描くなど、子どもと一緒にしてみてどうでしょうか。きっと楽しい時間や新しい遊び方の発見があるはずです。

秋の遠足で収穫してきたサツマイモ。

我が家の秋の食卓は、毎日のようにサツマイモを使った料理が並びます。
今回は料理が苦手なママ、仕事が忙しくてあまり料理の時間がとれないママでも短時間でできる、子どもがお手伝いをしやすい、美味しいサツマイモ料理、ふかし芋について話したいと思います。

ふかし芋の作り方

<材料>
サツマイモ

<道具>
炊飯ジャー

<作り方>
1.まずサツマイモを水で良く洗います。芋ほりで収穫してきたサツマイモの場合は泥をよく落としましょう。
2.炊飯ジャーにサツマイモを入れ、サツマイモの半分がひたるぐらいに水を入れます。
3.あとは炊飯器の蓋をして、ボタンを押して待つだけです。

洗う、入れる、ボタンを押すだけなので、料理が苦手なママや忙しいママが時間をかけずに、簡単にできる料理の1つです。
洗う、入れる、ボタンを押すだけなので、小学校低学年、幼稚園保育園児子どもにお手伝いをしてもらうのに、ふかし芋づくりはとても良いお手伝いになります。

ご飯の一品やおやつの一品に

忙しくてご飯を作る時間を短くしたい、もう1品ご飯を増やしたい時に簡単にできるふかし芋が良いでしょう。
子どものおやつにもふかし芋は栄養満点なおやつです。

ふかし芋づくりで子どもにお手伝いをさせてみよう

子どもにお手伝いさせることは、自己肯定感を育てる、自分で考える力を身につけさせる、責任感を持つなど、自立につながる面で大きな役割を果たします。
しかし、ママは料理以外にも洗濯や掃除などの家事で忙しくて、短時間でたくさんのことをしなければいけません。

子どもは家事に慣れていないため、親が思うようにお手伝いをしてくれません。なので、子どもにお手伝いをしてもらうことが手間だと思う親御さんが多いことが現状です。

ふかし芋づくりのお手伝いは洗う、入れる、ボタンを押すだけなので子どもがやりやすいお手伝いであると私は考えています。

まず、ふかし芋を作るのにサツマイモを洗う作業が必要です。芋ほりで収穫してきたサツマイモを使うので、サツマイモについた泥をきれいに落とさなければいけません。サツマイモを洗っている間、土のにおいをかぐ、固まって落としにくい泥に悪戦苦闘している様子が見られます。
私は、子どものサツマイモ洗いを見守りながら他の家事をします。子どもがサツマイモを洗い終わったら、一緒に洗ったサツマイモを炊飯ジャーに入れ、水を入れてもらいます。炊飯ジャーのボタンも子どもに押させて、あとは待つだけでふかし芋が出来上がります。

子どもは自らとってきた食材で、自分で作った料理が食卓に並ぶことに大変喜びます。お手伝いの内容も簡単なので、子どもにほぼ任せっきりにできて、ふかし芋づくりのお手伝いは大変助かっています。

時間がないときにふかし芋、ご飯の一品やおやつにふかし芋、子どもと一緒にふかし芋を合言葉にふかし芋を作ってみてはいかがでしょうか。

毎年幼稚園の秋の遠足の芋ほりで、収穫してくるサツマイモ。
サツマイモを使った食べ物、皆さんは何を思い浮かべますか?天ぷら、ふかし芋、焼き芋などいろいろな料理が頭に浮かびますね。
まさに食欲の秋です。

私はこの時期にいつも子どもとサツマイモを使って、一緒に作るおやつがあります。そのおやつはスイートポテトで子どもに大評判です。

今回は、芋ほりで収穫してきたサツマイモを使った、スイートポテトの作り方を紹介します。

 

収穫したサツマイモでスイートポテトをつくろう

<材料>
サツマイモ 1本
マーガリン 20g~30g
砂糖    20g~30g
牛乳 20ml~50ml
卵黄 つや出しのために使います。

<道具>
ボール
すりこぎ棒
オーブン
電子レンジ
耐熱皿や銀紙

<作り方手順>
1.サツマイモを1口サイズに切り、水に3分つけておきます。
2.電子レンジでサツマイモがやわらかくなるまで温めます。

3.柔らかくなったサツマイモをすりこぎ棒でペースト状になるまでつぶします。

4.サツマイモがペースト状になりましたら、牛乳、砂糖、マーガリンを加えて混ぜます。マーガリンは3でサツマイモをつぶしている間に電子レンジを使って溶かしておきましょう。

5.均等に混ざりましたら、耐熱皿や銀紙にペースト状にしたサツマイモを一口サイズにして置きます。
6.一口サイズに置いたサツマイモに卵黄をぬります。
7.オーブンで200度で20分ぐらい焼いたら出来上がります。

収穫したサツマイモの食べごろ

収穫したサツマイモはいつが食べごろでしょうか。私は他の野菜と同じく、収穫したてが一番美味しいものだと思っていました。
しかし、サツマイモの農家の人のお話では、泥のついた状態でサツマイモを、2日から1週間ぐらい干して食べると甘味が増して美味しくなると教えていただきました。だから、今では子どもが遠足で芋を持って帰ってきたらすぐ食べないで、泥のついた状態で最低2日たってから食べるようにしています。
子どもは収穫してきたサツマイモをすぐに食べようとしますが、美味しいサツマイモを食べたいなら2日から3日待とうねと、いつも説得して食べさせています。
もしくは、収穫したてのサツマイモを1本だけ選んで子どもに食べさせ、2日後2日間泥をつけておいたサツマイモを同じように料理をして子どもに食べさせて、味の比較をさせたことがありました。

味の比較
<収穫したてのサツマイモ>
パサパサしていて、美味しくないです。

<2日から1週間泥を付けた状態で干したサツマイモ>
甘くて、ホクホクしていて美味しいです。

オーブンで焼いたサツマイモの味を比べると、最も味がわかりやすいです。
美味しいサツマイモが食べたいのであれば、必ず泥をつけた状態でサツマイモを2日から1週間干してから食べてみましょう。

 

収穫したものを料理して食べるメリット

1.自分の手で食べ物を手に入れたので、食べ応えがあります。
汗水たらして手に入れただけあって、食べ物そのものに愛着がわき、苦手の食べ物でも自ら進んで食べるようになります。

2.料理する楽しみが生まれます。
1つの食材でも、料理方法は1つではありません。もし、苦手な食べ物だった場合どうすれば食べやすくなるか考えることができ、この料理法は駄目でも、別の方法の料理方では食べれらる場合があります。苦手が好きになったりします。

3.手作りおやつは栄養満点
子どもは、1度にたくさんの栄養をとることができません。しかしたくさんの栄養をとらないといけません。
だから、10時のおやつや3時のおやつの時間が必要で、その時間を利用して3度の食事だけではとることができない栄養をとります。
つまり、子どもにとってのおやつは食事の1部なのです。今回紹介したスイートポテトは子どものおやつにふさわしい、サツマイモを用いた栄養満点のおやつです。

10月から11月はサツマイモの収穫シーズンです。

芋ほりやスーパーでも安価で手に入りやすい時期であると思われます。是非、休日などの休みを利用して、子どもと一緒にスイートポテトをつくってみてはいかがでしょうか。

自閉症の兄は、人ごみの中やバス停などで何度も迷子になりました。
自閉症の子どもは健常な子どもに比べて、迷子になりやすいと言われています。なぜ自閉症の子どもは迷子になりやすいのか、当時の私の母がしていた迷子対策、現在有効な対策について、私の体験を通してお話ししたいと思います。

勝手に1人でバスに乗ってしまった兄

「お母さん。お兄ちゃんが勝手にバスに乗っていった。」

当時3歳だった私はそれを母に言うだけで必死でした。
15分ぐらい前、母と自閉症の兄、私の3人で買い物へバスに乗って行くため、家から歩いて5分ぐらいのところのバス停で待っていた時の出来事です。
そのバス停は終点で、バス停はロータリーになっていました。私はベンチに座っていて、兄はバス停にあった自転車置き場の後ろで石いじりをしていました。ふと母が忘れ物に気付き「忘れ物をした。家に取りに帰るのできちんとここで座って待っていて」と言われました。兄は隅っこの方で石いじりに集中していたので、家に忘れ物を取りに行っている間ずっと石いじりをしているし、バスはしばらく来ないだろうと母は思ったのでしょう。
今まで人ごみの中で兄が迷子になったことがあったそうですが、バス停は私、母、兄の3人だけしかいなかったので迷子にはならないと思っていたのでしょう。人ごみではないので母は油断をしたのだと考えられます。母は「ここで待っていてね」と言ったあと急ぎ足で家に忘れ物を取りに帰りました。

少ししてバスがやってきました。しばらくバスがバス停に止まっていました。私は母が「ここで待っていてね」と言っていたので、きちんとベンチに座って待っていました。
ふとその時です。自転車置き場の後ろに隠れてじっと石いじりをしていた兄が、いきなり走って出てきてバスに乗ってしまいました。バスはすぐさまドアを閉め出発してしまいました。一瞬の出来事でした。3歳だった私はバスに向かって一目散に走る兄を止めることができず、見ていることしかできませんでした。

良くないことが起き、早く母に知らせなくてはと、そればかり思っていました。母がバス停の戻ってくるまでの時間がかなり長く感じました。
ようやく、母がバス停に戻ってきたとき私は安心しましたが、母は私の報告を聞くと顔があおざめたそうです。すぐさま、母は公衆電話を使ってバス会社に電話をしました(携帯電話がなかった時代なので)。バスに乗ったバス停の名前、バスの行き先、バスが出発した時間をバス会社に伝えたそうです。
また、兄はその日名札をつけていたので、兄の名前や年齢を伝えました。名札をつけていたことが兄をはやく発見することにつながりました。
兄を発見するために母とバス会社の詳しいやりとりは覚えていませんが、最後は見知らぬ土地のバスの終点までバスに乗って兄をむかえに行ったのを覚えています。

ついつい、忘れ物に気が付いて家に帰ることがありますよね。忘れ物をして家に帰る時はめんどくさいかもしれませんが、必ず子どもと一緒に取りにかえりましょう。親が家に忘れ物を取りに帰っている間、兄が勝手に路線バスに乗っていったように大惨事になる可能性がありますよ。

 

自閉症の子どもは健常な子どもと比べて迷子になりやすい

自閉症の子どもは健常な子どもに比べて迷子になりやすい理由が5つあります。

1.自分がどこにいるのかわからなくなる
自分がどこにいるのかわからないため戻れなくなったり、目的の場所に到着できなくなってしまったりするそうです。

2.行動の切り替えが難しい
行動の切り替えが難しい子どもの場合、みんなと一緒に行動しているときにも自分が好きなことをやめられないため、みんなからはぐれてしまうことがあります。

3.衝動性があります
衝動性や多動性が強い子どもは迷子になりやすい傾向があります。興味のあるものを見つけるとすぐに向かっていってしまい、親や周りの人とはぐれてしまいます。

4.迷子になったことに本人が気づきにくい
周りに意識が向きにくいので、自分が親とはぐれてしまったことに気づかないこともあります。

5.迷子になったときに助けを求めにくい
迷子になってしまっても、周りに助けを求められない時があります。自分の気持ちを表現することが苦手なため、予期せぬ変化にうまく対応できなかったりすると、迷子であることを伝えられない子どももいます。

以上のことから自閉症の子どもは迷子になりやすいと言われています。

 

私の親がしていた兄の迷子対策

1.迷子札(名札)
私の親はかならず兄を連れてお出かけする時は、名札を兄につけていました。言葉が言えないので迷子になった時は名札を見て、警察など保護してくれた人に対応してもらっていたそうです。名札には名前以外にも、住所、電話番号、学校名などの連絡先が書いていたそうです。勝手にバスに乗っていったとき、人ごみの中で迷子になった時、名札が兄を発見するのに重要な手掛かりになりました。

2.迷子ひも
母の体調がすぐれない時でも兄は外へ出たがる人でした。無理やり家に押し込めると、どんどんと激しい音を立ててとび跳ねるので、近所から苦情がきていたことがよくありました。体調が悪くても家でじっとしていられないし、外に出ると走り回って母は常に追っかけなければいけません。体調が悪いときは走りたくなかったので兄に迷子ひもをつけて、公園のベンチで何時間もウトウトしながら過ごしたそうです。兄が走ってどこかに行こうとしてもひもでつながれています。自由にいけないので迷子になることは防止できます。

現在の自閉症の子どもに有効な迷子対策

私の母が子育てをしていたのは30年以上前の話です。現代、迷子ひもはひもを通じて子どもとつながっていられるため、確実な迷子防止になる反面、周囲の人からの目線が気になってしまいます。また、現代では迷子ひもは虐待という人もいます。
また、迷子札の場合は、迷子札に書かれた個人情報が悪用されることも考えられます。

最近は、そのようなことを考慮して、GPSなどの技術を活用した最新のサービスが数多く出ています。今の時代、自閉症の子どもの迷子対策方法、迷子になった時の対応は次のサービスを利用することが有効であると思われます。

1.GPS機能を使ったサービス
位置情報の精度がとても高くなっていることが特徴です。子どもが動いていれば、機器が動きを確認して1~2分間隔で位置を追跡します。学校や塾、家に着いて動かなくなくなると、機器は自動的にスリープモードに入ることで電池のヘリを抑えます。普段の行動とは違った行動をした場合には、自動的にアプリでお知らせしてくれます。
親はどのようなルートを通ったのか、履歴もアプリからいつでも確認ができることや、子どもが持つ端末にボタンがついていないので、子どもが誤作動する心配がない点もおすすめできます。

GPS機能を使ったサービスは、子どもだった兄の迷子対策に最もふさわしいシステムだと思います。お出かけをする時、兄がもつリックサックに入れておけば位置を追跡してくれるので、迷子になった時とても便利に思えます。

2.セキュリティ会社のサービス
セキュリティ会社の強みを活かした駆けつけサービスがあることです。このサービスも、GPSを活用して子どもの現在地が探査できます。また、子どもが持つ機器のボタンによって本人からの応答することができる、会話ができることがあります。それらの機能を活かして、反応がないなどの異常が見られた場合は、セキュリティ会社による駆けつけサービスが発動するサービスです。

駆けつけサービスが発動した場合には追加料金が発生することがあります。子どもが応答ボタンのシステムや会話ができるように操作できないなどで上手に使うことができなければ、駆けつけサービスを誤って発動させてしまう可能性もあります。

兄はおそらくかけつけボタンの意味を説明してもわかってくれないでしょう。間違えて駆け付けのボタンを押してしまう可能性があります。兄にとって少し危険なサービスかもしれません。
自閉症の症状は人それぞれです。自閉症の子どもでもある程度説明すれば駆け付けボタンの意味がわかる、ある程度会話ができる子にはこのセキュリティ会社のサービスが重要な役割を果たすかもしれません。

自閉症の子どもを連れてお出かけすることは正直大変です。しかし子どもは外に遊びに行くことが大好きです。私の親はしっかり迷子対策をしていろいろなところに連れていってくれ、私と兄は楽しい時間を過ごすことができました。

子どもが自閉症でお出かけをためらっている親御さんにこの情報が役にたってほしいと思い今回コラムで書かせていただきました。是非参考にしてみてください。

皆さんは子どもが1歳から2歳のころ、こんな経験ありませんか。

1.ママ以外の人はダメ。ママがいなくなるとギャン泣き。パパでもでもダメ。
2.児童館など、子どもが集まるところに行っても、すぐ帰ろうと母親の手をひっぱる。せっかく来たのに無理強いをすると、他のお友達に手を出し謝り倒し。
3.下の子どもが生まれるのに、いつまでも母子離れができない。
4.1歳半検診で言葉が遅いと指摘された。または歩くのが遅いと指摘されたなど。
5.保育園の1次保育に申し込もうと思ったが、パートタイムのママ中心に受け入れを行っており、リフレッシュしたいという理由だけでは断られた。

 

そんなどん底状態のときに出会ったのが『モンテッソーリ教育』

家の近所をたまたま歩いていた時に見つけた、モンテッソーリ教育の幼児教室。

パンフレットに書いてあった「2歳になったらお子様をお預かりして・・・。母子分離」のキャッチフレーズにひかれ、モンテッソーリ教育がどんな教育かより、2歳になって預かってくれるということでモンテッソーリ教育の幼児教室に見学に行くことにしました。

これが我が家のモンテッソーリ教育の始まりでした。

 

『モンテッソーリ教育』の幼児教室の特徴~スケジュール編~

写真は長女、次女の2人がモンテッソーリ教育の幼児教室に通っていた時の写真です。
私の子どもの通った幼児教室は3つのクラスに分かれていました。

1つ目のクラスは三か月から歩き始めるまで(1歳3か月頃)通うベビークラス。隔週で10時から12時の2時間です。

2つ目のクラスは歩き始めてから(1歳3か月頃)2歳まで、母子一緒に通うプレクラス。週1回ありますが、必ず毎週通わないといけないわけではありません。時間はベビークラスと同じ、10時から12時の2時間です。

3つ目のクラスは2歳から幼稚園入園まで通う、母子分離のプレクラスのです。週1回コースから週3回コースがあります。決められた曜日に毎週通います。もし、決められた曜日で都合が悪い場合は振り返ることができます。時間は10時から14時の4時間です。お弁当が必要です。

以上、3つのクラスがありました。

 

『モンテッソーリ教育』の幼児教室の特徴~プログラム編~

モンテッソーリ教育では、自由におもちゃを選択して遊ぶことを【お仕事】といいます。

我が家が体験した教室のプログラムを要約してみました。

 

☆プログラム内容

1.お仕事
自由にモンテッソーリの教材を洗濯し、手先を自由自在に動かす活動です。(全クラス)
2.サークル活動
ダンス、リトミック、絵本読み聞かせ、手遊びなど、集団で活動します。(全クラス)
3.子育て相談
子育ての悩みを先生に相談することができます。(全クラス)
4.準備
お仕事の前に、出席カードのシール張り、水筒、おしばり、タオルを決められた位置に置き1日の始まりの準備をします。
5.トイレトレーニング
お仕事前、サークル活動の前、プログラム終了後におまるか便座すわります。排泄の独立を促します。母子分離クラスになると、トレーニングパンツに履き替えてトイレトレーニングをおこないます。
6.体育遊び
サーキット・マット遊びなどで体を動かします。
7.お片付け
出席カード、タオル、水筒、おしぼりなどをかばんにしまう。もとにあったところに教材などを戻し、自然にお片付けの習慣を身につけます。
8.コップで飲む練習
コップに入った牛乳を「いただきます」の合図で飲みます。目的は、口の筋肉の運動の練習、みんなと行動を合わせる練習をおこなうためです。
9.クッキング
毎月1回は必ず行います。お菓子、おすしなど、その月にあった食べ物を作ります。2月の節分でおすし、12月クリスマスケーキなど。
10.プール
6月から7月に行います。目的は楽しく水と親しむことです。
11.お弁当
テーブルふき、ランチョウマットを敷くなど、お弁当の前の準備や一人でお弁当食べる練習をします(完食を目指す)。みんなと一緒に「いただきます」を言う練習、食べたお弁当をかばんにしまう練習をします。
12.おやつ
ゴミやお皿を片付け、みんなで楽しく食べる練習をします。

長女、次女が通ったモンテッソーリの教室の活動はこの様なプログラムで行われました。

 

『モンテッソーリ教育』に通い始めてからの親と子どもの変化

モンテッソーリの教室に通い始めてから、私たちは大きな変化がみられました。

◆長女の変化
【通う前】
・気にいらないことがあると、お友達の髪の毛を引っ張る、たたく行動が目立っていました。
・ママ以外の人は駄目で、ママがいなくなると大声で泣いていました。
・じっと椅子に座って先生のお話を聞くことが出来ず、サークル活動は拒否状態でした。
・サークル活動は常にちょろちょろと動き回ることが多いかったです。

【通い始めてから】
・お友達に手をあげる、髪を引っ張る行動が減りました。
・母子分離ができ、幼児教室についたらすぐバイバイと行ってくれるようになりました。
・サークル活動では、椅子に座って先生のお話を聞くことができるようになり、言葉も増えました。
・自分の準備ができるようになりました。

 

私の気持ちの変化
【通う前】
・自由におもちゃを選択して遊ぶ(お仕事)までの準備などのスケジュールをきっちりしすぎて、我が強い長女には厳しいかったです。
・お仕事では、長女が興味をひきやすいものばかりを置いていました。(無意識ですが面白いと思いました。)
・リフレッシュの時間が欲しい、もうすぐ次女が生まれるので長女の預け先を確保しておきたいと思っていました。

【通い始めてから】
・長女成長が想像以上でとても嬉しかったです。
・幼稚園の選択が、モンテッソーリ教育を行っている幼稚園に変わりました。
・ぜひ、次女もモンテッソーリ教育の幼児教室に通わせて、修了式に出たいと思うようになりました。

 

旦那の気持ちの変化
【通う前】
・モンテッソーリの幼児教室に通わせることに賛成でした。

【通い始めてから】
・長女賢くなったと言っていました。

 

『モンテッソーリ教育』に通い、日常生活や未来が変ったこと

モンテッソーリ教育の幼児教室でクッキングをする長女です。2歳児にはまぜる作業が楽しいみたいです。

私も家では、モンテッソーリ教育の幼児教室で教えていただいたレシピで、長女がよくクッキングするようになりました。
長女を幼児教室に通わせる前は、今日はどうやって子どもと1日を過ごそうか悩むことが多かったのですが、クッキングをきっかけに1日1日を子どもと楽しく過ごすことができるようになりました。
例えば、クッキングをするためにはいろいろと準備が必要ですよね。準備、クッキング、食べる、片づけをしていると、あっという間に1日が終わりました。

たまたま家の近くにあって通い始めたモンテッソーリの幼児教室。

最初はただ子育てのリフレッシュの目的を通わせていましたが、長女がすごく成長してくれ、幼稚園がモンテッソーリの幼稚園に入園することになりました。

もし、家の近くにモンテッソーリの幼児教室が有り、子育てに行き詰まりを感じているならば、モンテッソーリ教育の幼児教室に一度足を運んでみることをお勧めします。

新しいことが発見できますよ。

 

前期モンテッソーリ教育~1歳から3歳までの発達期に重要なこと~

皆さんは「きょうだい児」という言葉を聞いたことがありますか。

病気や障害を抱えた子どものきょうだいを 「きょうだい児」 と呼びます。
私の兄は重度の自閉症で、私はきょうだい児の一人です。きょうだい児はしょうがい児にくらべ、親から見たら手がかからないので、ついほっとらかしによくされます。
しかし、きょうだい児だって親に甘えたい時もあります。

今回はきょうだい児の1人、私の体験を通して、親に対して子どもの時に感じていたこと、親にしてもらって嬉しかったことをお話したいと思います。

きょうだい児としょうがい児を育ている方に、是非読んでほしいお話です。

兄の重度自閉症の症状

1.言葉をしゃべることができない
意思疎通は「あ-、あ-」のみでうまく伝わらりません。思う通りにならない時は、2歳児の子どもがやるように体をばたつかせます。
2.物が元通りになっていないと気が済まない
こだわりが強く喚起のためにドアを開けていても、必ずドアを閉めに行きます。わけを説明しても納得しません。
3.人とかかわりをもちたがらない
家族でむかい合ってご飯を食べているときに、目をつぶったりします。早くご飯を食べて、すぐ団らんの場をさります。
4.物事を吸収しない。
母親が何度も名前を教えても覚えません。信号機も何度も教えましたが覚えません。車に当たらなければいいとしか思っていません。
5.社会ルールがわからない
年は40歳近いのですが、子どものような振る舞いをします。私の子どもがおかし食べていると、自分がお菓子をもらえないことを納得できず、怒り出します。

 

きょうだい児(私)が親に対して思っていたこと

1.我慢することが当たり前
小学校の低学年の頃は、まだまだ宿題管理は親のサポートが必要です。しかし、親は兄のことで精いっぱいでした。
小学校の夏休みの宿題(自由研究、読書感想文、計算ドリル、漢字ドリルの管理など)を手伝ってほしくても、手伝ってといえない状況でした。夏休み明け、同級生のすぐれた作品と見るたびにすごいなと思う一方で、どうして私の作品は同級生と同じようにすごい作品が作れないのかとずっと思っていました。
音楽発表会で特別楽器がやりたくてもできませんでした。練習の仕方を親に教えてほしいと言える状況ではなかったので、正しい練習方法がわかりません。だから、いつもオーディションを受けても落ちるばかりで、鍵盤ハーモニカやリコーダーその他大勢の楽器しかできなかったです。

2.親を心配させたくない。
同級生から兄のことで冷やかされたり、からかわれたりして嫌な思いをしました。勉強もできなかってので、さらに同級生から嫌なことをされていました。
しかし、親は兄が自閉症で世間から冷たい目で見られているのに、私が冷やかしからかいで嫌な思いをしているからと言ったら、余計親の負担が増えると思いました。だから親に心配をかけたくないと思い、私が学校で嫌な思いをしていることがなかなか言えなかったのです。

3.私がしっかりしないといけない
父親の方から、兄が自閉症だから特にしっかりするようにと言われていました。
私は常にきちんとしないといけないと思っていました。学校に無遅刻で行くことは当たり前、人の顔色をうかがって動くなどです。

4.自分自身でいじめからまもる傾向
兄が自閉症でいじめられることがあったので、同級生には兄の存在を隠そうとしていることもありました。
高校生になってできた友達は校区外の友達で、お互いの家の行き来がなくなるので卒業するまでに兄の存在を知らないままにすることができました。
高校以降にできた友達には兄のことを話していません。

 

きょうだい児(私)が親からしてもらって嬉しかったこと

1.私のために時間をつくってくれとこと
中学校になって、さすがに進路に影響すると思い親は、中間試験や期末試験の試験勉強のやり方を一生懸命教えてくれたことは嬉しかったです。おかげて順位を50番以上もあげることができ、勉強嫌いだった私が勉強は出来たら面白いものだと気づくことができました。
社会科で学年1位をとったことがあるのですが、その時は親が試験期間中、毎日1時間社会科の勉強の仕方を教えてくれました。

きょうだい児は、親の想像以上に頑張っています。
もし協力者がいるならば、1日だけでも良いので協力者にしょうがい児を預けて、きょうだい児の夏休みの宿題や作品を手伝ってあげても良いと思います。しかし、しょうがい児を積極的に預かってくれる協力者は、なかなかいないことが現状です。
その場合は自治体によるかもしれませんが、リフレッシュスティなどを利用するのもよいと思います。

2.本当に辛いときは、甘えさせてくれとこと
兄のことで冷やかしや、からかいをされ登校班で学校に行くことが嫌だった時、父親が学校まで一緒に行ってくれたことは嬉しかったです。

きょうだい児は辛いことがあっても、親に心配かけたくないと思って、楽しくないのに楽しいと言ってしまいます。きょうだい児が本当に辛くて、親に助けを求めてきたとき、気にかけて甘えさせてくれることは本当に嬉しいです。
助けを求めてなくても、困ったことがあったら親はいつもあなたの見方だよと声をかけてくれることは、きょうだい児にとって精神的に救いになります。

3.さりげなく逃げ道をつくってくれたこと
やりたいことや趣味を、しっかりやらせてくれたことはよかったです。私は趣味の世界をすごい楽しんでいました。趣味をしている間は、学校で冷やかされたりからかわれていたことを忘れていました。
親友に恵まれたことも逃げ道だったかもしれません。
基本同級生は家にあがらせない親でしたが、私の親友となった人だけは家に招待していました。

きょうだい児は、無意識に自分の気持ちを抑えるようになり、親がきょうだい児に困ったことがあっら話してといっても話してくれない場合があります。相談所、フリースクールなど、きょうだい児が気軽にいける場所を何気なくつくってあげましょう。

 

きょうだい児は我慢したり、しっかりしなければいけないと思い自分を抑えます。私もその1人です。
しょうがい児のお世話で普段大変かもしれませんが、私は親が上記の3点を気を付けてくれたことが大変嬉しかったです。
親が気を付けてくれたので、私は精神的に救われたことがたくさんあったと思っています。

私の体験談が、困っているママのお役にてればと思います。

皆さんはカラオケと聞いたらどんなイメージを思い浮かべますか。

私はもちろんおもいっきり大声で歌が歌える施設を思い浮かべます。
しかし、カラオケは歌を歌う以外にママ友と子どものランチで用いる使い方があります。

 

ママ友のランチでこんな経験がありませんか?

1.子どもが大きな声を出したり泣いたりするので周りの目が気になる。
2.ランチの後、ママ同士でおしゃべりしたいのに子どもはお店の中をウロウロし始めておしゃべりどころではない。
3.子どもがご飯を食べているとき、お皿をひっくり返したりするので見張っていないと駄目、やっとママがご飯を食べれると思ったら子どもはご飯を食べ終わっているので退屈し、わざとママが嫌がることをしてくる。
4.子どもの面倒をみてばかりで、ママはご飯を食べた気になれない。

これらの悩みを解決してくれたのがカラオケルームでランチです。

 

カラオケルームランチの特徴

1.カラオケは全部屋個室
キッズルームがあるカラオケ施設もあります。施設によってはルームの中に滑り台や、子どもの遊びスペースをそなえた広いお部屋のキッズルームがあります。
子どもが走り回っても周りが気にならないし、子ども自身おもいっきり遊ぶことができます。
キッズルームの場合床がクッションになっているので、子どもが走り回って転んでも安心です。ママたちもゆっくりおしゃべりができます。

2.防音設備が充実
カラオケはもともと大声で歌う施設なので、防音設備がしっかりしています。
子どもが大声で叫ぼうが泣こうが周りが気になりません。

3.歌うことができる
カラオケには子どもアニメの曲や童謡などを歌うことができるので、歌が好きな子どもはおもいっきり歌って遊べます。
その間にママたちは楽しくおしゃべりができます。歌好きママなら子どもと一緒に歌うことができます。

4.食べ物メニューが豊富
メニューもレストランに負けないぐらい豊富に用意されています。(カラオケ店によって違いますので、事前にご確認ください)
単品、コースメニュー、パーティーメニューと多種多様で、キッズメニューもあります。

個室であることや、食べ物メニューが豊富ということで、カラオケを歌うのは嫌だけどランチで利用するのはありと考える人が増えています。
私は歌う目的でカラオケ利用するのではなく、ランチしながらゆっくりおしゃべりする目的でカラオケ利用しています。
クラシックの楽曲も選ぶことができますので、子どもがおもちゃで遊んでいるときはクラシックを流しながらおしゃべりを楽しんでいます。

ママ友とランチで初めてカラオケルームに足を運ぶ親子も少なくありません。

 

カラオケルームランチの欠点

1.ルールを守らないお客がいる
多くの年代の人が利用するので、時にはガラの悪い客に遭遇することがあります。
カラオケは、学生や会社員など幅広い年齢層の人に利用されています。ランチで使用するのは昼なので夜ほどではありませんが、酔っ払いや公のルールを守らないお客を見かけることがあります。

2.バリアフリーではない施設がある
施設によってはエレベータがない、トイレが狭い場合があります。
カラオケは本来、歌を歌う目的で作られたので、小さな子ども連れの人のことを考えられて施設が作られていない所もあり、エレベーターがない施設やトイレ狭い、トイレの数が少ないなど小さな子どもをつれて入るには厳しい場合があります。

3.事前に予約や確認が必要
施設によってはキッズルームがない、キッズルームの数が少ない場合があります。
確認や予約なしでカラオケにランチ目的で行った場合、キッズルームが空いていない、キッズルームがない場合があります。その場合、普通のカラオケルームでランチになる、またはカラオケランチを急遽取りやめになる場合があります。
普通のカラオケルームでランチをした場合、ルームそのものがたばこ臭い部屋があります。カラオケランチをするならばキッズルームがあるか、空いてるか確認や予約をしていった方が安全です。

個室で周りに気を使わない点ではカラオケランチをするには魅力的ですが、上記のように欠点もあります。
だいたい3歳までの子どもはベビーカーが必要な場合が多いので、エレベータがないことが小さな子連れママには苦痛に感じる人がいます。
小さな子どもはママと一緒にトイレに入ることが多く、狭いトイレで用をするのは大変苦痛です。防音がしっかりしている分、換気の面がいまいちの場合もありますので、上記の欠点を考慮しカラオケランチを行うことが必要です。

 

カラオケでランチをした感想

子どもが幼稚園入園前は平日のお昼にランチでカラオケを利用しました。
一番良かったのは周りに気をつかわずランチが楽しめる点です。長時間ママたちとのおしゃべりに花が咲きました。

子どもアニメの曲や童謡もあるので、子どもたちも飽きるはなく楽しめました。他のママの反応は、歌うのは嫌だけどランチ目的ならまた利用したいと言っていました。

しかし、予約せずにカラオケルームに行って使用した部屋がたばこ臭い時がありました。もし、ママ友と周りを気にせずゆっくりランチをしたいと考えている人、是非一度カラオケルームでランチをしてみてください。

きっと楽しいランチになりますよ。

朝なかなか子どもが起きてくれないでイライラすることはありませんか?

ママはご飯づくりや洗濯などの家事で大忙し。さらに、子どもを学校へ送るという大仕事。
小学校は始まりが早くて8時前後に送り出す、幼稚園の場合はバスがある場合はバス乗り場まで、バスがない場合は幼稚園まで送らなければいけません。だから、子どもがぐずぐずして起きてくれない、なかなか支度してくれなければ余計イライラが募るばかりです。

 

こんな経験ありませんか?

1.早く寝てほしいのにおもちゃなどで遊んで寝てくれない。
2.寝る時間だよと声掛けしたら、嫌だ、嫌だ言って泣き出した。
3.夜なかなか寝ないので、朝、子どもの寝起きが悪くて毎日のようにぐずぐずして怒鳴ってしまった。

私も長女が2歳半になるまではこのような経験をしました。
朝早く起きなければならない時に、なかなか起きてくれないで無理やり起こすとギャン泣き。前日に明日は行事があるので早く寝かそうとしても嫌だ、嫌だの駄々こねでした。
長女が2歳半になるまではなかなか親子ともども寝起きが悪くて、1日の開始が昼になることが何度もありました。朝から出かけることはたまにあるぐらいで、毎日ではなかったのであまり早ね早起きを気にしていませんでした。

しかし、今思えば幼稚園に入るまでに、早寝早起きの習慣をつけさせていてよかったなと思いました。

 

早ね早起きをするようになったきっかけは?

幼稚園が決まると(2歳半の時)同時にマイホームを購入をしました。そして引っ越しをして、家の中の環境が大きく変わりました。
大きな窓が東側や南側にあったので、よく朝日が家の中に入ります。たまたま寝室として使っている部屋は、東南の部屋で朝一で日が当たります。
その朝日が子どもの顔を照らすので、自然と気もちよく長女は起きるようになりました。

 

早寝早起きできるようになった間取り

前住んでいた家では、旦那が仕事の関係で夜遅く帰ってくることがあるので、東側にあるキッチンと西側の寝室の間にある扉を閉めていました。なのでなかなか朝日が入ってきませんでした。

今の家の間どりは、寝室として使っているお部屋の扉が北側にあり閉める扉は北側なので、夜旦那が仕事から帰ってきても東側の窓からの光を遮りません。
幼稚園や小学校などの学校は必ず朝早くはじまるので、子どもに少しでも快適に授業を受けてもらう、楽しく外で遊んでもらうために、なるべく朝日が当たる部屋で寝かせるようにしています。

私の旦那のように夜勤や昼から出勤が多く、朝に睡眠を必要とする人もいます。夜勤などで朝に睡眠が必要とする人を逆に朝日が当たらない部屋(西側や北側の部屋)で寝かせるようにしましょう。
朝日が当たる部屋で寝ると、なかなか寝ることができず、寝れないまま出勤になることが多いそうです。

つまり、朝日は起きるのに大きな影響を与えます。

 

早ね早起きをさせるための効果的な方法

1.朝日が当たる部屋で子どもを寝かせてみる。
朝日が当たると必ず子どもは起きます。
2.カーテンはレースのカーテンのみ、もしくはカーテンをつけない。
せっかく部屋が東側にあるのに朝日を遮るカーテンにしてしまうと朝日が入ってこないで日が当たりません。なのでレースのカーテンがおすすめです。
寝室は寝る時しか使わない、寝るときは電気をつけないなどでレースのカーテンで対応できます。レースのカーテンでも家の中丸見えになることはありません。私の家は窓からとなりの家がなくひらけているので東側にある寝室の窓にカーテンをつけてません。
3.人工的な光を当てる。
家に朝日が入る部屋がキッチンやリビングなどになっていて、寝室に朝日があたらない部屋の場合や隣の家との隙間があまりない場合は、起きてほしいと思う時間に子どもにライトを当ててみましょう。人工的な光を当てることが早起きに良い場合もあります。(当て方には充分注意してください)
4.早寝を心がける。
早起きをさせたいならまず、早寝を心がけよう。寝るのが遅いとなかなか朝は爽快に目覚めることはできません。
5.昼間は外で思いっきり子どもを遊ばせましょう。
寝てほしい時間に子どもが疲れてなければ、なかなか寝てくれないので、寝るのが遅くなってしまい朝なかなか起きてくれません。だから昼間は子どもが疲れたと言うくらい外で遊ばせてあげましょう。

 

睡眠の好循環と悪循環

朝日が当たって自然に朝早く目が覚めるため、昼間おもいっきり外で遊ぶなど活動的になり、夜自然と疲れて眠くなり自然と早く寝るようになります。

朝日や光を浴びることができなければ、なかなか起きることができず、お昼近くになって起床することがありえます。
朝が遅いため夜寝る時間になっても疲れていない、昼間より夜のほうが活動的になり自然と夜更かしするようになり寝ることが遅くなります。
寝るのが遅くなるのでだんだん早起きをすることが困難になります。

私も前の家にいたころはこのような悪循環な生活をしていました。

 

早起きするようになって良かったこと

今の家に引っ越すまでは起きるのが昼近くなる、日付が変わるころまで起きていた長女だったのですが、今の家に引っ越してきて南東の朝日があたる部屋で寝るようになっで、わずか2週間ぐらいで朝は季節関係なく、必ず7時までに爽快に目が覚め、夜7時までには必ず寝るようになりました。(今は成長して夜9時に寝るようになりました。)

おかげで、朝は子どもが起きないでイライラすることがなく、夜にママひとりの時間が増え寝る時間まで好きなことをして過ごせるようになりました。
長女が成長し今は小学生になりました。幼稚園より出かける時間で1時間早くなりましたが、幼稚園のころから早寝早起きをしていた長女なので、1時間早くなったことで寝起きが悪くなることはなく朝は自分から起きています。

次女は長女のことを何でも真似したい性格で、お姉ちゃんが起きるなら私も起きると早く起きます。今や私の家の子どもは早寝早起きをする子どもになっています。

もし子どもが夜寝なさいといってもなかなか寝てくれない、朝起きてと言ってもぐずぐずして起きてくれないなど悩みを抱えている人は、まずは睡眠が悪循環になっていないか見直してみてください。

もし悪循環になっているならば、子どもに朝日か起きてほしい時間に人工的な光をあててみてください。きっと効果があると思います。

 

小学校に入学して最初の壁になっている『和式トイレ』。

公立の小学校はいまだに洋式トイレが少ないのが現状です。

子どもたちは、家や幼稚園、保育園、施設でも洋式トイレしか使ったことが無く、多くの子が学校のトイレに苦手意識を持つそうです。
以前にくらべ和式トイレの数が少なくなりましたが、公立の小中学校はまだまだ和式トイレが多いことが現状です。

安心して子どもたちが学校で和式トイレを使えるように、お家でできる簡単・練習方法をご紹介します。

 

なぜ、和式トイレに苦手意識を持つのか考えてあげましょう。

初めて見る子も多い和式トイレ。
普段見慣れないものは、大人でも不安になりますよね。
不安要素を書き出して、具体的に対策してみましょう。

1.どの様に用を足していいかわからない。
2.座ってすることに慣れており、しゃがめない。
3.大きく穴が開いており、落ちるのではと恐怖感を覚えてします。
4.掴まるところが無く、転がり倒れてしまいそうで不安になる。

特に、日常的にしゃがむ習慣が無い子どもは、上手くしゃがめないそうです。
始めてみるものや、使用方法がわからないなか、上手くしゃがめないなどの視覚、体感的不安が苦手意識になるのではと思います。

 

お家で簡単にできる練習方法

お家のトイレは洋式トイレだから練習なんて…と諦めていませんか?

親が一緒について行って練習するにも、和式トイレを探すのも一苦労ですよね。
まずはお家で和式トイレをイメージして、楽しみながらしゃがむことから始めてみましょう。

準備は簡単!
ダンボールやマスキングテープで和式トイレを作ってみましょう。

普段遊んでいるスペースにそっと置いて、最初はママがしゃがんで見せてあげましょう。
カタチや大きさで和式トイレのイメージをさせて、見慣れさせることで恐怖感を和らげます。

そして、しゃがむことを遊びのひとつに取り入れることで、スムーズにしゃがめるようになります。

まら、本物のトイレではないので、人目を気にしないで和式トイレの練習ができます。
最初は、またぐ練習からはじめ、最終的にはパンツをおろしてまたぐ練習まで順番に焦らずやってみましょう。

 

【ママの体験談】ダンボール和式トイレを使った練習法

ママの実体験を、練習方法の順番と共にご紹介します。

1.パンツを脱がないでまたぐ練習をします。
和式トイレのお話をママ友とするたびに、和式トイレはまたぐことがわかっていない子どもがいることが判明しました。だから、私はまたぐ練習からはじめました。

2.パンツを実際脱いでまたぐ練習をします。
またぐ練習に慣れてきたら、今度はパンツを脱がして練習させました。実際、トイレをするときパンツを脱がないとできないですね。

3.パンツを途中までおろしてまたぐ練習をします。
パンツを全部脱いでいたら時間がかかりますし、脱いだパンツをトイレの中に置く場所があるとは限りません。だから、少しおろした状態で和式トイレが使えるように練習しました。

4.本物の和式トイレを使って練習をします。
段ボールの和式トイレを使って事前に練習をしておけば、本物の和式トイレの恐怖感がなくなりました。
慣れてきたところで、本物の和式トイレを使って用をする練習をしました。
最初は不安な表情でためらっていた娘も、一緒にしゃがんでみたり、個室の中で少し遊んであげたらスムーズにしゃがみ用を足してくれました。

感想

段ボールで和式トイレをつくることは馬鹿げたことかもしれませんが、いきなり本物の和式トイレで練習するよりは、子どもが和式トイレへの恐怖心がやわらぎ効果は抜群でした。
事前に練習をしておくことで、学校でストレスなくおトイレに行けたようです。

 

まとめ

もしも、和式トイレの練習に困っていたら、まずはお家で簡単に和式トイレを作ってイメージ練習させておくことがおすすめです。

恐怖心をなくし、安心できる状態と、しゃがむことへの抵抗をなくしてあげましょう。